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J.フロント26年2月期、百貨店依存から転換進む パルコ7店で取扱高が過去最高を更新

 大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロント リテイリングの2026年2月期連結業績は、売上高に相当する総額売上高が前期比1.7%増の1兆2904億円と増収を確保した一方、営業利益は同15.8%減の490億円、純利益は同31.7%減の282億円と減益となった。百貨店事業の国内客による売り上げやパルコを中心としたSC(ショッピングセンター)事業が堅調に推移したが、前期に大きく伸長した免税売り上げの反動減が響いた。

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 セグメント別では、百貨店事業は総額売上高が同0.5%増の8286億円と増収を維持したが、事業利益は同9.1%減の309億円と減益。「堅調な富裕層消費や大阪・関西万博関連需要が下支えしたものの、免税売り上げは12月以降の中国人客の減少もあり、前期に対し15.3%減の1105億円で着地した」(発表資料から)。

 SC事業は渋谷パルコの大型リニューアル効果やIPコンテンツ強化が奏功し、総額売上高は同6.6%増の3547億円、事業利益は同9.9%増の140億円と増収増益を確保した。パルコ全15店の年間テナント取扱高は同6.7%増の3455億円を達成。うち、7店は過去最高額を更新し、旗艦の渋谷パルコは同15.8%増の509億円で着地した。

 J.フロントの2027年2月期は、総額売上高が同4.4%増の1兆3470億円、営業利益が同4.1%減の470億円、純利益が同2.5%増の290億円となる見通し。大丸梅田店の大型改装に伴い、百貨店事業で減益を見込む一方、SCやデベロッパー事業が成長をけん引し、全体では増収を維持する。

 百貨店や決済・金融事業のマイナス影響から、2027年2月期を最終年度とする中期経営計画で掲げた目標である事業利益560億円は520億円に引き下げた。今期は重点エリアとする名古屋でラグジュアリーモールの「ハエラ(HAERA)」が6月に開業するほか、パルコでゲームパブリッシング事業などに注力する。

最終更新日:

◾️J.フロント リテイリング
総額売上高:1兆2904億円(前期比1.7%増)
営業利益:490億円(同15.8%減)
純利益:282億円(同31.7%減)

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