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バロック、アズール バイ マウジーの低迷続く 26年2月期は営業利益60%減 中国合弁解消で純利益は黒字化

「マウジー」2026年春夏展示会の様子

Image by: FASHIONSNAP

「マウジー」2026年春夏展示会の様子

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 バロックジャパンリミテッドが、2026年2月期(2025年3月〜2026年2月)の連結業績を発表した。売上高は前期比11.5%減の514億円、営業利益は同60.5%減の3億2100万円と減収、大幅な営業減益で着地。国内売上高の約30%を占める主力ブランド「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」(以下、アズール)の低迷が、好調ブランドを相殺した。村井博之社長は「(アズールは)素材の機能性向上や他社との差別化といった立て直しに鋭意着手しているが、取り組みに対して発信が追いついていない状況。改良事項をしっかり訴求し、従前以上に購入いただけるように引き続き回復に努める」と話す。

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 国内事業の売上高は前期比3.7%減の507億円。「マウジー(MOUSSY)」はデニムやコラボアイテムの好調により売上高が同3.8%増、ショッピングセンター向けの「ロデオクラウンズワイドボウル(RODEO CROWNS WIDE BOWL)」は既存店売上高が通期で同12.3%増と回復基調となっている。一方でアズールの客数減少による不振や、百貨店向けブランドの「ナゴンスタンス(någonstans)」、「エンフォルド(ENFÖLD)」が同8%減と微減だったことで前年を下回った。

 海外事業では、米国で販管費等の固定費負担を抑えきれなかったことと、主要百貨店の経営破綻による影響を受けた。なお、中国でベル・インターナショナル・ホールディングス社との中国合弁事業を2025年4月をもって解消。これに伴う持分法による投資損失の解消、関係会社株式売却益により、経常利益で3億8300万円の黒字(前期は16億円の赤字)、純利益で3億6600万円の黒字(前期は25億円の赤字)を計上している。

 また、2026年2月期を最終年度とした中期経営計画は、アズールの低迷をはじめ、ブランドごとに運営機能が分散したことによる生産性の低下や、アパレル事業に偏重した収益構造が市場環境の変化に対応しきれなかったことから、計画未達となった。

 新たに策定した中期経営計画では、2028年2月期までの2年間を「業績の回復・新規事業の創出期間」と位置付け、「筋肉質な経営体制への転換と収益性の高い新たな成長事業の創出」を目指す。軸となる「アパレル事業の業績回復」「異業種への進出」「安定的な経営基盤の整備」を掲げ、まずは2027年2月期の連結業績で、売上高で同2.9%増の529億円、営業利益で同320.9%増の13億円、純利益で同102.5%増の7億4000万円を見込む。

最終更新日:

■バロックジャパンリミテッド2026年2月期連結業績
売上高:514億円(前期比11.5%減)
営業利益:3億2100万円(同60.5%減)
純利益:3億6600万円(前期は25億円の赤字)

FASHIONSNAP 編集記者

平原麻菜実

Manami Hirahara

埼玉県出身。横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程卒業後、レコオーランドに入社。国内若手ブランド、国内メーカー、百貨店などの担当を経て、2020年にビューティチームの立ち上げに携わる。ポッドキャストやシューティング、海外コスメレビュー、フレグランス、トップ取材など幅広い観点でファッションとビューティの親和性を探る企画を進行。2025年9月より再びファッションチームに所属。映画、お笑い、ドラマ、K-POP......エンタメ中毒で万年寝不足気味。ラジオはANN派。

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