
Image by: ASHBELL
海外コレクションブランドでデザイン企画の経験を積んだ今川琢也が、新メンズブランド「アシュベル(ASHBELL)」を9月13日に始動する。運営は三原康裕が代表を務めるソスウ(SOSU)が担当。同日、東京・代々木上原に旗艦店をオープンする。
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コンセプトは、「普遍的にそこにあり続ける存在」。着想源となったのは、今川自身のクローゼットに長年残っている服だった。「ずっと捨てられずにあるものに限って、割とシンプルで着やすいものだった。それに気づいたときに、普遍的なものとはこういうものなんだろうなと思った」と振り返る。服作りでは「端正であること」を重視し、ベーシックな構造を尊重しながら、生地や加工、シルエットなど細部に独自のアプローチを加えた。「ぱっと見ると端正だけど、実はものすごくマニアックなこだわりが詰まっている。そういうものを作りたい」と話す。
ブランド名の「ASHBELL」は、「灰」を意味する「ASH」と、始まりを告げる鈴「BELL」を組み合わせた造語。「古いものから新しいものを作る」という今川自身のデザインプロセスを名前に込めた。
ファーストコレクションとなる2026年秋冬コレクションでは、素材や加工、細部の仕様に今川のこだわりを落とし込んだ。ニットカーディガンには、国内の紡績工場で紡いだカシミヤ糸を使用。表面を天竺編み、裏面をループ編みにすることで、スウェットのような着心地を目指した。「高級素材のカシミヤを、逆に超カジュアルにしたら面白いと思った」と今川。仕上げには、チーゼル(オニナベナ)の実を使ってふっくらとした風合いを引き出す伝統的な「アザミ起毛」を採用。なお、この技法を行う専用の起毛機は、現在国内に2台しか稼働していないという。




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デニムは、ヴィンテージを踏襲したディテールをベースに、仕上げに椿オイルを使用。ドライな見た目に反して、触れると独特のぬめりを感じる質感に仕上げた。今川は「海外の生地にある、手に残るようなぬめり感を表現したかった」と説明し、椿オイルを選んだ理由について「メイド・イン・ジャパンらしさも出したかった」と話す。このほか、フランス軍のバイカーズウェアから着想したレザージャケットでは、装飾を削ぎ落としながら、背面に一枚革を用いるなど、外見からは気づきにくい部分にも工夫を凝らした。




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ブランド始動と同時にオープンする旗艦店では、コレクションに加え、今川がセレクトした家具やヴィンテージブックを揃える。現代陶芸を中心に家具や照明などを扱うキュレーションプラットフォーム「ラーバニズム(Rurbanism)」が選定した日本の現代陶芸作品も、うつわ祥見 KAMAKURAの協力のもと展示する。陶芸作品は定期的に入れ替えるほか、イベントの開催も予定している。






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コレクションは今後、シーズンごとに発表する予定で、将来的には海外進出も視野に入れる。今川は、規模を拡大しながらもブランドの世界観を保ち、「流行に左右されず、長く続いていくブランドにしたい」と話した。
最終更新日:
■ASHBELL
オープン日:2026年9月13日(日)
所在地:東京都渋谷区元代々木町21-5 西山邸1階
営業時間:12:00〜20:00
定休日:月・火・水
※2026年9月14日(月)、15日(火)、16日(水)は営業
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