THE 1st SHOP
Image by: FASHIONSNAP.COM

Fashion フォーカス

営業は週1日で雨天お休み...日本一レアで小さなスケートショップ「THE 1st SHOP」とは

THE 1st SHOP
THE 1st SHOP
Image by: FASHIONSNAP.COM

 ギャラリーやカフェ、インテリアショップなどが立ち並ぶ青山・キラー通り(外苑西通り)に、一風変わった店がある。昔ながらのタバコ屋のようなスタンド式の、日本一小さなスケートショップ「THE 1st SHOP」だ。営業は週1日5時間のみで、雨や雪が降ったらお休み。運よく開いている時間にはスケーターに限らず様々な人が集い、出会いと憩いの場になっている。レアでユニークな“一番店”がなぜできたのか、現在ハワイに住むオーナーの金子さんとショップを取材した。

 キラー通りのちょうど中間、ワタリウム美術館の向かい側のあたりに、その店はある。平日は付近を歩いても気がつかないかもしれない。なぜなら開店時間以外は、上部の看板と小さなディスプレイのみを残し、全て内側に収納されて壁と一体化してしまうから。

クローズ時の通りの様子

 並びはウエスタンショップ「ベーリー・ストックマン(Bailey Stockman)」と、ホットドッグやバーガーを提供し夜はバーになる「C.O.D」。特殊な構造の建物はもともと、金子さんの親族がアパレル商売を始めたルーツでもある場所だそうだ。

 亡き叔父の金子順持さんが始めたウエスタンブーツの販売(現在のBailey Stockman)をきっかけに、アパレル事業が始動。当時を知るOB・OG達が、その店を「一番店」や「ナンバー1」と呼んでいたことが、THE 1st SHOPの店名の由来になっている。

 オーナーの金子さんも幼い頃からアメリカ文化に触れることが多く、特にスケートボードカルチャーに傾倒していった。ジャンルは違えど、ウェスタンブーツとスケートボードはどちらもアメリカを象徴する文化と言えるだろう。

 「スケートボードの楽しさや、それにまつわるカルチャーを発信していきたい」という金子さんの想いが、THE 1st SHOPをオープンするきっかけ。壁を壊して作ったという1坪にも満たない小さなスタンド式の店舗に、オリジナルの什器を設置してバラエティに富んだ商品を並べた。

 営業は基本的に、毎週土曜日の12時〜17時のみ。雨天クローズなのは、什器が外にむき出しなので濡れてしまうから。

 アイコン的な「一番」のグラフィックは、看板代わりにもなっている。よく見ると「一」がスケートボードになっていて、思わずニヤリ。

 マーカーペンやデオドラント剤といったバラエティに富んだセレクトの雑貨は、アメリカで買い付けている。ライターやステッカーなどはオリジナルアイテムだ。

 もちろんデッキやウィールといったスケートグッズも揃っていて、ここでしか手に入らない掘り出し物が見つかることも。

 レコード店にあるようなボックスに入っているのは、12インチレコードではなくパックTシャツ。これも狭い店舗で商品を見やすくする工夫で、レコードを掘るように好きなプリントデザインを選ぶのが楽しい。定番の「一番 Tee」は3,996円(税込)。観光客はお土産感覚で買っていくという。

 不定期で行っているコラボレーションも人気が高い。来春にはニューヨークのスケートショップ「Park Delicatessen」とのコラボアイテムがドロップ予定だ。

 キオスクのように対面式のため、店員と話しながら商品を物色することになり、必然的にコミュニケーションが生まれる。これも常連客が多い理由かもしれない。

 並びにあるC.O.Dでテイクアウトし、店の前のベンチでホットドッグを食べる人も。軽くビールを飲みながらの談笑は弾みそうだ。(ちなみにC.O.Dは金子さんの従兄弟の経営)

 ローカルに根付き、面白いモノやヒトを集めてカルチャーが作られているTHE 1st SHOPは、小さくても存在感大。オリジナルアイテムの多くは公式サイトでも買うことができるが、わざわざ足を運びたくなるユニークな場所だった。

■THE 1st SHOP
〒107-0061 東京都港区北青山2-11-17
営業日:毎週土曜日 12:00〜17:00(変更の場合もあり)
公式サイト
公式インスタグラム

最新の関連記事

おすすめ記事

見逃し記事

Realtime

現在の人気記事

    Ranking Top 10

    アクセスランキング