花王が、2023年1月から新たな育児両立支援制度を導入し、取得を必須とした有給育児休暇制度を新設するほか、育児期における短時間勤務制度を拡充する。男女ともに自身の思い描くキャリアの実現に向けてより意欲高く働けるように、男女が育児を分担しながら多様な働き方を選択できる環境・風土づくりを目指す。

　今回の育児両立支援制度の新設・拡充は同社がグループ全体で取り組むDE＆I（ダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン）推進の一環として実施。男性の育児参加を当たり前にし、当事者社員とマネジメント層の性別役割分業意識を払拭すること、またフレキシブルな働き方によって、育児休職からの早期復職を可能とすることで、女性の育児期ブランクの最小化を目指す。

　完全取得必須型有給育児休暇制度は、男性の育児参加機会拡大を目的として新設。男女ともに10日間の完全取得を必須とする。また短時間勤務制度（メリーズタイム・プラス）は子の1歳4月末日まで、最大1日4時間・週3日までの勤務時間・日数の短縮が可能となり、育児期の働き方の選択肢拡大を目的としている。

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