国立新美術館が、企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の開幕を前にプレス向け内覧会を実施した。会場のレイアウトを手掛けたイギリス人デザイナー ポール・スミス(Paul Smith)が登壇。パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)への思いや内装のこだわり、両者の共通点などについて語った。
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同展は、2023年にパリで開催されたピカソ没後50周年特別展「Picasso Celebration: The Collection In a New Light!」を基にした国際巡回展。展示室は、ピカソが生涯を通じて挑戦した多様な作風ごとに区切られ、それぞれのエリアで異なる装飾が施されている。自転車のハンドルとサドルを牛に見立てたアッサンブラージュ作品「牡牛の頭部」を展示する1部屋目では、無数のハンドルとサドルを作品の両脇に配置。そのうちの1つはスミスのアイコンであるマルチストライプで彩られているなど、随所に遊び心を感じさせる。花柄の壁紙などを用いた「パイプを持った男」などが並ぶコラージュ作品のエリアには草花や樹木をモチーフとした壁紙を用い、縞模様を実験的に取り入れた1930年代の作品群が揃う「ストライプ」エリアは、各作品とリンクする色鮮やかなストライプで装飾。友人の自殺という悲劇を経てメランコリックな絵画を多く描いた通称「青の時代」の部屋では、床にカーペットを敷き天井を低くすることで、ピカソの孤独や憂いを表現している。









内覧会に登場したポールは、ピカソの魅力について「彼から最も学ぶべき点は、その好奇心の強さだ。古典的なドローイングからコラージュ、セラミック作品まで、一つの作風に囚われずにあらゆる手法を試してきた」と称賛。自身との共通点を問われると「ハンサムで謙虚なところかな」と冗談を交えつつ、「童心を忘れずに人生に向き合っていることでしょうか。幼稚だというのではなく、子どものような好奇心を持っているという点が、彼との共通点だと思います」と語った。レイアウトのこだわりについては「ピカソに対する最大限の敬意を持って臨んでおり、私自身のエゴは一切出していないつもりだ。彼がいかに幅広いスタイルを持つアーティストであったか、その多様性を展示室のデザインからも感じられるはず」とコメント。最後に来場者へのメッセージとして「とにかく見て、感じてください。そして楽しんでください。彼の多角的な観察眼、水平思考の重要性を学んでいただければと思います」と呼びかけた。

中央:ポール・スミス
最終更新日:
■ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ
会期:2026年6月10日(水)〜9月21日(月・祝)
会場:国立新美術館 企画展示室 2E
所在地:東京都港区六本木7-22-2
休館日:毎週火曜日
※8月11日(火・祝)は開館、翌8月12日(水)は休館
時間:10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
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