Fashion ショップ探索

子どもからスケーターまで、街の床屋さん「BARBER SAKOTA」がカルチャーの溜まり場に

 新宿から京王線で約10分。東急世田谷線が乗り入れ接続駅にもなっている下高井戸駅の周辺には、賑やかな商店街が広がっている。西口エリアの一角に佇むのが、街の床屋さん「BARBER SAKOTA」。3色のサインポールが目印だ。子どもからお年寄り、ファッション好きの学生やスケーターまで、幅広い人の“溜まり場”にもなっているという。オリジナルアイテムも密かに人気。ローカルに馴染みながらカルチャー拠点としての顔も持つ床屋には、スケーターでもあるオーナー迫田さんのこだわりが散りばめられていた。

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 オープンは2016年5月。国際文化美容専門学校の理容科を卒業した後、4店舗で経験を積んだ迫田さんが、独立して開いた店が「BARBER SAKOTA」だ。広さ、家賃、駅からのアクセスなどを考慮し、巡り合ったのが下高井戸駅エリアの物件。

 理容師を目指した理由も「人と同じことをするのが嫌だったんですよね」と話す迫田さんにとって、ローカルな商店街を選んだのは必然的だったのだろう。肩肘を張らずに過ごせる、等身大の街のスタイルに惚れ込んでいったという。

 場所は、昔ながらの写真店や花屋が立ち並ぶ公園通り沿い。商店街を抜けると住宅街が広がり、近くには小学校もある。あらゆる人が行き交う通りは昔ながらの空気が残り、少し懐かしさも感じさせる街並みだ。

 ガラス戸を押して店内へ。セット2面で程よい広さ。クリーンな空間が広がっている。ブルックリンのバーバーのようなスタイリッシュさと昔ながらの日本の理容室の雰囲気が混ざり、アットホームな空気感が心地良い。髪を切らずに雑誌を読みにきたり、近所でコーヒーを買って一服がてら話をしにくるだけの人も少なくないそうで、ちょっとした溜まり場になっているという。

 しっかりと手入れされたハサミ。美容師とは異なりシザーケースを身につけないため、道具は基本的に棚に並んでいる。メニューは3つで、カット3,000円、シャンプー1,000円、シェービング500円で全て税込。

 一見するとシンプルな内装だが、細部に迫田さんならではのこだわりが垣間見れる。床屋の定番、タオルスチーマーにはステッカーがびっしり。

 カウンターのフィギュアと共に並んでいるのは、懐かしのカセットテープ。同じく下高井戸にあるレコードショップ「TRASMUNDO」で購入したもので、実際に店内のBGMとして使われている。こういったアナログの部分が、温もりを感じさせる理由かもしれない。

 愛らしいサインポールのキャラクターは、BARBER SAKOTAのオリジナル。1周年の際にはスケートデッキが制作された。迫田さん自身が使用していたスケートボードは今、ベンチにリメイクされ来店客に親しまれている。

 2周年の時にはハーフパンツやキャップ、バッグがリリース。「同じことはしたくない」と話す迫田さんの言葉通り、3周年にはさらにアップデートされたアイテムを予定しているらしい。

 オリジナルアイテムは他にも、Tシャツやステッカーなどを販売している。デザインは迫田さんが長年通っているという池ノ上「MIN-NANO」のオーナーGOROさんによるもの。アイテム欲しさに来店する客も少なくない。

 迫田さんは、青山にある「フリーマンズ スポーティング クラブ 東京(FREEMANS SPORTING CLUB - TOKYO)」のバーバーで働いていた経歴から、単なる理容店ではなく「ファッションやカルチャーとリンクした店にしたい」という想いがあった。またスケーターチームに所属して、Tシャツやステッカーを作っていた経験も活かされているのだろう。

 待合スペースにもカルチャー色を感じさせる。ここでは写真展やアート展、ポップアップストアなどを開催することも。出展するのは迫田さんの知り合いや常連客などが多く、自然な流れから一緒にやりたいと思う人にお願いしているという。フリーペーパーやフライヤーなども並び、カルチャーの発信地としての顔を持つ。

 迫田さんと話をしていると、「無理をしすぎない」というモットーと共に、仲間と助け合い、楽しみながら今を生きていることがわかる。背伸びをせず、できることを精一杯やる。そんな迫田さんの想いが、端正な仕事と心地良い空間に溢れている。

■BARBER SAKOTA
〒156-0044 東京都世田谷区赤堤4-42-19
営業時間:10:00〜20:00(予約優先)
定休日:第2・第3火曜日
電話番号:03-6379-1134
料金:カット 3,000円、シャンプー 1,000円、シェーブ 500円
公式サイト
公式インスタグラム

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