ラピーヌ 公式サイトより
婦人服ブランドを中心に展開しているラピーヌが、私的独占の禁止および公正取引の確保に関する法律違反の疑いがあることから、主要取引先の高島屋を提訴し、公正取引委員会へ申告して6月1日をもって取引を一時停止したことを発表した。
ラピーヌは1950年に大阪で創業。「ラピーヌ ブランシュ(LAPINE BLANCHE)」や「マダム ジョコンダ(MADAM JOCONDE)」といったオリジナルブランドをはじめ、「ピエール・カルダン(PIERRE CARDIN)」のライセンス事業、「スクラップブック(Scrap Book)」や「ラグライア(LAGLAIA)」といったセレクトショップを手掛けている。
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同社は高島屋と1981年3月に取引を開始し、約42年にわたり主要取引先としてビジネスを継続してきた。2021年12月、ラピーヌは出店店舗に関する契約条件変更通知を高島屋から受領。ラピーヌは、これを優越的地位の濫用にあたると判断し、高島屋に対して取引条件の是正を求めて交渉を重ねたが、高島屋が応じなかったことから5月31日をもって交渉を中断。6月1日付での取引の一時停止に至ったと説明した。ラピーヌは今後、法廷や公正取引委員会への申告を通じて公の場で交渉を重ね、一刻も早く取引の正常化が図られるよう努めるとコメントしている。
なお、ラピーヌの公式サイトからは6月2日現在、日本橋高島屋 S.C.や高島屋新宿店、玉川高島屋 S.C.、高島屋柏店、高島屋横浜店に出店していた店舗情報が全て削除されている。
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