

東京、ニューヨークのファッションウィークへの参加経験がある「シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」が、“ブランド再構築”の転機を迎えている。2026年秋冬シーズンは、数年ぶりにメディアや卸先向けの展示会を開催。同シーズンから、ブランドチームが「やりたかったこと」を叶えるべく、世界観を見直していく方針だ。
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シアタープロダクツは「洋服があれば世界は劇場になる」をコンセプトに、デザイナーの武内昭と中西妙佳、プロデューサーの金森香が2001年に設立。ファッションを取り巻く環境で起こるさまざまな出来事を、「シアタープロダクツの視点でスポットライトを当て、ステージに上げる」ようにデザインしたアイテムを発表してきた。現在は、武内、森田美和、外林あやめの3人がデザイナーを務めている。
2003年には初めてショー形式でコレクションを披露。以降は日本ファッション・ウィーク(JFW in TOKYO/現 東京ファッションウィーク)を常連として盛り上げ、2017年にはニューヨークファッションウィークに初参加。ストーリー性のあるアパレルに加え、ロゴをあしらったジャカードテープのハンドルが特徴のトートバッグ「ミシシッピ」が人気を集め、2009年には表参道に路面店をオープンした。
運営面では、2013年に全株式を繊維専門商社の瀧定大阪に譲渡したが、2017年に武内が社長を務める株式会社シアタープロダクツがMBOにより全株式を買い戻し、再び独立した。
近年はブランドのアイコンとなっているトートバッグを筆頭に、バッグやヘアアクセサリー、雑貨を中心にラインナップ。毎シーズンのコレクション提案よりも、ファッションブランドやセレクトショップとの別注品・限定品が売り上げの大半を占めていた。
こうした現状に対し、デザインおよびブランドチームが、「シアタープロダクツというファッションブランドを軸にしながら、ファッションとバッグの垣根に捉われずに世界観を改めて発信したい」と考え、“再構築”に至ったという。




Image by: シアタープロダクツ
2026年秋冬のテーマは「組み立て直す」という意味の「Recompose」を掲げる。サテン生地のパーティーバッグにスポーティなロゴパッチをあしらったバッグシリーズ「ハノイ」は、トートバッグ(1万4000円)やワンハンドルタイプ(1万4000円)を用意。ほっこりした印象が強いキルティングにナイロンを採用することで、ポップでコンテンポラリーなムードに仕上げたウエストポーチ(7000円)や巾着バッグ(6200円)、バニティバッグに着想しファスナーが大胆に開閉するハンドトランク(1万4000円〜)といった、“ひねり”を取り入れたバッグを豊富に揃える。アイコンのミシシッピはアウトドア要素を落とし込んでアップデートし、ナイロン素材のオレンジやカーキ、ベージュをラインナップする(3600円〜1万1000円)。









Image by: FASHIONSNAP
また、ヴィンテージレースのハンカチをモチーフにしたレースと刺繍をあしらった生地を袋状に仕立てたエプロン(1万4000円)と三角巾(9000円)は、スカーフやベルトといったファッションアイテムとバッグの機能を兼ね備えた。外林は「ファッションとバッグを行き来するような、“着られるバッグ”を作ってみたいと思い完成した」と説明。レザーのストラップをネックレスやベルトとして着用できるカードケースと巾着ポーチのセット(1万円)も登場する。そのほか、ウールのニットは敢えてストールとして提案し、アイウェアやヘアクリップを揃える。
武内は「体制やクリエイティブを整えている最中だが、今後は改めて『ブランド』として自分たちがやりたいこと、見せたいものを発表していきたい」と意気込む。なお、表参道店は臨時休業中だが、再オープンを含め、多角的に活用方法を検討するという。今季から別注等の企画品に加え、インラインの卸での販売に再注力し、取り扱い店舗を増やしていく考えだ。










Image by: FASHIONSNAP
最終更新日:
■シアタープロダクツ:公式サイト
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