総刺繍で仕上げられたマドモアゼル プリヴェのドア
Image by: FASHIONSNAP.COM

Fashion 大解剖

シャネルの創造の源泉へーー「マドモアゼル プリヴェ」展 をレポート

総刺繍で仕上げられたマドモアゼル プリヴェのドア
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 世界各都市で開催されてきた「シャネル(CHANEL)」のエキシビション「MADEMOISELLE PRIVÉ TOKYO マドモアゼル プリヴェ展 ー ガブリエル シャネルの世界へ」が10月19日から東京・天王洲のB&C HALLでスタートします。展示されるのは、シャネルのクリエイションと職人技が結集して仕立てられた貴重なオートクチュールやハイジュエリーの数々。12月1日まで開催される同展の見どころをレポートします。

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Image by CHANEL
 

 マドモアゼル プリヴェ展は2015年のロンドンを皮切りに、ソウル、香港、上海と世界の各都市を巡回。東京は5都市目の開催地です。オートクチュール、ハイジュエリー、そしてフレグランス「シャネル N°5」の3軸を中心とした同じコンセプトの元、特にメゾンのクリエイションと刺繍に代表される職人の卓越したサヴォアフェールにフォーカスし、最新のコレクションなども織り交ぜた特別な構成となっています。

 マドモアゼル プリヴェとは、シャネルの中核でもあるパリのカンボン通り31番地の4階に構える、シャネルのクリエイションスタジオの入り口に掲げられた言葉。展覧会では創業デザイナーのガブリエル・シャネルがくつろぎ、客人をもてなす建物内で最もプライベートな空間である3階のアパルトマンを再現しています。まさしくシャネルのクリエイティビティにおけるインスピレーションの源泉のような空間です。

 エントランスを抜けてすぐの階段を登ると、そこには扉が。メティエダールのアトリエ「ルサージュ」による総刺繍でスタジオへと続くドアが再現されていて、ドアノブから蝶番に至るまでびっしりとビーズやスパンコールが縫い付けられています。製作時間はなんと1,200時間、日数に換算すると50日......!気が遠くなるほど膨大な時間がかけられていました。

 館内を周る前に公式アプリをダウンロードしておくと、展覧会をより楽しむことができます。アプリはQRコードと連動していて、それぞれの展示スペースでコードを読み込むと、展示品にまつわるムービーが再生されたり、音声ガイドを聞いたりすることができるという仕掛け。音声ガイドは、モデルで俳優の宮沢氷魚さんが担当しています。

 会場内は2フロアにわたり、アパルトマンの各部屋の色調をイメージした「ミラーホワイト」「ベージュ」「ブラック」「レッド」「バロックゴールド」の5つのエリアで構成されていて、それぞれのテーマカラーに沿ったメティエダール アトリエによるオートクチュールが展示されています。

 各エリアでは、刺繍や羽細工などひと針ひと針に込められた職人たちの息遣いが感じられそうなほど、至近距離で繊細なオートクチュールの数々を見ることができます。中にはツイードジャケットや革命的なリトルブラックドレスといった、シャネルを代表するアイコニックなピースも。キャプションにはコレクション名と製作に費やされた時間が記載されていて、数百時間から多いものだと1,000時間を超える一着もありました。

 5つのエリアを抜けると、マドモアゼル プリヴェ展にまつわるスケッチや、映画監督のソフィア・コッポラがガブリエル・シャネルにオマージュを捧げ、東京のエキシビションのために手掛けたビデオコラージュ作品を見ることができます。ソフィア・コッポラはカール・ラガーフェルドの提案で、10代の頃にシャネルのクリエイションスタジオでインターンシップをしていたそう。

 エキシビションの期間中、展示スペースとは別の部屋で参加型のワークショップの開催も。2週間ごとに3つのプログラムが組まれ、オープン時にはシャネルのメティエダール アトリエのひとつである「モンテックス」による刺繍のワークショプが開催されます。(事前予約制)

 1セッション約30分の刺繍のワークショップでは、本国から来日した職人のサポートのもと、日本からインスピレーションを得たという絵柄を様々な刺繍で描き、約2週間をかけて一枚の大きな作品を仕上げるそう。ワークショップを終えると修了証が授与。一体どんな刺繍作品になるのか楽しみです。

 そのほか12月1日までの会期中、ハイジュエリーとシャネル N°5にまつわる技術を実際に体験できるプログラムも行われるとのこと。貴重な機会になりそうです。

 入場は無料ですが、入場およびワークショップの参加には公式LINEアカウントから事前予約が必要なので、登録をお忘れなく。

■ MADEMOISELLE PRIVÉ TOKYO
マドモアゼル プリヴェ展 - ガブリエル シャネルの世界へ
場所:B&C HALL - 天王洲アイル
   東京都品川区東品川2-1-3
会期:2019年10月19日(土)~12月1日(日)
時間:11:00〜20:00 (最終入場 19:30)
入場無料(要予約)

■ワークショップスケジュール
・モンテックスによる刺繍のワークショップ:10月19日〜11月3日
・ハイジュエリーのクリエイションスタジオによる金箔貼りのワークショップ:11月4日〜11月17日
・シャネル「N°5」ボードリュシャージュ(ハンド シーリング)のワークショップ:11月18日〜12月1日

公式ホームページ
CHANEL公式LINEアカウント

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