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Fashion 注目コレクション

「シャネル」のシンプルでピュアな白と黒 20AWは自由を楽しむ乗馬服をエレガントに

シャネル 2020-21年秋冬プレタポルテコレクション
シャネル 2020-21年秋冬プレタポルテコレクション
Image by: CHANEL

 「シャネル(CHANEL)」が、パリファッションウィークの最終日に2020-21年秋冬プレタポルテコレクションのショーを開催した。ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)がアーティスティック ディレクターに就任して2年目。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で来場できない招待客が多かったことなどから、メゾンとして初めてショーのライブ配信を行った。

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 2019年2月にカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が逝去し、遺作の2019-20年秋冬コレクションが発表されてから約1年。同氏の右腕だったヴィルジニー・ヴィアールが後任としてプレタポルテとオートクチュールの全コレクションを引き継ぎ、クリエイションを指揮している。

 今シーズンのファッションウィークは新型コロナウイルスによる影響を受け、最終日が中止になったミラノのようにパリも感染拡大の状況によっては開催自体も危ぶまれていたが、なんとか持ち堪えて最終日の3月3日を迎えた。朝一のシャネルは、日本および一部の地域のPRチームの渡航が取り止めになり、また入場時に一部のゲストに対して健康チェックが行われるなど普段とは異なる環境ではあったが、通常通りの規模でショーが行われた。

Image by: CHANEL

 会場となったグラン パレには、地層のように重なる曲線の段を設け、島々が広がる風景を表現。近年のショーと比べてシンプルな設計で、コレクションも同様にシンプルでピュア。メゾンのコードであるブラック&ホワイトを基調に、ピンクとペールグリーンを差し色として、自由とエネルギー、完璧への願望をロマンティックに描いたという。

 インスピレーションとなったのは、馬に情熱を注いでいたガブリエル シャネルが「ロマンティカ」という名の競走馬を所有していたことや、カール・ラガーフェルドがストライプのスーツに合わせていたライディングブーツなど。様々な着丈とデザインのツイードジャケットや、ペガサスのモチーフが織り込まれたノーカラージャケット、ジョドパーズを想起させるパンツなど、自由を楽しむ乗馬服をシャネル流の解釈でエレガントなシルエットに仕立てている。

 ドレスの代わりに多く提案されたのは、ロングドレスのように着る細身のコート。ボトムスは、スタッズボタンで裾を開閉できる仕様のパンツが特徴的だった。上部を折り返したデザインのロングブーツが、活動的でエネルギッシュなイメージをプラスする。

 シンプルなスタイルに彩りを与えたのはコスチュームジュエリー。マドモアゼルが愛したというビザンチン芸術からインスピレーションを得て、モザイク画のように配置した大振りの石や十字架モチーフなどを取り入れたネックレスをはじめ、イヤリング、ブレスレット、ベルト、そしてニットの装飾が華やかに飾った。

 ランウェイでは、2人組および3人組で登場したモデルが会話や笑顔を交わしながらウォーキング。プラスサイズモデルJill Kortleveの起用や、ラストルックでジジ・ハディッド(Gigi Hadid)がヒュンジ・シン(Hyun Ji Shin)とモナ・トゥガード(Mona Tougaard)と腕を組んで歩く様子が、今シーズンの自由な雰囲気を印象付けた。

Jill Kortleve
(左から)ヒュンジ・シン、ジジ・ハディッド、モナ・トゥガード

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