ニュース

　コラボでは、メゾンドリリスのシグネチャーアイテム「SHANA」をベースに、ミューラルの2024年春夏コレクションに登場した3種類のテキスタイルを採用。1点ずつ職人の手作業で仕上げ、「夢現の浮遊感」をキーワードに花のモチーフを刺繍のレースや立体的なフリンジであしらった「Floating Flower lace」（2色）、収縮刺繍加工で立体感のある独自の風合いを生み出した「Inflate」（2色）、「夢の中から現実へ滲み出て混沌としている景色」を氷染を用いてテキスタイルに落とし込んだ「Wake」（1色）の5種類を揃える。価格は各税込1万7600円。いずれも、花弁に滴る水滴をイメージした取り外し可能なクリア素材のアクセサリーが付属する。　発売を記念し、完全予約制のポップアップストア「Salon de MURRAL」を渋谷で開催。期間は4月26日から28日までの3日間で、2024年春夏コレクションのフルラインナップとコラボアイテムを展示販売するほか、コレクションに合わせたドリンクや限定バックも用意する。

MURRAL

Fashion

ミューラルがヘッドウェアブランドとコラボ　カチューシャ5種を発売

インサイド

　2024年秋冬コレクションを作り上げる上で、スタート地点となったのは「純粋さ」。純粋とは何なのか、自分たちにとっての純粋さを追い求める中で、アメリカ出身のアーティスト キース・ジャレット（Keith Jarrett）が闘病中にそばで支え続けてくれた妻 ローズに捧げたアルバム「The Melody At Night, With You」に出会ったという。純粋さを表現するうえで同アルバムが持つ背景やサクセスストーリーに共感し、アルバム名にもある「With（共に）」を今回のコレクションテーマに設定した。会場では「純粋」「ピュア」の花言葉を持つサンダルシーが来場者に配られたほか、ランウェイと観客の距離感をこれまでのショーよりも近く設定し、インビテーションもデザイナーが一枚一枚手書きで仕上げるなど、コレクションテーマも随所に反映させた。　ミューラルの特徴の一つは、色鮮やかなドレスを引き立てる多種多様なアクセサリー。昨シーズンの2024年春夏コレクションでは、約1000メートルのワイヤーを使用したディップアートがショーのラストを飾るなどひと際存在感を放っていた。2024年秋冬コレクションでは、ピアスやネックレスなどの"付属品"は極力削ぎ落とし、それらを差し引いたあとに浮かび上がる純粋さを表現。アクセサリーに頼らないワンピースルックやドレス、ジャケットスタイルは関口が描いた力強い女性像そのものだった。　ヘッドピースとして「ラメゾンドリリス（La Maison de Lyllis）」とコラボレーションしたニット帽を発表。アンゴラ生地のニットキャップは、包みこまれるような柔らかさを触り心地、軽さ、毛の立ち方に落とし込んだという。鮮やかなブルーのドレスやキルティングのダウンとともに、ブラック、ホワイト、グレーのヘッドピースがアクセントとして登場した。　今回のコレクションで、特に目を引いたのはベルベットのキルティングアイテムとレザージャケット。フードベストやスカート、ヘアバンドなどのキルティングアイテムは、コレクションキーワードである「夜」を構成するビル群や街の風景を記号的に解釈したモチーフを、グランドと毛で染め分けしシャンブレーしたオリジナルのベース生地に刺繍した。ショーのフィナーレを飾ったレザージャケットにはコード刺繍、平刺繍、3D刺繍の3つの技法を採用。小さな面積の中に細かな立体性を表現したという。レザージャケットや収縮ナイロンに配した花柄デザインは、村松が関口に告白した際に渡したダリアをイメージし、村松にとってのwithを服へと落とし込んだ。

ミューラルが追い求めた「純粋さ」、削ぎ落とし浮かび上がるピュリティ

コレクション

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」で発表した2024年秋冬コレクション。

2024 Autumn Winter

　ミューラルは、杉野学園ドレスメーカー学院出身の村松と関口が2013年にコレクションブランドとしてスタート。「平凡な日常に少々のドラマチックを」コンセプトに、日常の中にある題材をモチーフにしたコレクションを展開している。　2024年春夏コレクションのインスピレーション源となったのは、村松が見た「夢」。青年期に亡くした父が夢に出てきたことをきっかけに、亡き父にもう一度会うためその夢を追想し反映させたコレクションを製作した。ショーの会場に選んだ国立競技場の外苑側2階テラスは、空が抜けている開放的な空間に都会の風景が散らばるコントラストで、夢の世界を演出。また、コレクションの世界観とキールックである赤黒のアイテムを踏襲するように、ショーの前には「夢への憧れ」の花言葉を持つ赤いガーベラが配られた。　今回のショーで一際存在感を出していたのが、ディップアートで作られたアクセサリー。ワイヤーを手で折り曲げディップ溶液につけ形成するこの手法で、「現実には存在しない花」をテーマに職人がすべて手作りで制作した。ショーのラストには、約1000メートルのワイヤーを使用したディップアートが華々しく飾った。　また新たなアプローチとして、アイスダイという染色加工とゴム糸を使用した刺繍加工を採用。アイスダイは、氷に染料をかけ、溶かしながら染色する手法で、「滲み」や「霞み」といった独特の色味で「夢」の世界観を表現したという。ワンピースやシャツ、ドレスなどのアイテムに、黄色や赤、青、紫、緑、白といった様々なカラーを染色した。また、新たな刺繍加工を加えたルックとして、ゴム糸を使用したドレスが登場。表糸にはレーヨン刺繍糸、裏糸にゴム糸を入れ縮ませることで立体感を演出した。2022年秋冬で採用した収縮刺繍は、土台布と収縮布を何層も重ねてボリュームをプラスしていたが、今回は布一枚で立体感を演出したため軽量性も兼ね備えた。

亡き父にもう一度会うため夢を追走、ミューラルが2024年春夏コレクションを発表

　村松 祐輔と関口 愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」で発表した2024年春夏コレクション。

2024 Spring Summer

ポスト

目指すは名画のような色彩バランス、今着たいアーティスティックな装い日々のスタイリングにマンネリ化してきたら、お勧めしたいのは、テーマ縛りで楽しむスタイリング。今回は、スタイリスト川﨑玲美氏（TRON management）が、著名画家の描く名画（名作）のような色彩バランスをテーマにスタイリングを披露。さらに、スタイリングテーマに合うアイテムもピックアップ。芸術の秋に向けて、スタイリングからアートのムードを一気に高めて。シンプルなアイテムはディテールのレイヤードで勝負印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの「睡蓮」のような爽やかで心地よい寒色でまとめたスタイリング。インナーにテイストの異なる柄と柄の組み合わせを入れることで、単色のジャケット、シャツ、ボトムスにコントラストを与え、吸い込まれるような奥行きを演出。異なるブルーの色相にミントグリーンを合わせて瑞々しい印象に。STYLING ITEMS1 KNIT TOPS ¥31,900 (AKANE UTSUNOMIYA [アカネ ウツノミヤ] 03-3410-3599)2 JACKET ¥52,800 (SANSE SANSE [サンセ サンセ] | BRAND NEWS 03-3797-3673)3 PANTS ¥38,500 (MURRAL [ミューラル] http://murral.jp/)4 BANGLE ¥52,800(END [エンド] | GALLERY OF AUTHENTIC 03-5808-7515)5 RING ¥25,300 (END [エンド] | GALLERY OF AUTHENTIC 03-5808-7515)6 BRA TOP ¥22,000 (MURRAL [ミューラル] http://murral.jp/)7 SHIRT ¥32,780 (disemBySiiK [ディゼムバイシーク] | XANADU TOKYO 03-6459-2826)VIEW MORE ITEMSこのテーマに合うアイテム5選もチェック！1 SWEAT PANTS ¥38,500 (Mame Kurogouchi [マメ クロゴウチ] | Mame Kurogouchi ONLINESTORE www.mamekurogouchi.com)2 JACKET ¥85,800 (YOHEI OHNO [ヨウヘイオオノ]　03-5760-6039)3 PANTS ¥56,100 (HATRA [ハトラ] 03-6659-9471)4 EAR CUFF ¥33,000 (phenomena collection [フェノメナコレクション] | XANADU TOKYO 03-6459-2826)5 JACQUARD SLACKS ¥39,600 (MURRAL [ミューラル] http://murral.jp/)インパクト抜群の柄は、同系色でまとめてシルエットを際立たせて大ぶりな柄がコラージュされたインパクト抜群のトップには、同柄のスカートを合わせてシルエットを際立たせて。足もとの印象がぼやけないように、赤のカラータイツとヒールシューズでキリッとまとめ、ピンク×レッドで抽象表現主義の代表的な画家の一人であるMark Rothko（マーク・ロスコ）の作品のようなカラーパレットに。STYLING ITEMS1 TANK TOP ¥8,800 (DEPT [デプト] | PR01. 03-6805-0904)2 TOPS ¥28,600 (YOHEI OHNO [ヨウヘイオオノ] 03-5760-6039)3 SKIRT ¥60,500 (YOHEI OHNO [ヨウヘイオオノ] 03-5760-6039)VIEW MORE ITEMSこのテーマに合うアイテム5選もチェック！1 TRACK JACKET ¥28,600 (BODYSONG. [ボディソング] info@bodysongbodysongbodysong.com)2 COVERALL SUIT ¥50,600 (RhodolirioN [ロドリオン] | NEPENTHES WOMAN TOKYO 03-5962-7721)3 PANTS ¥75,900 (AKANE UTSUNOMIYA [アカネ ウツノミヤ] 03-3410-3599)4 BAG ¥39,600 (leur logette [ルール ロジェット] x MARY AL TERNA [メアリオルターナ] brandnews 03-3797-3674)5 SIDE POCKET PANTS ¥53,900 (Ijiit [イジット] | IJIIT&CO LTD OMOTESANDO 03-3499-7357)ラフなアイテムを掛け合わせてフォーマルスタイル風に遊んでポップアートの巨匠・Andy Warhol（アンディウォーホル）が手がけた「brillo box（ブリロ・ボックス）」を彷彿させるカラーでまとめたスタイリング。一枚で決まるジャケットも、ラフなアイテムたちと掛け合わせて遊び心をプラス。全体的にジャケットのトーンと合わせながらも、シャツの衿もとのデザインやパンツのフリルなど、一癖あるアイテムで上級者テクニックを見せつけて。STYLING ITEMS1 CUTTING TANK-TOP ¥19,800 (JOHN LAWRENCE SULLIVAN [ジョン ローレンス サリバン] 03-5428-0068)2 JACKET ¥67,100 (Needles [ニードルズ] | NEPENTHES WOMAN TOKYO 03-5962-7721)3 ASCOT COLLOR SHIRT ¥27,500 (Needles [ニードルズ] | NEPENTHES WOMAN TOKYO 03-5962-7721)4 PIERCE ¥72,600 (flake [フレーク] | PR01. 03-6805-0904)5 SIDE FRILL PANTS ¥31,900 (RhodolirioN [ロドリオン] | NEPENTHES WOMAN TOKYO 03-5962-7721)VIEW MORE ITEMSこのテーマに合うアイテム5選もチェック！1 HOODIE ¥28,600 (RhodolirioN [ロドリオン] | NEPENTHES WOMAN TOKYO 03-5962-7721)2 CAMISOLE ONE PIECE ¥47,300 (MURRAL [ミューラル] http://murral.jp/)3 PANTS ¥41,800 (Needles [ニードルズ] | NEPENTHES WOMAN TOKYO 03-5962-7721)4 SOCKS ¥17,600 (YOHEI OHNO [ヨウヘイオオノ] 03-5760-6039)5 SUIT TROUSERS ¥128,260 (Mame Kurogouchi [マメ クロゴウチ] | Mame Kurogouchi ONLINESTORE www.mamekurogouchi.com)Photograph（Model）: Shuhei TsunekawaPhotograph（Item）: Kaede Nakazato / Kei Matsuura（STUDIO UNI / QUI）Styling : Remi Kawasaki（TRON management）Hair : Hiroki KitadaMake-up : Mari MizunoModel : Mona Kawasaki（TOMORROW TOKYO）Edit & Text : Yukako Musha（QUI）/ Miwa Sato（QUI）

スタイリスト 川﨑玲美が「名画のような色彩バランス」をテーマにスタイリングを披露

　23年春夏のショーで10周年を迎えたミューラルは、そのショーを迎えるまでの1週間、今までになかった焦燥を感じたという。「あと1週間で楽しい時間が終わってしまう」ことへの切なさ、時の移ろいの儚さ、去るものは止められないということ、全ての事象が永遠ではない現実を痛感したその時に、その「儚さ」を形に残せたらどんなに美しいだろうと考えた村松と関口の脳内では、2023年秋冬コレクションのキーワードがすでに決まっていた。11年目ではなく、また新しい1年目を始めたいと語る2人にとって、その「儚さを切り取って形に残したい」という欲求は、ブランドが作り上げてきた世界観の完成を意味していたのかもしれない。2023年秋冬コレクションはまさに、終わりの瞬間の儚さを刹那的に切り取ったものが、新しい姿の始まりとして表出する静かな変化の提示だった。　儚さの形を模索する過程で着想した「雪」というモチーフを追い求め、雪が吹き荒ぶ12月の北海道・富良野の雪山奥地へ村松と関口は足を運ぶ。壮大な自然にその身一つで対峙したとき、2人は「雪は天から送られた手紙である」という世界で初めて人工雪の制作に成功した物理学者中谷宇吉郎の言葉の意味を知る。空から降り注ぐ雪の結晶は肌に触れると消えてしまう「儚い」存在だが一つとして同じ形のものはなく、その小さな粒が降り積もって雪景色を作り上げる。刹那的な存在が積み重なることで完成する力強さこそが、今回のコレクションの軸。朧げで不安定で曖昧で掴みどころがなく、だがどこか芯があるもの。それが、ミューラルが導き出した儚さの姿の一つの答えだった。　コレクションは、ブランドが得意とする繊細な刺繍が施されつつ、シャープさが際立ったブラックトーンのルックでスタート。ブルー、グリーンなどの限られた色彩を経て複雑な表情をもつ多様な白に収束していく。白は、柔らかさと、何色にも染まる自由さと曖昧さを持ち、今回のコレクションにおける儚さの象徴。中でも終盤に登場したグラデーションのテキスタイルは、一体分ずつのカットした生地に村松と関口自身が羊毛を4層に配置し、ニードルパンチを施して制作されたもの。1点1点表情が異なり、ほっこりとした所謂フェルト表現にならないシャープさと軽やかさを備えた「自分たちの手でしか作れない」オリジナリティあるアイテムに仕上げた。  　ショーを見て特に印象的だったのはシルエットの変化。体の動きを滑らかに追随する艶のあるフレアシルエットは、今までのノスタルジックなガーリースタイルにセンシュアルさが加わり、新しいミューラルの始まりを強く感じさせた。 　富良野で撮影した雪の写真をプリントしたというオリジナルテキスタイルのワンピースは荘厳な中に静けさがあり、仄暗さをロマンティックに色付ける従来のミューラルらしさを継承しているように感じさせた。 

始まりを告げる終わりの儚さ　ミューラルが歩み出す次のステージ

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/W」で発表した2023年秋冬コレクション。

2023 Autumn Winter

　ギフトコレクションは、デザイナー 村松祐輔と関口愛弓がモノづくりの姿勢に共鳴した職人たちと様々な表現方法を模索し、新たなモノづくりの形を目指すプロジェクトとして2022年6月にスタート。今回の第2弾は、ミニマルの素材を活かす“引き算”の思想と、ミューラルの2023年春夏コレクションのテーマ「NUDE（等身大）」が共鳴したことでコラボに至ったという。　コラボチョコレートは、2023年春夏コレクションのキーワードのひとつである「鉱石」を想起させる、粗々しい質感を味覚で表現。ミニマルのシグネチャーである「Bean to Bar 板チョコレート」をベースに、オリジナルレシピを考案した。カカオ本来の風味とホワイトチョコレートの爽やかな甘み、鉱石からインスパイアされたシャリっとした食感に仕上げた。チョコレートにはオリジナルカードを同封。カードのクォーツの絵はデザイナー関口による手描きで、文字はカリグラファーの島野真希が手書きしたものをプリントした。

Food

ミューラルがミニマルとのコラボチョコレート発売　春夏コレクションからインスパイア

　ミューラルは、ともに杉野学園の卒業生である村松と関口が2013年に始動。「平凡な日常に少々のドラマチックを」をコンセプトに掲げ、日常のなかにある題材をモチーフにしたウィメンズウェアを展開している。　ブランド10周年を迎えるミューラルの今シーズンのコレクションのテーマは「NUDE」。村松と関口は、この言葉を一般的にまず連想されがちな「裸」という意味ではなく「等身大」と捉えている。「モノづくりをする人間にとって、等身大でいることは至極当たり前のことだが、これまでのブランド運営の中で、その難しさと重要さに改めて気付かされた。長い間ブランドを続けてきて初心に立ち返り『等身大であること』をテーマとするのも僕たちらしいかなと思い、ブランド10年の節目にこのテーマを選んだ」と村松。　ランウェイショーの舞台は重要文化財に指定されている自由学園明日館。村松は「今回のコレクションは、映画監督 デイヴィッド・リンチ（David Lynch）と、彼の作品に登場する 建築家 フランク・ロイド・ライト（Frank Lloyd Wright）の建築物からインスピレーションを得ている。明日館も同じくフランク・ロイド・ライトの設計なので、コレクションと親和性を持たせることができると考えた」とこの場所を会場に選んだ理由を説明した。　ショーは、涼しい風が通り抜ける明日館の庭園が暗転してスタート。再びライトアップされると、建物から姿を現したモデルが縦横無尽に庭内を歩いた。　コレクションは、ベージュやペールピンクなど、ヌードカラーを取り入れたアイテムを中心に、レッドやグリーン、ブルーなど差し色となるアイテムを加えて構成。肌の色味を引き立てる透け感のあるトップスや花柄をあしらったコート、トップス、パンツといったアイテムのほか、光沢感のある鮮やかなレッドのドレス、植物柄のノースリーブニットなどを披露した。　ランウェイショーには、会場に約200名の顧客を招待。村松は「ブランド立ち上げから10周年の区切りをお世話になったお客さんに見せたかった」とコメントした。また、2019年秋冬コレクション以来3年ぶりの開催となったショーについては「最近はECを中心に展開を続けてきたが、自分たちはあくまでコレクションブランドとして運営してきた。自分自身を刺激し続けていかないと先の未来はないと思ったので、そういう意味でも今回のショー開催は意義深かった」と振り返った。

10周年の等身大、ミューラルが自由学園明日館で「ヌード」をテーマにしたコレクション発表

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」で発表した2023年春夏コレクション。

2023 Spring Summer

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」の2022年秋冬コレクション。

2022 Autumn Winter

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」の2022年春夏コレクション。

2022 Spring Summer

　同コレクションでは、「BLUEPRINT（未完成、青臭さ）」をテーマに、ミューラルの2019年秋冬コレクションのグラフィックを再解釈。プリントを施したドレス（3万8500円）、トップス（1万9800円）、パンツ（3万3000円）のウェア3型と、前回のカプセルコレクションで即日完売したヘアカフ（1万5400円）、曲線美をイメージしたリング（1万1000円）、ヘアピン（7700円）、ブレスレット（1万1000円）のアクセサリー4型に加え、アクセサリーボックス（4万1800円／いずれも税込）をあわせた計8型を展開する。なお、キーヴィジュアルにはゾンビーチャング（ZOMBIE-CHANG）のメイリンを起用した。

ミューラルがヘア＆ファッション複合店「ユルク」とコラボ　人気のヘアカフなど発売

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」の2021年秋冬コレクション。

2021 Autumn Winter

　ミューラルは実店舗を持たずオンライン中心で販売しているが、今回は商品を試着するだけでなく、コレクションの世界観やエッセンスを伝えることを目的に試着会を実施。Fitting Salonはこれまでも何度か開催してきたが、ブランドと顧客のコミュニケーションの場として今後は月1回を目安に開催していくという。アイテムは、2021年秋冬コレクションの中から8月に発売するフレームドフラワーレースドレス（5万8300〜13万2000円）や、シアートップス（1万9800円／いずれも税込）などをラインナップ。その場でネット注文を行うこともできる。　また、ミューラルのオンラインストアでは会員限定の受注会を開催。試着会と同じく2021年秋冬コレクションの一部商品が対象となる。

「ミューラル」が試着会を渋谷で開催、デザイン画やイメージソースを展示

米津玄師＜スズキ タカユキ＞　米津玄師さんが、新曲「Pale Blue」のミュージックビデオを6月4日に公開。映像内では、「スズキ タカユキ（suzuki takayuki）」の2021年春夏コレクションから曲名に合わせて爽やかなブルーのセットアップを着用していました。池田エライザ＜バーバリー＞　6月9日に開催された映画「賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」の公開記念舞台挨拶に、池田エライザさんが登壇。2種類の花柄グラフィックを組み合わせたドレスは「バーバリー（BURBERRY）」の2021年秋冬プレコレクションのものでした。高畑充希＜タナカ ダイスケ＞　高畑充希さんが、6月11日に開催された映画「キャラクター」の初日舞台挨拶で「タナカ ダイスケ（tanakadaisuke）」の2021年秋冬コレクションのドレスを着用。背中が大きく空いたデザインで、胸元の装飾が「MITSUKI」の文字になっていました。佐藤健＜セリーヌ＞　佐藤健さんが6月3日放送の「ぐるぐるナインティナイン」に出演。スーツに合わせたチェックのシャツは「セリーヌ（CELINE）」メンズのスプリング2021年コレクションのものでした。吉岡里帆＜ミューラル＞　6月13日放送のバラエティ番組「KinKi Kidsのブンブブーン」で、吉岡里帆さんが「ミューラル（MURRAL）」2021年春夏コレクションのトップスとスカートを着用。カラーを統一してセットアップ風に着こなしていました。福山雅治＜ベッドフォード＞　福山雅治さんが、オフィシャルファンクラブ発足30周年を記念してインターネット番組を6月5日と12日に放送。6月12日の回では、「ベッドフォード（BED j.w. FORD）」の2021年春夏コレクションのシャツを着用していました。夏菜＜タダシ ショージ＞　6月6日に開催された映画「夏への扉～キミのいる未来へ～」の公開イベントに夏菜さんが登場。サイドのドレープとスリットが目を引くドレスは「タダシ ショージ（TADASHI SHOJI）」の2020年春夏コレクションから。中村アン＜プランシー＞　中村アンさんが、6月10日放送の「櫻井・有吉THE夜会」に出演。「プランシー（Plan C）」の2021年春夏コレクションから、複数のストライプ柄をミックスしたシャツドレスを着用していました。Fukase＜トーガ ビリリース＞　NHKの情報番組「あさイチ」に6月18日、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが初出演。オレンジのブルゾンとメッシュのトップスは「トーガ ビリリース（TOGA VIRILIS）」2021年春夏コレクションのものでした。

Plan C

BED j.w. FORD

BURBERRY

CELINE

Who wore what?

【#FS衣装情報】気になるあの人は何着てる？2021年6月編：佐藤健のセリーヌ、中村アンのプランシー、池田エライザのバーバリーなど

　コレクションではパープルトーンのニュアンスカラーを中心に、柔らかな自然の風景と人工的なシャープさが共存するカラーパレットを採用。ファブリックは軽やかで光沢のある素材でまとめ、一部を除きイージーケア仕様となっている。コレクションのメインアイテムとなるサマーニットは、ミルフィーユの層の重なりからヒントを得ており、段ごとに編み地と糸色を変えレイヤードしたようなデザインに仕上げた。このほか、香川県 直島の自然の景色をインスピレーション源に年輪模様をプリントした「バウムシリーズ」などをラインナップする。

ミューラル初のミドルコレクション、ミルフィーユの層からヒントを得たサマーニット発売

　村松祐輔と関口愛弓が手掛ける「ミューラル（MURRAL）」の2021年春夏コレクション。