Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】あのロゴはなぜカタカナ?"世界で一番スウェットを着る男"が語るループウィラーの歴史

ループウィラー創業者の鈴木諭氏
ループウィラー創業者の鈴木諭氏
Image by: Fashionsnap.com

 「ループウィラー(LOOPWHEELER)」が、自社のヴィンテージを揃えた「ループウィラー ヴィンテージ サービス(LOOPWHEELER VINTAGE SERVICE)」を出店した。店内に並ぶグラフィックを載せたスウェットは、かつてヨーロッパで展開していたという希少なアーカイブ。スウェットブランドとしてスタートして創立16年、「世界で一番長時間スウェットを着ている人間」だという創業者 鈴木諭氏と共に「ループウィラー」の歴史を振り返る。

 

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「ループウィラー ヴィンテージ サービス」の外観にはネオンサイン

―「ループウィラー ヴィンテージ サービス」の原点は、ブランドの始まりと関わりがあるようですね。そもそも「ループウィラー」の人気に火がついたきっかけは?

 ブランドとしての「ループウィラー」は、1999年に海外で展開が始まりました。それまではOEMの会社だったんです。ブランドをスタートするならば、海外の方が勝機があると感じていたので、ロンドンで売り込みを始めて、2000年に販売店舗第1号店としてセルフリッジズ (Selfridges)での展開がスタートしました。翌年2001年は、英国におけるジャパンイヤーで国を上げて日本のものを買いなさい、紹介しなさい、というムードが高まっていたんですね。セルフリッジズの地下から最上階まで、もう日清のカップラーメンや自動販売機、柿の種といったありとあらゆる日本のアイテムが並んだんです。その中で僕たちは、衣料品売場でイベントをやらないかと誘っていただきました。

―反響はありましたか?

 はい。その企画を「コレット(colette)」のサラが見てくれていて、「面白いからバイイングすることを前提に話をしたい」という内容のメールをくれました。その頃はお金が無くて僕らも暇だったので「じゃあ、再来週打ち合わせをしますか」と伝えてすぐに渡仏しました。実際、本当にバイイングしてくれて、さらに「ウォーターバーのユニフォームをやらないか」という依頼も受けたんです。その頃のウォーターバーは、3ヶ月に一度ユニフォームが変わっていたんですよ。そんな感じで、セルフリッジズを皮切りに「コレット」での取り扱いを開始し、それを見た「ジャック・スペード」が買い付けてくれたりと、2000年〜2001年は日本で全く販売しないままに海外で広がっていったんです。

―日本での展開はいつ頃からスタートしたのですか?

 「コレット」は日本人もパリに行ったら必ずチェックするようなお店なので、そこに置いてあるということで気になっている方も多かったようです。日本でも購入したいという声を貰うことが増えたので、2002年に初のお店を中目黒に出店しました。それから千駄ヶ谷に移転して、今では地方にもお店を構えています。ファンの方々も増えているんですが、いつか何かの形で当時制作したデットストックやサンプルを公開できたらいいなと思ったのが、今回の「ループウィラー ヴィンテージ サービス」の出店に繋がりました。

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「ループウィラー ヴィンテージ サービス」の内観

―ブランド創立から16年、「ループウィラー ヴィンテージ サービス」をこのタイミングで出店した理由は?

 出店場所の千駄ヶ谷店の2階は、もともと事務所として使用していたんです。たまに下に降りて知り合いや顧客の方にお会いしたりいろいろと便利だったので、手狭ながらも遠くに離れたくないなという思いから8年という年月が経ってしまったのですが、今年の2月に近所に引っ越せる事になって、ここをどうするかという話に。僕は前々から、スウェット専業メーカーだし20年とか30年経った後に原宿の古着屋で売られていることが本当の意味での成功だと思っているんですね。世界中の古着屋で日本の「ループウィラー」というスウェットがセカンドサイクルされているなんて、夢のある話じゃないですか。そういった夢があったので、まずは自分たちの古着を扱うお店を自分たちで作ってみないか、と提案してみたんです。

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