
暦の上では夏を迎えた5月。猛暑が予想される今年も、軽やかにまとえるシアーアイテムが活躍しそうだ。近年、ハイブランドのランウェイでも春夏の定番になりつつあるシアーアイテムは、すでにワードローブに所持している人も多いはず。そこで人気スタイリスト3人に、今年らしい着こなしのポイントを聞いた。2026年春夏コレクションのルックから読み解くトレンドと、手持ちのアイテムをアップデートするヒントを紹介。
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目次
CASE01. 濱本愛弓さん

大阪の美容学校を卒業後、アパレル販売を経験してスタイリストに転向。約4年のアシスタント期間を経て、2018年に独立。モード誌やファッションメディアを中心に幅広く活躍中。
ランジェリートップスをデイリーに楽しむ
⎯⎯2026年春夏、注目のシアーアイテムは?

引き続き、ランジェリーなどをデイリーに見せてスタイリングするスタイルは注目しています。
⎯⎯注目した理由とスタイリングする時のポイントは?
ランジェリーをスタイリングに入れるときは、ヘルシーなバランスになるように心掛けています。今回のようなアイテムだと、デニムやスウェットパンツなどに合わせてスタイリングすることをおすすめします。
⎯⎯猛暑を乗り切る今年らしい着こなしのコツは?
シアーのタンクトップは取り入れやすいかなと。レイヤードしてスタイリングすると、シアーに抵抗のある方にも着ていただけるんじゃないかなと思います。
Styling Tips
✔️ランジェリータイプはヘルシーに着こなす
✔️デニムやスウェットパンツと組み合わせるのがコツ
✔️タンクトップはシアー初心者におすすめ
CASE02.由田静さん

スタイリストとして活動を開始し、2015年に独立。現在はファッション雑誌をメインに活動中。最近は海外旅行欲が再熱。次に狙っているのはドイツのベルリン。
ミックス&マッチなシアースカートの着こなし
⎯⎯2026年春夏、注目のシアーアイテムは?

「プラダ」2026年春夏コレクション
Image by: ©Launchmetrics Spotlight
「プラダ(PRADA)」のシアースカート
Vネックニットにブルマ、スーパー華奢なスカートのコーディネート。
⎯⎯注目した理由は?
全然違うもののミックスが素敵です。シアースカートが、全てを引き立てていると思います。ブルマと深Vネックを中和してくれる存在で、あと5キロ痩せたら着たいです。
⎯⎯猛暑を乗り切る今年らしい着こなしのコツは?
近年は、コットン系のものを選ぶようにしています。基本的にシアーアイテムって、通気性が悪いので暑いです。涼しそうに見えて、暑いです。Tシャツなどコットン素材のものを着た方が涼しいですよ。
⎯⎯私物のシアーアイテムでお気に入りは?

「ヤンヤン(YanYan)」のニットドレス
ヤンヤンはたくさん持っている大好きなブランドで、このドレスはオールシーズン使えます。普段は、ボトムに太めのデニムパンツを合わせたりしています。


「フミカ_ウチダ(FUMIKA_UCHIDA)」のシアートップス
二重のデザインになっていて、クロップドトップスとしてもロングトップスとしても着られます。ピタピタで実は通気性悪くて暑いですけど、この色合いと透け感の感じが好きです。「フミカ_ウチダ」のこのシーズンのアイテムがどれも可愛いので、今も欲しいです。
Styling Tips
✔️シアースカートをレイヤードして主張の強いアイテムを中和
✔️コットン素材だと通気性が高くておすすめ
✔️シアーニットドレスにはワイドデニムをコーディネート
CASE03.早川すみれさん

スタイリスト長瀬哲朗氏に師事し、2011年に独立。2014年には文化庁新進芸術家在外研修員としてベルギーでダンスカンパニーの舞台衣装に関わった。現在は雑誌や広告を中心に活躍。モダンで遊び心のあるスタイリングに定評がある。
着心地よく肌に寄り添うインティメイトなデザイン
⎯⎯2026年春夏、注目のシアースタイルは?




「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」2026年春夏コレクション
Image by: ©Launchmetrics Spotlight
今季のシアーの取り入れ方でキーワードになるのが、自らが心地よくなるための部屋着。ゆったりとしたシルエットにシアー素材を取り入れています。ナイトウェアを連想するスリップドレスも官能的でありながら、繊細なレースやカッティングに、着ている本人がうっとりするような感覚を潜めているように感じます。
洋服を着ることでリラックスし、コージーで特別な時間を得られるーー今季のシアー使いは個人のインティメイト(親密)な時間に取り入れたシアー素材を、あえて公共の場でファッションとして開放するイメージです。
⎯⎯私物のシアーアイテムでお気に入りは?






「アクト・ヌメロウーノ(ACT N°1)」のキャミソール
⎯⎯猛暑を乗り切る今年らしいスタイリングのコツは?
シアー素材は、夏になると暑くて露出せざるを得ない肩、お腹、足などの肌見せをオブラートで包みこんでくれて、開放しやすくなります。
スタイリングのキーポイントでありながらも通気性があるものも多く、機能面でも湿度が高い日本の夏にフィットします。
今年らしい着こなしは、ベアトップやキャミソールの上からシアー素材を重ねたり、レースのスリップをベーシックなトップ×パンツのスタイリングにレイヤードしてみたり。オーバーサイズのトップの下にシアースカートをはくのもいいですね。
肌見せが少し恥ずかしいパーツや、スタイリングの中で物足りないポイントに取り入れるのがおすすめです。
Styling Tips
✔️シルエットはゆったりめ
✔️レースのスリップなどナイトウェア系のデザインが狙い目
✔️ベーシックなスタイルにレイヤードして物足りなさを払拭
最終更新日:
Chikako Ichinoi
1986年神奈川生まれ。慶應義塾大学商学部を卒業後、三越伊勢丹に入社。伊勢丹新宿本店メンズ館の紳士雑貨でアシスタントバイヤーを務めた後、2011年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、主にメンズファッションを担当。ピッティ、ミラノ、パリメンズコレクション取材を始め、セレクトショップや百貨店、ファッションビルのビジネス動向を取材。現在はフリーランスとして、ファッションやライフスタイル系の記事執筆を手がける。男児と女児の母。
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