「HYKE」2021」年秋冬コレクション
「HYKE」2021」年秋冬コレクション
Image by: Taro Mizutani (bNm)

Fashion

「ハイク」シルエットで遊ぶ、登山・ミリタリー由来のベーシックウェア

「HYKE」2021」年秋冬コレクション Image by Taro Mizutani (bNm)
「HYKE」2021」年秋冬コレクション
Image by: Taro Mizutani (bNm)

 「ハイク(HYKE)」が3月18日、2021年秋冬コレクションをオンラインで発表した。映像の冒頭に映し出されたのは、ホワイトキューブのような空間と立方体のトンネル。直線的でシャープなイメージが、コレクションの方向性を示唆する。

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 ファーストルックに登場したのは、アームからボディにかけて黒のパネルを横断させたノーカラーのコート。続くルックでも、このキーモチーフを、クロスさせてジャケットのデザインにしたり、アームカバーにしたり、格子柄にしてケープ風のコートに落とし込んだり、フリンジ付きのスカートにしたりなど、次々と発展させていく。

 このシャープなモチーフやカッティングは、有機的なシルエットや温かみのあるニットと組み合わせることで、このムードを中和。弧を描くアームが特徴のロングコートや、プリーツスカートのドレス、カウチンセーターなどに、パネルのモチーフを加えることで、エレガントで機能的なアプローチに落とし込んだ。カラーパレットは、朱色のようなレッドをキーに、ベージュやカーキ、グレー、ブラック、ホワイトなど。

注目は、バリエーション豊富なアウター

 得意とするミリタリーのアイデアは、アウターを中心にさまざまなアイテムに反映。ガンバッチを大きくデフォルメしたトレンチコートや、CPOジャケットの襟をとったノーカラーのジャケット、キルティングのライナージャケットを進化させたベストなどがそろう。また、軽量で高密度な「パーテックス(PERTEX)」素材を用いたアウターも種類豊富に発表。M-65がベースのロングジャケットやアノラックなどを提案した。

 さらに今季のコレクションには、「クライミング」のキーワードも追加。登山由来の素材である「パーテックス」を筆頭に、ドレスやアウターのウエストマークには、登山ロープのようなベルトを使ったり、足元にはマウンテンブーツのようなヒールシューズなどを合わせたりしている。

 さらに、袖にかけてボリュームを絞るアイコニックなスリーブのシルエットも、さらに分かりやすく進化。ジゴスリーブ(長袖のパフスリーブ)をシャーリングやニッティングの手法で構築したドレスやシャツブラウスなどが出そろった。さらに日本のトートバッグブランド「チャコリ(CHACOLI)」とのコラボバッグは、新たに巾着型が登場した。(文責:村上杏理)

HYKE 2021年秋冬

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「HYKE」2021年秋冬コレクション

村上杏理(Anri Murakami)
記者

大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。WWDジャパンやFashion Newsの編集・記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、ファッションビル、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションを軸にライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。

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