オルビスがクリーンビューティブランド「クリーンエンス(CLEANENCE)」を立ち上げる。第1弾商品として、洗顔料と拭き取り化粧水を揃え、7月1日に発売する。
オルビスは環境への意識が高まる中で、クリーンビューティが注目されている一方で、調査からスキンケアに取り入れている人は5%未満であると分析。加えて認知していても肌への効果や品質への安心感に懸念を抱いているという課題が浮上した。そこで同社は、肌と環境への優しさ「クリーン」と、肌への効果「サイエンス」を掛け合わせ、環境に良いもの=肌に効果的なもの、となる新ブランド、クリーンエンスを開発した。
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クリーンエンスは、「必要なものを循環させ、うるおいを巡らせる」という肌へのアプローチや、「摘果(摘花)といった不要なものを効果的なアップサイクル原料」として活用するといった方向性などによる、独自のアップサイクル理論を採用した。メインヴィジュアルにもその考えを踏襲し、分解と再構築をコンセプトに制作。女性のヴィジュアルを分解し、木の枝や花びら、廃材などと組み合わせて構成することで、ひと目では正面を向いている女性に見えるヴィジュアルを作り出した。このように、一度分解し再構築することで新たな価値を見出し、その人の持つ魅力や可能性を表現した。
第1弾アイテムの洗顔料「クリーンエンス ピュリファイング ジェントル フェイシャルソープ」(80g 税込3080円)は、固形せっけん特有の、泡立ちのなさや肌の乾燥という懸念点に対応する厳選成分を配合。クリーミーな泡立ちで肌をクリアに洗い上げる。アップサイクル原料のイチゴ花エキスやイチジク樹皮エキスが肌にうるおいを与え明るい印象へ導く。拭き取り化粧水「クリーンエンス クラリファイング トリートメント トナー」(150mL 同3850円)は、アップサイクル原料に加え、キャッサバ由来のトレハロース(保湿成分)を配合。角質のごわつきをほぐし肌をなめらかに整え、肌にうるおいとハリを与える。両製品ともにパラベン、シリコーン、合成着色料無使用。ブランド共通の香調として、ベルガモット、マジョラム、フランキンセンスをブレンドしたハーバルウッディを採用し、心と体のバランスが整うような、爽やかさと温かみを感じる香りが特徴だ。
なお、環境に配慮した持続可能な取り組みとしてアップサイクルアクセサリーを手がけるSHITURAEや、化粧品容器・パッケージの開発や製造を行う吉田コスメワークスとコラボ。廃棄予定のコスメやプラスチックから制作したアクセサリーやトレイを、旗艦店のオルビス スキンケアラウンジとブランド公式サイトで展開する。
「環境へのやさしさと効果実感を両立できるブランドとして、まずはクリーンビューティに1歩踏み出していただきたいという思いでプラスワンしやすい商品を展開。今後新アイテムの発売も検討している」(高寺藍子ブランドデザイン部 商品企画グループ クリーンエンス プロジェクトリーダー)という。
■クリーンエンス:公式ブランドサイト
Image by: クリーンエンス
クリーンエンス ピュリファイング ジェントル フェイシャルソープ
クリーンエンス クラリファイング トリートメント トナー
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