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繊研plus信用交換所によると、2月の全国繊維業者の倒産(負債額1000万円以上、整理・内整理含む)は25件で、前月と同件数、前年同月との比較では3件の増加となった。負債総額は56億7000万円で、前月比3.6%減、前年同月比では2.1倍となった。1月も負債総額は前年同月比2.9倍となっており、2カ月連続で2倍以上の増加となった。
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負債額10億円以上の大型倒産は2件、5億~10億円はなく、大半は少額倒産だったが、1億~3億円規模の倒産が増加し、負債総額を底上げした。
業種別では、小売商、紳士・婦人・子供服・被服製造卸がそれぞれ8件、ニット製品・洋品雑貨製造卸が6件、寝具・インテリアが2件。原因別では全て業績ジリ貧だった。
かつての業界トップクラスや一時は好調と評価されていた企業が倒産するなど「潮目」が変わりつつある。
冬物決済の繁忙期にある繊維業界では、コロナ融資や各種助成金の恩恵を得られなくなった先の倒産が多発する可能性もあるとしている。
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