
Image by: FASHIONSNAP

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キュレーションメディア「アンテナ(antenna)」を運営するグライダーアソシエイツが、東京・高円寺に「クラフトホテルアンテナ新宿高円寺(craft hotel antenna SHINJUKU KOENJI)」をオープンする。開業日は5月29日。長年メディア事業を軸としてきた同社がホテル事業に参入した背景には、担い手不足が叫ばれる日本の観光業に対する危機感があるという。内覧会を取材し、同事業の発起人に話を聞いた。
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同ホテルは、高円寺パル商店街に隣接するビルの3階と4階に構える全2室のプレミアムホテル。広さ55平方メートルの客室は最大8人が宿泊可能で、1室4万円からと海外では一般的な部屋単位の料金設定にすることで、ファミリーやグループでの利用が多いインバウンド需要を狙う。キッチンや洗濯機、バスタブ、プロジェクターを備えるなど、連泊ニーズに応えるアパートメントスタイルを採用。レストランなどの飲食施設を設けずに”泊食分離“を徹底し、地域の飲食店の利用やスーパーマーケットなどでの食材調達を促すことで、商店街という立地を活かした「暮らすように泊まる」宿泊体験を提案する。同事業の責任者である布袋裕載氏は、高円寺について「古着屋はもちろん、居酒屋やライブハウス、純喫茶など個性的な店舗が集まっている」と魅力を語り、「訪日客からよく聞くニーズに、ナイトライフを楽しみたい、日本のリアルな日常生活に触れたいというものがある。繁華街と生活の場、2つの顔を楽しめる街だと感じて高円寺を選んだ」と同地に開業した理由を説明した。









ファミリーに最適な2段ベッド
コロナ禍以降、訪日外国人客数が過去最高を更新し続け、観光業が急激な成長を遂げている日本。その一方で、有名な観光地への旅行客の過集中や、地方のホテル不足といった問題も生じている。「リピーターの訪日客にとって魅力的な国であり続けるためには、これまで注目されてこなかった地域の観光資源を掘り起こす必要がある。そのためには観光業の担い手自体を増やしてい可なければならない」と布袋。クラフトホテルアンテナは今年度中の多店舗・他地域展開を予定しているが、地域経済の活性化を目指す企業などを共創パートナーとして募ることで、自社直営にこだわらずに地域の観光業構築と賑わいの創出に取り組むという。同氏は「ホテル事業は参入障壁が非常に高く、限られた事業者にノウハウが偏在している店が問題だった。ビルのワンフロアをリノベーションすることで誰でもスタートできるハードルの低さが、我々の事業モデルの魅力」と語り、「訪日客に対するさまざまな反発なども、観光でうるおったという実感がないことが遠因だと思う。カフェを開くような感覚でホテルを始められたら、もっと多くの人たちが観光業に参加し、その恩恵がより広い地域に波及するはず。日本の観光業はまだまだ発展途上、クラフトホテルアンテナがその成熟の一助になれば」と意気込んだ。
最終更新日:
■クラフトホテルアンテナ新宿高円寺
所在地:東京都杉並区高円寺南3丁目46-10 サンブライト高円寺 3F・4F
開業日:2026年5月29日
公式サイト
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