VILOVILOに癒される平和な世界

原宿・とんちゃん通りのtHE GALLERY HARAJUKUにて、KYOTAROによる個展「VILOVILO BAA」が開催。期間は、2024年1月5日（金）～1月14日（日）まで。

tHE GALLERY HARAJUKUは、編集者・アーティストとして知られる米原康正がキュレーションするギャラリー。先日12月24日（日）までは、彫刻家・吉田孝弥による個展「GYURIMO（ギュリモ）」が開催されていた。今回個展を開催するKYOTAROは、1978年京都生まれのアーティスト。ルーツは漫画、メルヘンからインスピレーションを得ており、幼少期より漫画や絵本の挿絵、サイケデリックな絵に興味を持つ。1999年からは拠点を東京へ移し、ドローイング、ペインティング、漫画、クライアントワークなど幅広い分野で活動し、現在は再び京都を拠点に、都内を中心に精力的に展覧会を行っている。

本展では、VILOVILOと名付けられたシリーズの作品を展示。VILOVILOは2000年にKYOTAROが生み出したシリーズ。その名の通り、ビロビロとした不思議な質感でファンシーなキャラクターと世界を描く。かねてよりKYOTAROと交流がある三原康裕は、自身が手がける原宿のスニーカーショップ「MY FOOT PRODUCTS（マイ フット プロダクツ）」で、2021年にVILOVILOを復活させた展示を開催。その後、米原康正のキュレーションで2023年にもVILOVILOの大規模な展覧会を行った。

確かな目を持つ玄人たちをも魅了するVILOVILO。米原は展示作品について「（一部省略）ヴィロヴィロバーと赤ちゃんをあやすように、VILOVILOに癒されてみる。その時僕らは世界と同化している自分に気づくはずだ」とコメントを寄せている。観る人みんなを幸せにする不思議な質感のキャラクターは、2024年のアート初めにぴったり。原宿のtHE GALLERY HARAJUKUを訪れて、「VILOVILO」とともに縁起の良いスタートを切ってみては？

■概要
KYOTARO個展「VILOVILO BAA」
開催期間：2024年1月5日（金）～1月14日（日）
営業時間：11:00〜19:00
定休日：1/9（火）・1/10（水）※1/8（月・祝）は開廊
開催場所：tHE GALLERY HARAJUKU
住所：東京都渋谷区神宮前3丁目20-21　ベルウッド原宿1階-C

＞＞EDITOR’S VOICE
神宮前4丁目にある、カレーの名店「ONDEN（オンデン）」が、2023年12月28日（木）をもって閉店することを発表した。OMOHARAREALでは、原宿の名店との別れを惜しみながらも、その様子をレポート。「ONDEN」との思い出を振り返りつつ、読んでみてほしい。

Text：miwo tsuji