花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターが、大人の女性の唇の色をよりきれいに見せるリップメイクのポイントを公開した。唇の色を4グループに分類し、各グループごとに口紅の色選びのポイントや使用時のコツなどを提案している。
花王メイクアップ研究所が21〜79歳の日本人女性85人の唇の色を対象に色分類を行った結果から、赤く鮮やかな「ピンク」、赤みがない「ペール」、彩度が低い「パープル」、暗い「ブラウン」の4グループに分類。ピンクは20代に多く、年代とともに減少するが、パープルは30代から出現し、年代が上がるとともに増加して70代で最も多い結果となった。ペールは20、30代では少ないが40、50代で増加し、60、70代では減少。ピンク、ペール、パープルの3グループは年代ごとの出現率に変化があったが、ブラウンは年代に関係なく一定数存在することがわかった。
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唇の色は口紅の色の仕上がりに影響し、同じ色の口紅を使っても人によって仕上がりのニュアンスが異なることから、唇の色グループごとに口紅の色選びのポイントを公開。ピンクは、赤みが強く出ることを考慮し、赤みを補正する黄色のリップベースなどで唇の色を抑えるほか、ローズ系の口紅は仕上げたい色よりもやや青みのある色、ベージュやオレンジ系の口紅は仕上げたい色よりもやや黄みのある色を選ぶと良いとした。
ペールは、赤みがなく血色が悪く見えるため、ピンクのリップベースを使用して赤みを加えるほか、仕上げたい色よりも鮮やかな色の口紅を選ぶことがポイントだ。
パープルは、彩度が低く見えることから、カバー力が高めの口紅や仕上げたい色よりもやや赤みの鮮やかな色を使用することで色味を調整できるといい、ピンクやローズ系の色は、仕上げたい色よりもやや黄みよりの色を選ぶと良いとした。
ブラウンは、口紅の発色が暗くなるため、レッド系に仕上げたい場合はより鮮やかな色、ピンク系に仕上げたい場合は黄みよりの色を選ぶと肌と唇になじみやすくなるという。
また口紅と併せて唇と同色もしくはやや暗めのリップライナーを使用することで違和感なく形を作り出し、より理想的な唇の形をデザインできることを提案した。
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(上段左から)ピンク、ペール(下段左から)パープル、ブラウン
同じ色の口紅を使った、唇の色による仕上がりの違い(イメージ)
もともとの唇(ピンクの唇の色)
口紅の仕上がり(ピンクの唇の色)
もともとの唇(ペールの唇の色)
口紅の仕上がり(ペールの唇の色)
(左)もともとの唇(右)リップライナー+口紅の仕上がり(イメージ)
もともとの唇
リップライナー後
リップライナー+口紅(イメージ)
(イメージ)
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