エルメス 2022年秋冬ウィメンズコレクション
IMAGE by: Fillipo Fior
「エルメス(HERMÈS)」がパリで発表した2022年秋冬ウィメンズコレクションは、ネオパリジャン、ネオロマンチックをイメージ。肌に沿うシルエットをベースに、足元はレッグウォーマーをレイヤードするなど、ダンサーの装いがセンシュアルに表現された。
首輪モチーフのスカーフ柄から着想
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今回のランウェイはストライプが効果的に用いられ、光と影によるミステリアスな通路を通って登場したファーストルックはブラック一色。ショーの序盤はシックなモノトーンの世界となった。

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コレクションのディテールにも取り入れられたストライプ柄は、フローレンス・マンリク(Florence Manlik)がデザインした犬の首輪のモチーフで知られるカレ(スカーフ)「トレゾール・ドゥ・メドール」の絵柄から着想。ドレスやスカートのプリント柄にもモチーフが用いられた。また、ニットの首元や、スカートのベルトを、首輪を連想させる小さな鈴のついた金具が装飾した。

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身体に沿うダンサーのシルエット
今シーズンの特徴は、身体にフィットしたシルエット。セカンドスキンのように透けるニットを肌に添わせたり、ストレッチ素材やレザーのジャンプスーツ、ミニ丈のドレスなど、センシュアルでありながら軽快な装い。軍隊の制帽に取り付ける円形章から着想したというラッフルのディテールが、タイトなフォルムを華やかに飾っている。

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ジャケットやコートも細身に仕立てられ、メゾンのルーツである乗馬の要素が取り入れられた。

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ニュートラルカラーや様々なニュアンスのブラウンをベースに、差し色となったのはグリーンとブルー。セージグリーン、ローデングリーン、ゴビグリーン、そしてライトブルーといったパステルトーンが彩りを添えた。また、グリーンの縞模様は馬用のブランケット(ロカバール)から着想したという。

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足元のレイヤード、ミニマルな新作バッグ
今シーズンの特徴は足元のレイヤード。ソックスとレッグウォーマーを重ね、ドライビングシューズからインスパイアされたブーツやローファーを合わせた。

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バッグでは、「ケリー」のディテールを踏襲したミニバッグや、ジッパーが主役のミニマルなバッグが登場。今年は、メゾンの三代目エミール・エルメスがジッパーをフランスに持ち込み、1922年にヨーロッパでの独占権を取得してから100周年にあたるという。

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