Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】EXILEや三代目JSBが所属、世界を目指すLDHのアパレル部門を支える小川哲史

手製にこだわった衣装「製作スピードは世界一」

―衣装の方はメンバーの意見を反映しているのでしょうか?

小川:基本的にはプロデューサーのHIROさんが考えたコンセプトをベースに、僕から演出に合った衣装をプレゼンテーションしています。

―HIROさんは厳しそうですね(笑)

小川:そうですね。何回もデザインを練り直すこともあります。優しいですが、その辺に関してはすごくストイックな方なので。

LDHapparel-satoshiogawa-20161130_013.jpg

LDHapparel-satoshiogawa-20161130_040.jpg

―細かな装飾が印象的です。これらは全て手作業ですか?

小川:基本的に全部手付けですね。立体刺繍のものは、柄は自分でデザインして作業は専門の人にお願いしていますが、1着の制作に48時間くらいかかっています。

―丸2日間ですね。素材もオリジナルでしょうか?

小川:タイミングにもよりますが、ATSUSHIさんの衣装で使われたゴールドレザーやレッドレザーのメタリックなものは、あまりないのでオリジナルで作っています。

―衣装のデザインはメンバーによって変えていますよね。

小川:EXILEの場合は、 ATSUSHIさんとTAKAHIROさんで異なるデザインになっていて、パフォーマーに関しては世代別で分けています。昨年のEXILEのライブツアー「アメージングワールド(AMAZING WORLD)」では3デザインほど展開しました。

―ボーカルとパフォーマー、それぞれ衣装製作で意識していることはありますか?

小川:ボーカルの方はメッシュを使って通気性を良くしたり、パフォーマーについてはストレッチ性を重視しています。ブランドの衣装でスタイリングしたものも、動けるように改造しています。

―機能性も考えてデザインされているんですね。1つのツアーで作っている着数は?

小川:「アメージングワールド」は10ポーズあったんですが、EXILEは18人いるので、メンバーの分だけで180着。これにサポートメンバーと呼ばれる演者や子ども達の衣装も加わるので、トータルで2,000着弱ほどになりますね。特に「アメージングワールド」はEXILEの15周年の集大成だったので、場面ごとでも細かくグループ分けがされていたので大変でした。スタイリストも大人数でしたね。初日の福岡ドームは1室にミシン場を作ってもらい、修正があったら随時対応していました。もう工場が欲しいくらいです(笑)。オープニングの衣装はマイケル・ジャクソンの「This is it」の衣装を手掛けたチームにお願いしたり、外部に発注することもありました。

―衣装の制作期間は?

小川:ツアー全部の衣装だと2カ月くらい。製作スピードは世界一僕らが早いんじゃないかと(笑)。

―それは恐ろしいほど早いですね(笑)。ファッションブランドともコラボしていますよね。

小川:三代目 J Soul Brothersに関してはNAOTOさんの強い意向で、「フェノメノン(PHENOMENON)」や「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」など色々な人にお願いしてコラボレーションしていますね。

―グループによって異なるので大変ですね。

小川:そうなんですよ。メンバーが着たい服と演出的に見せたい服が合わないこともあって、調整は簡単ではないですね。でもHIROさんが目指しているのは、アーティストがキラキラした格好で歌うだけではなく、1つのエンターテインメントのショーとして観てもらうこと。メンバーもそれは理解してくれているので、上手くまとめるのが僕の仕事なんです。

次のページは>>小川社長が考えるLDH apparelの将来像

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング