#ミラノ・コルティナ冬季五輪
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こんにちは、宮浦晋哉です。この度、FASHIONSNAPでの連載「服と産地の解体新書」をスタートしました。学生時代に海外のファッション学校に留学し、日本の産地の注目度の高さに感銘を受けたことがきっかけで国内製造の発展と創出のお手伝いをしたいと考え、キュレーターとして活動を始めて15年が経とうとしています。これまで1000件以上の工場を巡り、僕が目にしてきたのは人手不足や高齢化などの厳しい現実以上に、他国にはない日本独自の技術力とビジネスの可能性。日本の糸偏産業には技術力と革新性があり、とにかく面白い。そして今、時代の変化に伴い産地のビジネスも変化を見せています。次の世代に引き継がれる転換期として、僕だから語れる産地の黎明の兆しを各産地の工場や歴史を通してお伝えしたいと思います。 第1弾は世界三大毛織物産地として知られる尾州産地。世界的にその価値が認められているのはもちろん、実は日本の繊維産業の発展に大きく貢献した歴史があります。国内産業を支えた尾州がどのように海外に認められ、そして現在まで続くブランド価値を確立したのか。「津島毛織工業協働組合」「山栄毛織株式会社」「葛利毛織工業株式会社」「渡六毛織株式会社」「マテリアルセンター」「中伝毛織株式会社」「カナーレ/小塚毛織株式会社」の7件の取材をもとにお伝えしていきます。 尾州産地(びしゅうさんち)とは? 「尾州」は7世紀後半の書物に記された令制国「尾張国(おわりのくに)」が由来で、愛知県北西部から岐阜羽鳥市、各務原(かがみはら)市に広がるエリアを指す。 蚕の餌となる桑の栽培や綿花の生産に適した土壌、染色および加工に最適な木曽川の軟水が産地の発展に貢献。 麻から絹、絹から綿と時代のニーズに合わせて主要な原料を変化させ、昭和初期以降から毛織物が主要産業に。 日本最大の毛織物産地で、国内の毛織物生産の約7割を占める。 イタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールドに並ぶ世界三大毛織物産地。 現在では毛織物を中心に綿、麻、絹、化合物繊維、複合素材など多様な製品を手掛け、糸、染色、織り、仕上げに至るまで一貫した生産体制が整っている。
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