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大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロントリテイリングが、ブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングサービス「フィナンシェ(FiNANCiE)」を展開するフィナンシェに出資したと発表した。J.フロントリテイリングの広報担当者によると、金額は非公開だが「事業会社では一番大きな出資額になる」という。なお、日本経済新聞は「7億5000万円を出資した」と報じている。
フィナンシェは2019年に設立。「Empowering the next billion dreams(10億人の挑戦を応援する)」をヴィジョンに掲げ、クラウドファンディングサービスのほかにNFT事業やIEO支援事業など、トークンを活用したビジネスを展開している。
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J.フロントリテイリングは事業ポートフォリオの変革に取り組んでおり、その一環としてeスポーツのトップチームを擁するXENOZや、のコーポレートベンチャーキャピタルを通じたベンチャー企業への出資を行い、企業連携を強化している。
フィナンシェとの提携では、メタバース・web3領域におけるビジネスの開発や、eスポーツなどのファン活性化によるコミュニティビジネスの実現、地域名品の発掘・育成を支援する地方創生モデルの創出といった、トークンを活用した新たなビジネスを展開していく方針。両社の強みを掛け合わせ、新たな提供価値の共創を目指す。
なおフィナンシェはビジネス拡大に資する事業連携を目的とした資金調達を実施。J. フロントリテイリングのほかにFFGベンチャービジネスパートナーズと丸井グループも参画し、総額11億円を調達したという。
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