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6枚のルックのコラージュ

【メンズ】高感度ショップで2025年売れたブランド&2026年注目のブランド

オーラリー、ティーティーなどが選出

6枚のルックのコラージュ

 トップメゾンが戦略的に価格を引き上げる中、価格と品質のバランスに優れたブランドが支持を広げ、着実に存在感を高めた2025年。。実際に売れたブランドはどこだったのか? 伊勢丹新宿店「メンズクリエーターズ2」や阪急メンズ大阪の「ガラージュ D.エディット」など8つの高感度ショップに「2025年売れたブランド」「2026年注目のイチ押しブランド」を調査。推薦コメントと共に紹介します。<メンズ編>

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伊勢丹新宿店メンズクリエーターズ2

伊勢丹新宿店メンズ館6階に構える、グローバルな感性で最新最旬のファッションとライフスタイルを提案するフロア。独自のスタイルを究めたデザイナーやブランドによる等身大のライフスタイルを表現したゾーンと、時代を切り開く、最新のクリエーションを編集したゾーンで構成され、それぞれのゾーンと連動したポップアップスペースから新たなトレンドファッションやライフスタイルを発信している。

2025年売れたブランド:オーラリー

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「オーラリー(AURALEE)」2025年秋冬コレクション

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

 2015年春夏シーズンにデザイナーの岩井良太が設立。世界中から厳選した原料と、日本屈指の生産背景で本当に良いと思える素材を追求しており、その素材の個性を活かし、時代の気分を反映しながら、上質で洗練されつつも毎日着ることに適した服作りを目指している。特に、ニットから布帛まで素材作りから“デザイン”と考え、高い技術に裏打ちされた日本屈指の生産背景で作り込んだアイテムにこだわりを持つ。

 2017年に初の直営店を南青山に出店し、2024年11月に初のウィメンズ専門店が伊勢丹新宿店 4階にオープン。2019年にパリファッションウィークに初参加し、同年に2019年度「第37回毎日ファッション大賞」で新人賞・資生堂奨励賞を受賞し、2025年度の第42回は大賞に輝いた。また、「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」の編集者がファッション業界で最も影響力のある人物をリストアップする「BoF 500」にも選出されるなど、グローバルでも着実に認知を広げている。本企画では常連ブランドとなっている。

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立ち上がりのたびに約100人並ぶこともあり、その熱量は体感として過去最大なのではないかと感じています。上位顧客の購入が増え、シーズンをまたいで買い続けていただける継続率も高いです。これほど支持されるのは、話題性以上に、着用時の納得感があるからだと思います。素材への姿勢を積み重ねてきたことに加え、パリでの発信を本格化させて以降、2025年は「若手の注目株」という枠を越えて、世界の第一線で活躍するスターブランドの位置まで上がってきたと感じています。(伊勢丹新宿店メンズクリエーターズ2 バイヤー 椋田暁)

2026年注目のブランド:マッシモ・オスティ・スタジオ

 「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」と「ストーンアイランド(Stone Island)」の創業者であるイタリア人デザイナー、マッシモ・オスティ(Massimo Osti)の精神を受け継ぐプレミアムスポーツウェアブランド「マッシモ・オスティ・スタジオ(Massimo Osti Studio)」。オスティの「エレガンスとは、薄暗い寝室で無造作に服を選び、そのまま完璧な装いで街へ出ること」という哲学を再解釈するとともに、15世紀ルネサンス期のアトリエに根付いていた「共同体的な精神」に着想し、多様なクリエイターを関与させることで同氏の探究心を次の時代へと繋げることを目的に掲げる。「実験と革新」をキーワードに、同氏が築いたデザインレガシーを基盤にしたウェアを通じて普遍的かつ新鮮な「モダン・ワードローブ」を提案している。2025年秋冬シーズンに日本に初上陸。メンズクリエーターズでは9月に1週間、イベントを開催した

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ストーンアイランドが好調で、シーピー カンパニーも継続的にプロモーションを続ける中、店頭の空気が変わってきました。シーピー カンパニーのコーナー展開では20歳前後の若い層が自然に手に取り購入していて、オスティの文脈が世代を跨いで“新しい”ものとして機能していると感じます。なぜ新しく見えるのかを辿ると、結局はオスティのパターンワークや設計思想に行き着く。素材や染色、機能を前提に構造を組み、目的から逆算してデザインするから服の骨格が強い。だからこそ時代が変わっても再評価され続けていますし、流行を超えた“レガシー”として2026年にかけて浸透していくはずです。(伊勢丹新宿店メンズクリエーターズ2 バイヤー 椋田暁)

ガラージュ D.エディット(阪急メンズ大阪)

阪急メンズ大阪5階の自主編集売り場。「オーラリー(AURALEE)」「カサブランカ(CASABLANCA)」「ダブレット(doublet)」など多種多様な感度のブランドを国内外からセレクトしている。

2025年売れたブランド:ティーティー(T.T)

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「ティーティー(T.T)」2025年秋冬コレクション

Image by: T.T

 セントラル・セント・マーチンズのBAウィメンズウェア学科を卒業した髙橋大雅が2017年にニューヨークで立ち上げたブランド。2021年秋冬コレクションから「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」をブランドコンセプトに掲げ、メンズ主体に切り替え。「衣服は記憶を辿る装置」だとし、考古学の視点で自身のクリエイションを追求していたが、髙橋は2022年4月9日に致死性不整脈により27歳で逝去した。その後、2023年にブランド名を「ティー・ティー(T.T)」に変更し新体制に。T.Tでは、ブランド設立当初から髙橋を支えてきたチームが、今までのタイガ タカハシの核心である「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」という遺志を引き継ぎ、彼が生前蒐集した1900年初頭のアメリカやヨーロッパのヴィンテージアーカイヴを研究、失われつつある日本の伝統的な技法などを用いて、現在そして未来にも存在する衣服を発表している。

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国内外問わず注目度が高く、お取扱い2年目となった本年は、発売日にお並びいただくこともありました。既存のファンに加え、当店で初めてご覧になるお客様にも、生地の質感や縫製、空気感のあるシルエットに触れた瞬間、「これは違う」と感じていただけたことが印象的です。ティーティーのアイテムは、旧式の織機で織られた生地や天然素材を用い、デザイン自体はあくまで静かですが、着たときの佇まいに説得力がある。トレンドに左右されない普遍性と、着込むほどに表情が増す点が、商品としての強みだと感じております。「長く着たい」というお客様の言葉が自然と購買につながり、結果としてリピーターが増えていきました。直営店のある京都・祇園にも比較的アクセスしやすく、リレー的にご覧いただくお客様も多く、お取り扱いの認知拡大を実感した1年でした。(阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディット バイヤー 岸田昂大)

2026年注目のブランド:フォーチュン(Fortune W.W.D)

 2019年に設立されたフィリピンの首都マニラ発のコミュニティブランド。「固定概念に囚われることなく、異なる視点、考え方からみた衣服の可能性を探ること」をコンセプトに掲げている。全ての製品はマニラにある自社工場で製作。ブランドのシグネイチャーデザインとして5色の糸を撚って縫う「レインボーステッチ」がある。ストリート要素の強いアイテムに、あえて手仕事を感じることができる要素を混ぜることで、独自の世界観を演出する。

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2026年春夏シーズンからお取り扱いをスタートする、フィリピンのストリートシーンを牽引するブランド。ドメスティックブランドではなかなか見られないポップな色使いと、ストリート要素の強いデザインに強く引き込まれました。自社工場を持ち、職人によるハンドクラフトの空気感が随所に感じられる点も大きな魅力です。さらに、それぞれのアイテムには多くのギミックが施されており、着るたび・触れるたびに新たな発見がある非常に興味深いブランドなので、今後の展開が楽しみです。(阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディット バイヤー 岸田昂大)

アディッション アデライデ

「アデライデ」の姉妹店で、2002年に東京・表参道にオープン。「希少価値の追求、アートとの融合、ユニセックスとユーティリティ」をキーワードに、新しいムーブメントを作る独創的なブランドを提案し続けている。

2025年売れたブランド:コーディー・フィリップス(KODY PHILLIPS)

 2016年に設立。ニューヨークを拠点に活動するデザイナー コーディー・フィリップス(Kody Phillips)が、ブルックリンのスタジオで自身と妻のRyannaによって運営している。コーディーはは独学でファッションデザインを学び、すべてのアイテムのパターンは自宅の工房で手作りしている。

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ブルックリンを拠点とするストリートウェアブランドで、本国では著名なアーティストの衣装なども手掛け非常に注目されている存在です。自分達のプラットフォーム上での展開がベースでしたが、2025年1月にブランドが初めてパリで展示会を行った際に声をかけ、8月には当店で世界初のポップアップストアを開催。既視感の強いダークなストリートウェアが大量に発生する中で、彼らのデザインはカウボーイのロープやセイラー、1970年代のイブニングウェアなどアメリカのヘリテージに根付き、さらにそれがユニセックスにミックスされ独特の世界観に仕上がっている点が、2025年という大きなトレンドの変化の中で多くの方の興味を誘ったと感じます。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)

2026年注目のブランド:ニコロ・パスカレッティ(Niccolò Pasqualetti)

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「ニコロ・パスカレッティ(Niccolò Pasqualetti)」2026年春夏メンズコレクション

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

 デザイナーのニコロ・パスカレッティは1993年生まれ、イタリア出身。ヴェネツィアのIUAV大学で学び、その後ベルギー、ニューヨークの「ザ・ロウ(THE ROW)」で経験を積んだのち、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでウィメンズウェアの修士課程を修了した。その後パリの「ロエベ(LOEWE)」に在籍し、2021年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。イタリアの伝統的な仕立て技術を再解釈し、自然の中にある幾何学的な造形を取り入れながら、男性らしさ、女性らしさをあわせ持つアンビバレントなデザインが評価され、2024年には、「LVMH Young Fashion Designers Prize(LVMHプライズ)」のファイナリストに選出。現在はパリと故郷トスカーナを拠点に活動し、パリファッションウィークで継続的にショーを開催している。

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元々はウィメンズブランドで当店でも定期的に買い付けていましたが、いつも男性客からの反響を強く感じていました。今回、待望のメンズウェアを発表。ロエベやザ ロウで経験を積んだというだけあり、リラックスとハイエンドのミックスを非常に得意としています。抽象的でアーティスティックなモノづくりが特徴のデザイナーですが、今回のメンズウェアの展開にあたりミリタリーやワークといった明確なエッセンスがより強く反映され、それが彼独特のナチュラルかつ大胆なデザインセンスのフィルターを通して表現されています。決して手に取りやすいプライスではないですが、吟味された生地や加工へのこだわりが感じられるアイテム達は、トレンドという境界を越えて、まさにアート作品のような感覚で皆様の目に映ると思います。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)

リステア

2007年にフラッグシップストアを六本木・東京ミッドタウンにオープン。ブラックの巨大なコンテナをイメージしたミステリアスな外観デザインが特徴で、3フロア構成の店内ではメンズからウィメンズ、コスメ、アートまでエッジの効いたコレクションを幅広くラインナップ。近年はライフスタイル領域にも力を入れている。

2025年売れたブランド:サカイ(sacai)

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「サカイ(sacai)」2025年秋冬メンズコレクション

Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)

 デザイナーの阿部千登勢が1999年に設立。異なる素材やアイテムを組み合わせるハイブリッドなデザインが特徴で、相反する要素を解体して再構築することで横や後ろから見た時に全く別の表情を見せる立体的なシルエットを生み出す。2025年は、「アスティエ・ド・ヴィラット(ASTIER de VILLATTE)」とのコラボアイテム「ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)」とのコラボシューズが話題を集めた。

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リアルでありながらツイストの効いたデザイン、コラボレーションなど毎シーズン欠かさず発信されるトピック性、そして納得感のある価格帯により、客層を問わず全方位にアプローチできることが魅力。今年は特にレザージャケットとパンツ類が売れました。(リステア メンズバイヤー 浅野康行)

2026年注目のブランド:メゾン マルジェラ(Maison Margiela)

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「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」2026年春夏Co-edコレクション

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

 1988年にベルギー出身のマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)によって設立。「アーティザナル」コレクションをはじめ、フレグランスラインや「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)」など多くのラインを展開している。2014年から10年間メゾンをけん引してきたジョン・ガリアーノ(John Galliano)が退任新たなクリエイティブディレクターとしてグレン・マーティンス(Glenn Martens)が就任した

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グレン・マーティンスがクリエイティブディレクターに就任して初めてのシーズン。ランウェイに登場したアイコニックなアイテムも魅力ですが、よりプッシュしたいのはプレコレクション。トレンドとマルジェラらしさを抑えつつ、より上品に、そしてリアルに仕上がっています。(リステア メンズバイヤー 浅野康行)

ミッドウエスト

1976年創業。東京、名古屋、大阪の3つのエリアに店舗を出店し、世界的コレクションブランドからデザイナーズブランドまで幅広くラインナップしている。

2025年売れたブランド:ダブレット(doublet)

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「ダブレット(doublet)」2025年秋冬コレクション

Image by: doublet

 東京モード学園を卒業後、企業デザイナーを経験した井野将之が2012年にパタンナーの村上高士と共に設立。「違和感のある日常着」をコンセプトに、遊び心溢れるリアルクローズを展開している。2013年には「2013 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」プロ部門のビジネス支援デザイナーに選出され、最高位の東京都知事賞を受賞した。ユーモアのあるフリンジ風の刺繍ワークや、代表的アイテムのスカジャンなどに見られる、様々な文字やモチーフの刺繍を重ね合わせていく高度な「刺繍テクニック」が特徴。2016年には「第3回 TOKYO FASHION AWARD」を受賞し、2017年に東京コレクションで初のランウェイを発表。2018年には「LVMHヤングファッションデザイナープライズ」でグランプリに輝いた。2025年秋冬シーズンは、「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」や「アシックス(asics)」とのコラボレーションシューズなども登場した。

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ブランドのファンがしっかり付いてきているのに加えて、新規層へのリーチも年々強くなっているのが一番の要因です。発売日に目掛けて来店される方もおり、コレクションピースから小物、シューズまで幅広く動いています。特にスニーカーやバッグの認知が上がりアイコンになりつつあります。更なるファンの構築にも期待しております。(ミッドウエスト バイヤー 大澤錬)

2026年注目のブランド:マチエール・フェカル(MATIÈRES FÉCALES)

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「マチエール・フェカル(MATIÈRES FÉCALES)」2026年春夏コレクション

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

 カナダ・モントリオールを拠点に活動するハンナ・ローズ(Hannah Rose)とスティーブン・ラージ(Steven Raj)によるデザイナーデュオが手掛けるブランド。ブランド名はフランス語で「排泄物」を意味し、ファッションにおける美や規範を問い直す挑戦的な姿勢を体現。ジェンダーや美的基準を解体する実験的なアプローチを特徴とし、サイバーやアバンギャルドなシルエット、独創的なメイクアップ、そして社会的・政治的メッセージを織り込んだ作品を発表している。

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2025年秋冬シーズンより取り扱いをスタートしたブランドですが、デザイナーの影響力もあり1stシーズンから好評です。商品の面が良くクオリティーも高いので、弊社では「リック・オウエンス」の好きなお客様からも支持を得ています。またショーモデルのキャスティングも面白く発信面含めてトータルで期待しているブランドです。(ミッドウエスト バイヤー 大澤錬)

スーパー エー マーケット

トゥモローランドが運営するセレクトショップ。独自の価値観と美意識、時代感をもって、デザインや品質にこだわった商品を世界中から幅広く選定し提案している。2011年2月に1号店としてオープンした青山店のほか、ニュウマン新宿、京都高島屋S.C. T8にも店舗を出店。

2025年売れたブランド:「ティーティー(T.T)」

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「ティーティー(T.T)」2025年秋冬コレクション

Image by: T.T

 セントラル・セント・マーチンズのBAウィメンズウェア学科を卒業した髙橋大雅が、2017年にニューヨークで設立。2021年秋冬から「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」をコンセプトに掲げ、メンズ主体のコレクションへと転換した。衣服を「記憶を辿る装置」と捉え、考古学的視点から制作を続けていたが、髙橋は2022年に27歳で死去。2023年にブランド名を「ティー・ティー(T.T)」に改め、設立当初から彼を支えてきたチームが遺志を継承。生前に蒐集された20世紀初頭の欧米ヴィンテージアーカイヴや、日本の伝統技法を基に、現在と未来に向けた衣服を提案している。本企画では阪急メンズ大阪の「ガラージュ D.エディット」も「2025年売れたブランド」に選出している。

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毎シーズンPOP UPをさせていただいており、取り扱いの認知度が上がったこともあり今シーズンは特に好調でした。春夏、秋冬共に買い付けたT.Tの商品ですが共に全商品が完売しています。定番のデニムセットアップは特にお探しの方も多く、他にも墨染めや墨のペイントのアイテムなどや高単価商品のレザージャケットも好反応でした。オーセンティックなデザイン、クオリティに対してのプライスのバランスが良いこともあり国内のお客様も勿論ですが海外のお客様もお探しの方が多く、ブランドの認知度も年々上がってきているように感じます。(スーパー エー マーケット バイヤー 磯久純一)

2026年注目のブランド:William Frederick

 William Frederickは、William McNicolが2018年に創設した、米国オハイオ州クリーブランド発のアパレルブランド。デザインから製造まで全工程を地元で行い、デザイナーのスタジオに隣接する工場で小規模で丁寧なものづくりを行っている。供給元の透明性を重視し、日本やアイルランド、ベルギー、イタリアなどの生地や厳選したデッドストックを用い、ミニマルで上質、実用性のあるタイムレスな服を展開している。

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2026年春夏からスーパーエーマーケットにて展開予定のブランドです。2018年にWilliam Frederickはブランドとしてスタートしました。大量生産が多い中、目に見える範囲でのモノ作りにも惹かれました。上質で表情のある素材選びが特徴的で、リラックスしたシルエットにシンプルながら気の利いたディテールのデザインも今の気分にぴったりです。アメリカ生産のアメリカのブランドですが洗練されたヨーロッパの雰囲気をどことなく感じさせてくれます。定番のシャツを中心にジャケットとパンツを買い付けしています。まだ寒いですが春夏の入荷が楽しみです。(スーパー エー マーケット バイヤー 磯久純一)

エイチ ビューティー&ユース

ユナイテッドアローズが展開する「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のコンセプトストアで、2016年4月に南青山にオープン。コンセプトは「City Man and Woman」。「東京大人のクールな服」をテーマに掲げ、ハイエンドなスポーツ・カジュアルを軸にアイテムを提案している。

2025年売れたブランド:オーラリー(AURALEE)

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「オーラリー(AURALEE)」2025年秋冬コレクション

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

 2015年春夏シーズンにデビュー。デザイナーは1983年兵庫県神戸市生まれ、文化服装学院 II部服装科卒業の岩井良太。オリジナル素材の開発に注力し、創作の大半を生地作りに充てている。シンプルかつ上品なスタイルが支持されている。2019年にパリファッションウィークに初参加。主な受賞歴は2019年度「第37回毎日ファッション大賞」新人賞・資生堂奨励賞、2025年度「第42回毎日ファッション大賞」大賞など。伊勢丹新宿店メンズクリエーターズ2でも「2025年売れたブランド」に選出されている。

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世界的な人気を背景にエイチ ビューティー&ユースでの展開認知も高く、近場のオーラリー直営店との回遊もいい効果となっている。(エイチ ビューティー&ユース バイヤー 藤橋享平)

2026年注目のブランド:バウト(BOWTE)

 2023年春夏コレクションでデビュー。「ドゥロワー(DRAWER)」などで経験を積んだデザイナーの靱江千草が幼少期に抱いたモノ作りへの想いや、刺激を受けた音楽、アート、カルチャーなどを着想源に、テイラーメイドの技術と日本製のファブリックを用いたニュースタンダードなアイテムを提案している。エイチ ビューティー&ユースは特集記事「2023年秋冬注目ブランド」「2023年売れたブランド」のウィメンズでもバウトを選出している。

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ウィメンズで展開してきたバウト。2025年秋冬シーズンで初めて発表したメンズコレクションが好評で、来年は更に期待値が高くなっています。(エイチ ビューティー&ユース バイヤー 藤橋享平)

インターナショナルギャラリー ビームス

1981年に「ビームス(BEAMS)」からデビューし、2005年にウィメンズが加わった。国内外の期待のインディペンデントから、ハイエンドなデザイナーズまで、幅広いイメージのファッションを提案している。

2025年売れたブランド:シュタイン(ssstein)

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「シュタイン(ssstein)」2025年秋冬コレクション

Image by: ssstein

 デザイナーの浅川喜一朗が2016年に設立。クラシカルながらジェンダーレスに着用できるメイドインジャパンを追求したアイテムを製作している。2024年にヴィジュアル・アイデンティティのリニューアルの一環として「stein」から「ssstein」にブランド名を一新。世界で活躍するファッションデザイナーの輩出を目指すファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025」受賞の副賞として、2025年秋冬コレクションでは初めてパリでファッションショーを開催した。これを機に、ヨーロッパなど海外からの注目が高まっている。

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シュタインは毎年安定して支持を集めているブランドですが、2025年も非常に好調でした。パリでのランウェイ発表を経て、国内にとどまらず海外での認知も着実に高まり、インターナショナルギャラリー ビームスに来店される海外のお客様の中にも、シュタインを目当てに足を運ばれる方が増えています。シュタインの最大の魅力はパターンの完成度の高さにあると思います。体型を問わず、どなたが着用しても自然に馴染み、似合って見える。その懐の深さこそが、多くのファンを惹きつけ続けている理由ではないでしょうか。(インターナショナルギャラリー ビームス バイヤー 井上透)

2026年注目のブランド:サロン シー ルンドマン(SALON C. LUNDMAN)

 デザイナーのクリストファー・ルンドマン(Christopher Lundman)が2023年に立ち上げ。ルンドマンは、「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」や「トム フォード(TOM FORD)」などのブランドででシニアデザイナーおよびディレクターを歴任している。

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生地やパターン、そしてものづくりに対する強いこだわりが感じられるブランドです。ドレスの要素も内包しており、インターナショナルギャラリー ビームスの根幹にある「ドレス」という価値観とも通じる部分があります。また、クラシックやオーセンティックがトレンドの一要素となっている今、単なるオーセンティックに留まらず、モードへと昇華されている点も非常に注目すべきポイントです。(インターナショナルギャラリー ビームス バイヤー 井上透)

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