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バッグチャーム型ロボット「mirumi」が日本で発売 ブランドコラボも計画

アンリアレイジともコラボしたユカイ工学が開発

 ロボティクスベンチャーのユカイ工学が、バッグチャーム型ロボット「みるみ(mirumi)」の日本展開を本格的にスタートする。4月23日の今日、全国の蔦屋書店と蔦屋家電の12店舗とオンラインストアで先行販売を開始。海外でも展開し、2026年末までに計10万台の販売を目指す。

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バッグに抱きつくみるみ
バッグに抱きつくみるみ
バッグに抱きつくみるみ
バッグに抱きつくみるみ

Image by: FASHIONSNAP

なお、モデルになった動物はいないという

 みるみは、ふわふわした毛に覆われた未知の生きもののようなデザイン性や、バッグやリュックに抱きつかせるように装着して連れ歩けるサイズ感が特徴。生きものらしく抱きつくよう、抱きつき機構を独自に開発した。毛足の長さにもこだわり、国内メーカーに依頼してカスタマイズ生産したという。

撫でても反応する Video by FASHIONSNAP

 ロボットの機能としては、乳児のしぐさをモチーフとしており、たとえば近くに人がいることをセンサーで認識すると乳児のように“チラ見”するなど、約100種の愛らしい「ふるまい」を搭載。声をかけると違う方向を向いてしまうなど、行動原理がわかりそうでわからないといった、思い通りにならない体験を敢えて取り入れているという。2時間の充電で8時間稼働。バッグだけではなく、フロアランプ、カーテン、サイドテーブルにも取り付けることができ、テーブルに置いてインテリアとしても楽しむことができる。ピンク、グレー、アイボリーの3色展開で、価格は各1万9800円。

ぬいぐるみとギフトバッグ

ギフト需要にも対応できるよう、パッケージにも力を入れたという

Image by: ユカイ工学

海外で反響大「すでに2万“匹”の行き先が決まっている」

 みるみを考案したユカイ工学は、チームラボ共同創業者の青木俊介氏が立ち上げたロボティクスベンチャーで、これまでにコミュニケーションロボット「ボッコ(BOCCO)」やしっぽのついたクッション型セラピーロボット「クーボ(Qoobo)」、指を入れるたびに違った甘噛みを体験できる「甘噛みハムハム」、温かい飲み物を冷ましてくれる猫型ロボット「猫舌ふーふー」といった製品を開発。販売台数は累計20万台に到達しようとしている。

発表会での様子

「マイクにつけてみました」と青木俊介氏

Image by: FASHIONSNAP

 製品はすべて年1回の社内コンペティションによって選ばれたアイデアが起点となっており、みるみも2024年のコンペで出た「抱きつくロボットが可愛い、持ち歩きたい」「人間の乳児の様子をロボットで再現できないか」というアイデアから生まれた。開発チームは全員女性で構成している。半年かけてアップデートを行い、昨年1月に開催された世界最大のテクノロジーの見本市「CES」では大きな反響があり、特にファッション感度の高い女性からの反応が良かったという。「以前は“ぬいぐるみは子どものもの”という反応が多かったが、ここ数年で変わった」と青木氏。当初は10代の若者をターゲットに想定していたが、大人の女性も対象に製品開発を進めた。

 昨年12月に海外で先行で行ったクラウドファンディングでは同社史上最高額となる8000万円に近い予約注文を獲得。半分弱が米国からの予約だったが、残り半分はあらゆる地域から満遍なく注文が入ったという。SNSでも拡散され、イタリアブランド「ジーシーディーエス(GCDS)」からの依頼でショーにも登場するなど、青木氏は「いままでと違う切り口でロボットの可能性を感じた」と振り返っている。

プレゼンの様子

「クラウドファンディングで8000万円近い予約注文があった」と青木氏

Image by: FASHIONSNAP

 今後は、香港の「レーン・クロフォード(Lane Crawford)」で来月から3ヶ月間の中期ポップアップを開催。イギリスの「ハロッズ(Harrods)」とドイツの「カーデーヴェー(KaDeWe)」からもポップアップの打診が届くなど海外の百貨店からも引き合いがあり、オーストラリアや中国、アメリカ、タイ、ドイツといった地域でもイベントを計画する予定で、海外展開を加速させる。

 青木氏によると、「2万“匹”(2万台)ほどがすでに行き先が決まっている」とし、日本では今日から先行販売を行っているが、海外での需要の高まりから、「日本での販売分の在庫がなんとか確保できた」と反響の大きさを語っている。

◆ファッションの力でロボットを生活シーンに

 クーボは「アンリアレイジ(ANREALAGE)」がパリで発表した2026年春夏コレクションショーで共同開発したバッグとして登場するなど、ユカイ工学はファッションの領域にも力を入れ始めている。

 青木氏は、「ロボットのマーケットを広げていく上で、ファッションの力は強い」とし、みるみも「ファッションの一つとして入り込めるのではないか。話題になることを期待したい」と示した。ブランドコラボについては「いくつかプロジェクトを準備している」といい、カラー展開の拡大や、服や小物などカスタマイズできる付属品の販売も視野に入れている。

ヴィジュアル
ヴィジュアル
ヴィジュアル
ヴィジュアル
ヴィジュアル
モデルの着用画像
モデルの着用画像

ヴィジュアルでもファッション性を追求

Image by: ユカイ工学

最終更新日:

FASHIONSNAP 編集記者

伊藤真帆

Maho Ito

東京都出身。高校時代に編集者を志し、デザインもわかる編集者を目指して美術系専門学校でグラフィックおよびウェブデザインを学ぶ。ウェブメディア「ORICON STYLE(現・ORICON NEWS)」で編集を経験後、カナダでのワーキングホリデーを経て、2014年にレコオーランドに入社。ライフスタイル領域をメインに担当後、現在はシニアエディターとしてデスク業務のほか、セレクトショップや百貨店・商業施設、ECといった小売関連企業を中心に取材。企業のトップに取材する連載「トップに聞く」を担当している。一児の母。趣味はボードゲームと謎解き。

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