
Image by: UTGY

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「UTGY(ユー・ティー・ジー・ワイ)」が、2027年春夏コレクションの展示会を開催した。テーマは「“余熱の中で” #1/2」。
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2024年にデビューしたUTGYは、「フラボア(FRAPBOIS)」や「メルシーボークー(mercibeaucoup,)」などを手掛けてきたデザイナーの宇津木えりと、息子・宇津木陽多が共同代表を務めるウツギヤによるメンズブランド。デザインは宇津木陽多が担当している。
今季のテーマ「余熱の中で」は、デザイナーがデビュー以来問い続けてきた「自分はどこからきて、どう生きていくのか」という問いに対する一つの答えを示したものだという。宇津木えりのアイコンアイテムであり、宇津木陽多自身も幼少期から着用していたことで身体に染み付いたサルエルパンツの記憶や、母から受け継いだものを自身の仕事としてどう引き受けるかをテーマに据え、「個」と「血統」の間で揺れてきた視点を、「継ぐ」というイメージへと昇華させた。
ヴィジュアルの背景には、写真家・鈴木理策の代表作「KUMANO」シリーズの作品を使用。熊野に受け継がれる祈りや再生のイメージ、写真に映る炎を「余熱」の象徴として重ねることで、自身が受け継いできたものをブランドの仕事として未来へつないでいく決意を表現したという。

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デビュー以来、一貫して3型のボトムスのみで構成したコレクションを発表している同ブランドだが、4シーズン目もその姿勢を継続。今季は岡山で製作したテーパードシルエットのデニムサルエルパンツ「Four-Rivet Denim」(7万9200円)と、そのハーフパンツモデル「Four-Rivet Denim Half」(7万4800円)、シャツ生地を使用したインナーパンツ「UTGY shirt」(3万3000円)をラインナップする。
デニムサルエルパンツは、メルシーボークーの定番デニムサルエルパンツを、宇津木陽多自身の視点で再構築したもの。生地にはクリーンな印象を与えるリジッドデニムを採用し、リブ使いを抑えるなど、母が手掛けてきたサルエルパンツの要素を受け継ぎながら、メンズウェアの視点で仕立てた。製作背景について宇津木陽多は、「幼少期から履いてきた自分にとって馴染み深いアイテムだからこそ、ちゃんと自分の仕事として作り直したかった」と説明する。




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UTGYシャツは、ファーストシーズンで発表した「シャツパンツ」をアップデートした新作。ボトムスのインナーとしてレイヤードすることで見せパンのように着用できる仕様はそのままに、裾の見せ方によってサルエルパンツとの新たなバランスを生み出すデザインに仕上げた。




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宇津木陽多は、ボトム3型に絞って発表し続ける理由について、「3型に絞ることで、ブランドの方向性を見つけようとしていた」と話し、「自分のルーツに立ち返った今回、その答えがようやく見えたような気がする。ブランドとして一つの節目を迎えた」と振り返る。今後はボトムに限らず、トップスの展開も視野に入れると同氏。「シャツパンツを作ったことで、今度はそれに合うシャツも提案してみたいという気持ちが芽生えています」と話した。
UTGYは現在、展示会での受注を中心に販売しているが、今後はショールームの開設も構想している。「サルエルパンツはシルエットが命なので、履いてみないと分からない。まずは一度試着してもらいたい」(宇津木陽多)。実際に足を通し、シルエットを体感できる環境づくりにも力を入れていく考えだ。
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