Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】創造のDNAを受け継ぐ「トゥモローランド」2代目社長 佐々木裕平

―今、狙っているブランドは?

 ないですね。嬉しい事に、ブランド側から声が掛かるようになってきているので。

―では、いま進んでいる展開の計画はありますか。

 色々とあるけど、トゥモローランドの海外卸として契約しているWANT AGENCY(ウォント エージェンシー)のByron(バイロン)とDexter(デクスター)っていう双子の兄弟がいるんです。その彼らのバッグブランド「WANT Les Essentiels De La Vie(ウォント レス エッセンシャル デ ラ ヴィ)」の店をやろうと思っています。

 彼らは「WANT Apothecary(ウォント アポセカリー)」というセレクトショップもやっているので、うちとお互いにディストリビューションをし合うというのも面白いかも。6月のパリのメンズファッションウィークでは彼らと同じショールームを借りて、ウォントとトゥモローランドのコレクションラインのセールスキャンペーンを隣合わせでやっていたんです。もちろんそこには親父もいて、有力ショップに営業してましたよ(笑)。

■もの作りが命

―オリジナルブランド、セレクトショップ、海外ブランドのパートナー、そしてカフェやバーなど様々な事業を展開していますが、トゥモローランドは"何屋"なんですか?

 色々なことをマルチにやっていく会社になってきました。その中でも当然、「トゥモローランドだからこれをやる」というような"らしさ"があります。海外ブランドとの取り組みでは「DRIES VAN NOTEN」が5年、その他のブランドについてはここ2〜3年の事業なので、商売としてはこれからですね。

―衣料不況といった景気の逆風は感じますか?

 世の中の流れで上下はしますが、特に感じません。売り上げとしては、ほぼ横ばいですから。

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―これからどういった会社にしていきたいですか?

 社員がみんな幸せであればいいですね。当然、仕入先の工場さんやもの作りに関係する会社さんも。

―丁寧なもの作りは、どの事業も共通していますね。

 もの作りはトゥモローランドの一番の強みで、命です。一番大事にしてきたことだし、他には出来ない仕組みを築いてきました。これをもっとよくしていかないと、と考えています。自社工場はないですが、工場さんは運命共同体。真夏でもクーラーなしでやってる生地屋さんもあるんです。うちが90年台後半のバブル崩壊後に厳しかった時期もずっと支えてくれた工場さんに、未だに支えてもらっている。そういった恩は忘れません。

次のページは>>NY出店の計画、これからのトゥモローランド

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