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同棲を失敗させない6つのこと

同棲を失敗させない6つのこと

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VICE Japan

シーツを替える頻度や使い終わった皿をどれだけシンクに放置しておいても平気なのかは、人によって限度が異なる。

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By Eve Upton-Clark Translated By Nozomi Otaki

今、パートナーとの同棲を考えているあなたへ。同棲を考えているということはつまり、あなたたちは長期的な関係を維持することへの不安はあっても、すでにほぼ同棲状態で、生活費を折半することを決意したということだろう。思い切って正式に一緒に住むのは、ごく自然な次へのステップだ。

パートナーと一緒に住むメリットはたくさんある。金曜の夜の半分を恋人の家に向かう移動時間でつぶさずにすむ。パートナーが両親からクリスマスにもらったであろう高級コーヒーマシンは使い放題だし、バスや電車に乗るたびになぜかカバンから飛び出す予備の下着ともサヨナラだ。

価格が上がり続ける食品、光熱費、家賃に直面し、一緒に住む相手を見つけなければというプレッシャーは今までになく高まっている。2021年の調査では、18%のカップルが主に〈経済的〉な理由のために同棲を始めた(そして同時にロマンスは終わりを迎える)という。

2022年、新型コロナウイルス感染症のパンデミック規制終了後に物価が10%以上上昇したことを受け、英国では賃貸物件1件につき28人以上の応募がざらにある。米国では、〈Harvard Joint Center for Housing Studies〉によれば、2021年の1年間で家賃が11.6%増加し、パンデミック以前の5年前の約5倍になった。賃借人にカップルを選ぶ大家も増えていることを考えれば、同棲は誰にとっても賢い節約術といえるだろう。

確かなことはひとつ。家探しにさんざん苦労とお金をかけた挙句、一緒に住むと契約した相手に我慢ならないと気づくのは、誰だって避けたいはずだ。そこで今回は、同棲中のカップルと恋愛の専門家に、〈次のステップ〉を成功させるコツを伝授してもらった。

1. 同棲しても〈何も変わらない〉という思い込みを捨てる

「もう自分のことだけを考えるわけにはいかない」と年始から彼女と一緒に暮らし始めたマンチェスターの28歳の経営者ブラッド・トーマス(Brad Thomas)はいう。「ミルクを飲み切ったり、トイレットペーパーを使い終えたら、他のひとのことを考えないと。それからチームの一員として、コミュニケーションを大切にすること。自分の考え方を大きく変える必要がある」

退勤後に軽く飲みにいったり、夕食に友人を招待したい場合は、相手が何を求めているかを考慮に入れなければならない。食事や起床、就寝の時間、週末の計画などを、もはやひとりで決めることはできない。2人にとって何が最善かを導き出すのには時間がかかるかもしれないが、そのうち妥協点が見つかるはずだ(もしくは別れるしかない)。

「一緒に過ごす時間が増え、お互いの習慣に合わせるとなると、どうしても妥協は必要です」と恋愛コンサルタントのエリー・ターナー(Ellie Turner)は指摘する。「あらかじめ十分に話し合い、健全な境界線を定めることが大切です。後になってから習慣を変えるのは難しいので」。

相手に恋に落ちたきっかけを思い出してみて。眠っているときのキュートな寝息?それともThe 1975に夢中なこと?それがいつの日か嫌いなところに変わるかもしれない、ということを覚悟しておこう。

2. 境界線を設ける

一緒に住み始めると、思いがけないことでお互いの境界線を越えたり、怒らせたりすることもある。そのことを口に出さなければ、パートナーはあなたが仕事から帰った後にひとりの時間が必要なことや、家で打ち上げをする前に連絡してほしいということに気づかないかもしれない。

「相手を責めることなく、話し合いの中で気持ちを率直に打ち明けてください」とターナー。「もし何も話さなければ、相手への不満が募り、腹を割って話し合う方法がわからなければ、間接的に怒りや不満を表す行動に出るかもしれません」。

彼女はこう付け加える。「他人に自分と同じ生き方を押し付けることはできません。お互いを尊重し、相手にこう動いてほしいと期待するのではなく、あなたが求めていることを打ち明けましょう。防衛反応を防ぐためには、その打ち明け方にも注意が必要です」。

3. 生活費の分け方を決める

生活費の支払いに関して、今まで一度もなかったようなお金についてのケンカが勃発しても不思議ではない。忘れてはいけないのは、パートナーと一緒に住むということは個人間の契約だけでなく、金銭的な契約も関わってくるということだ。

「僕のパートナーには毎月心に余裕を持って使える額に限りがある」とトーマスは説明する。「以前の僕は一人暮らしだったから、同居すれば節約になる。だから僕が足りない部分を補ったり、家賃を多めに出すつもりだった。生活費は折半してるけど、収入の差を考慮に入れて、最終的に平等になるようにしている。例えば、僕が食事代を出したら、彼女がそのあとのスナックを買う、という感じでね」。

できれば新居の鍵を受け取る前に、家賃と生活費の分け方や共有の費用について決めておこう。財布をひとつにするのか?家具にお金をかけるのか、それとも全部IKEAでそろえるのか? 前もって予算を設定し、正直に話し合えば、お金に関する口論の悪循環を防げるはずだ。

4. 家事の分担を決める

シーツを替える頻度や使い終わった皿をどれだけシンクに放置しておいても平気なのかは、人によって限度が異なる。肝心なのは妥協とコミュニケーションだ。もしかしたら掃除機をかけるのが大好きだったり、排水溝の髪の毛の掃除に密かなスリルを覚えるひともいるかもしれない。

25歳のアビ・ハーバート(Abi Herbert)が半年前にパートナーとの同居を始めたとき、2人は前もって、一番嫌いな家事について話し合ったという。「どちらかが大嫌いでも、もう片方は大して苦痛じゃない、というものも多かった」とバーミンガム在住のPRスペシャリストは説明した。

「交代でやるのではなく、どちらかが責任をもって担当することにしたおかげで、口げんかはほとんどなくなった。今日は誰の番か忘れることが減ったし、片方の負担が増えることもないから。正直に言って、もうゴミ捨てに行かなくていいなんて本当にラッキー」。

5. ひとりの時間をつくる

同棲しているからといって、常にべったりとくっついている必要はない。誰も共依存関係になることは望んでいないだろう。たまには1日か2日友人と食事に出かけたり、別々の部屋でテレビを観て過ごそう。会えない時間が愛を育てるのだから。

「1年間遠距離だったので、一緒に住み始めたときはハネムーンみたいだった」とハーバートはいう。「最初の数ヶ月は床に寝転んでピザを食べたり、ずっと一緒にいた」。

しかし、新型コロナウイルス感染症によるロックダウンが緩和されると、ハーバートと彼女のパートナーは以前のようにひとりで過ごす時間を増やしたという。「最初は何でも一緒にしたほうがいいと思っていた。それはどう考えても健全とはいえないけどね。もう少ししたらバランスがとれる気がする」とハーバート。「そもそも私が24時間は一緒にいたくないと思うことに屈辱感を覚えるような相手とは、一緒にいられないでしょう」。

今は24時間以上パートナーと離れているのは耐えられないとしても、騙されてはいけない。トイレに行くとき以外ひとりの時間がないなら、そのうちすぐに相手に耐えられなくなるだろう。

6. 逃げ道をつくっておく

同棲を計画しているなら、今一番避けたいことは、別れの可能性を考えることだろう。残念ながら、すべての関係が時の試練(もしくは同棲の試練)に耐えられるとは限らない。さらに破局後に生活費を払えず、引っ越しできない状況に追い込まれるカップルも増えている。

「もしもの時のための貯蓄や選択肢をつくっておくことが大切です」とターナーは指摘する。「一緒に住むと決めて、賃貸契約書を読んでいるとき、何か心配なこと──例えば破棄条項がないとか、敷金や礼金が異常に高額だとか──があれば、パートナーとじっくり話し合うことが重要です」。

うまくいかなくなった場合と向き合うのは、何かと心配事の多いこのご時世には悪いことではないだろう。ロマンティックではないが、その後のストレスを減らしてくれる可能性もある。3ヶ月前に交際を始めた相手に、〈プロポーズ〉をしてみよう。ちょっとした不満が生まれたとしても、家賃半額のためなら安いものだ。

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