白濱亜嵐 大平修蔵
Image by: FASHIONSNAP
「ディーゼル(DIESEL)」のクリエイティブディレクターに「ワイ・プロジェクト(Y/PROJECT)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)が就任して1年。そのグレン・マーティンスが手掛けた日本初の路面店が京都にオープンした。6月に世界同時配信で発表された2022年春夏コレクションと同様にこれまでとは違った新たなディーゼルの始まりを感じさせる店舗はまさに威風堂々。グレン・マーティンスによるファーストコレクションを身に纏った白濱亜嵐と大平修蔵の2人と、新生ディーゼルの世界を巡る。
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京都市営地下鉄、烏丸御池駅。2020年にリニューアルオープンした新風館を中心に活気溢れるこの地を、グレン・マーティンスは出店場所に選んだ。伝統と革新。新風館のコンセプトは、新たな道を歩み始めた今のディーゼルの姿と重なる。烏丸通りに面し、新風館に隣接するビルの1階で赤色の「DIESEL」ロゴが目を引く。
打ちっ放しのコンクリート。店内は壁に無機質な素材を使っているが、グレン・マーティンスによるコレクションで彩られ、ブランドカラーの赤色を使用したディスプレイによって未来への期待が感じられる。ディーゼルのDNAと伝統に敬意を表して最新の内装コンセプトを取り入れたという。
「今までのディーゼルとは違うし、良い意味で京都っぽくもない。既成概念や固定観念を覆すような店舗で、入った瞬間に一新しているなと感じました。新生ディーゼルのスタイルを突き通しているのは素晴らしいことだと思います」-白濱亜嵐-
店舗中央にはコレクションやイメージ映像が流れる5760×2760cmの大型モニターを設置。ショーウインドウとモニターの両サイドには、キッチンやデスク、食器棚のモチーフを赤のペンキで塗ったようなディスプレイが用意されている。構築的かつアーティスティックなグレン・マーティンスの感性は、内装デザインにも落とし込まれた。
店頭に並んでいるのは、1970年代から着想したシャイニーな素材を使用し、ユニークなカッティングのジャケットやパンツをはじめ、ディーゼルを代表するデニムアイテム、艶のあるダウンジャケット、部分的に編地を変えたニットなど。ホリデーシーズンのプレゼント需要にも応える小物類では、新生ディーゼルを象徴する「D」ロゴが際立つバッグやウォレットをはじめ、新デザインのスニーカー「プロトタイプ(THE PROTOTYPE)」などを展開している。デニムに軸を置くディーゼルのヘリテージを再解釈し、リアルクローズに落とし込んだアイテムたちは、テーラード主体の「ワイ・プロジェクト」とは一線を画す。
「エッジの効いたファッションアイテムが多く、洋服を纏った瞬間に進化を感じました。伝統でもあるデニムとレッドカラー、ここに光沢感のあるジャケットやパンツなど、自分の個性を存分にミックスできるアイテムはとても美しく印象的でした」-大平修蔵-
Photo:SUGURU TANAKA(FASHIONSNAP)
Video:SHUNSUKE NAKAMURA
Stylist:MORI HIROMI
Hair Make-up:NOBUSAWA HITOSHI
■DIESEL京都
住所:京都府京都市中京区烏丸三条上ル場之町604
営業時間:11:00〜20:00
問い合わせ:075-585-4104
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