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「民藝運動の父 柳宗悦が生きていたらどんな服を着るだろうか」ユウタセトガワ27年春夏

村田太一

Image by: YUTASETOGAWA/FASHIONSNAP

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 「ユウタセトガワ(YUTASETOGAWA)」が、2027年春夏コレクションを発表した。2023年にウィメンズブランドとしてデビューした同ブランドは、2026年秋冬シーズンにメンズブランドとしてリスタート。2シーズン目となる今季は「Misstandard」をテーマにコレクションを製作した。

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 デザイナーの瀬戸川裕太は、現在32歳。2021年、イタリアのファッションコンペティション「INTERNATIONAL LAB MITTELMODA」で日本人初となるサステナビリティ・アワードを受賞。製作工程で生まれる端切れや廃材を利用するなど、機能美にサステナブルな視点を融合したクリエイションを特徴としており、2024年からはESMOD TOKYOで非常勤講師を務めている。

 今季は「ルネサンス」「日本の民藝運動」という2つの芸術運動から着想した。レオナルド・ダ・ヴィンチなどの「天才」が署名入りの一点物を作ったルネサンスと、無名の職人が作る日常の雑器に美を見出した日本の民藝運動。「真逆のベクトルを持つ2つの運動は、“芸術”というフィールドでは相容れないかもしれないが、“ファッション”というフィルターを通せば共存できるのではないかと考えた」と瀬戸川は語る。

  コレクションは、「民芸運動の父 柳宗悦が生きていたらどんな服を着るだろうか」という視点で、ドレスウェア、ミリタリー、カジュアルなどの要素をミックスして製作。墨染めを施し、三備産地(備前・備中・備後)で仕上げたオイルドコットンを用いたモーターサイクルジャケットや、テーラードジャケットの構造をベースにヴィンテージワークウェアのディテールを取り入れたジャケット、ドレスとカジュアルの境界を超えることを目指し、革靴とスニーカーどちらにも合わせやすいテーパードシルエットのスラックス、大容量ながら中央で折りたたむことでコンパクトにも持ち運べるトートバッグなどを揃える。

 価格帯は、ジャケットが5〜15万円、パンツが3〜7万円、シャツが3〜5万円、カットソーが2万円前後。「メンズブランドとして始動して間もないため、まずは手に取っていただくことが大事」とし、生地のクオリティや生産の手間を加味すると破格とも言える値付けをしているという。瀬戸川は「なるべく早くファッションのメインストリームに進出することを目標に、2〜3年以内に日本でのランウェイショー実施とパリでの展示会開催を実現させたい」と展望を語った。

YUTASETOGAWA 27年春夏

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YUTASETOGAWA 27年春夏コレクション

2027 SPRING SUMMERルックブック

最終更新日:

文・村田太一

Taichi Murata

FASHIONSNAP 編集記者

群馬県出身。男子校時代の恩師の影響で大学では教員免許を取得するも、ファッション業界への憧れを捨てきれず上京。2021年にレコオーランドに入社。主にビジネスとメンズファッションの領域で記事執筆を担当する。幼少期、地元の少年野球チームで柄にもなくキャプテンを任せられた経歴を持ち、今もプロ野球やWBCを現地観戦するほどの野球ファン。実家が伊香保温泉の近くという縁から、温泉巡りが趣味。

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