「エルメス(HERMÈS)」が、レザーグッズの新工房をフランス北部のノルマンディのルヴィエに開設し、最終的に280人の雇用を創出すると発表した。
新工房は、260人のレザーグッズ職人を採用し、フランスの教育省から認可を受けている独自の研究機関「エコール・エルメス・デ・サヴォアフェール」で職人の教育を行う。修了者にはフランスの国家資格である皮革製品職業適性証(CAP)が与えられる。工房ではバッグをはじめ革小物や鞍、馬具が製造され、新しいレザーグッズの拠点となる。
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新工房は、フランスのエネルギー(E)と炭素(C)の2つの基準で新しい建物の性能を評価する基準E+C-ラベルの中で、省エネルギーの項目で最高レベルのE4を持つE4C2ラベルを取得したフランス国内初の産業用建物。照明、暖房、空調の供給は、地下深さ150mに設置された13本のプローブによる地熱エネルギーと、2300平方メートルのソーラーパネルによるソーラー発電によって自給自足するという。
設計は、建築家のリナ・ゴトメ(Lina Ghotmeh)によるもの。「未来の考古学」をテーマにデザインされ、工房の外観はエルメスのカレスカーフを想起させる四角形に、跳馬の軌跡を連想させるアーチが施された。
■エルメス:公式サイト
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