「アンリアレイジ（ANREALAGE）」の取締役兼COO（最高執行責任者）として、元「イッセイ ミヤケ（ISSEY MIYAKE）」代表取締役社長の永谷正勝氏が就任した。

　2003年の立ち上げから来年で20周年を迎えるアンリアレイジは、2010年から約8年間にわたりイッセイミヤケ社の舵取りを担ってきた永谷氏を9月に取締役兼COOとして招聘。経営体制の強化により、グローバルなコレクションブランドとしてさらなる発展を目指す。永谷氏は同職の就任にあたり「アンリアレイジは世界から高く評価を受けている。グローバルにビジネスを展開できるよう会社の基盤を整え、今の時代背景に合った戦略でマーケットにチャレンジしていきたい」とコメントしている。

　また、ファッションとテクノロジーの可能性を深耕するため、繊維メーカー シキボウから出資を受け入れ、業務提携すると発表した。両社は、アンリアレイジが2021年春夏コレクションでシキボウが開発した抗ウイルス加工「フルテクト」を採用したことをきっかけに、同年10月に共同プロジェクトを始動。今後の協業を更に推進する目的でアンリアレイジへの出資を決めた。出資額については非公開としているが、株式の保有比率が数％のマイノリティ出資となる。アンリアレイジのブランド価値とシキボウの技術力を相互に活用し、さらなる事業の拡大と発展を目指すとしている。

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■アンリアレイジ：公式サイト