Image by: MM6 Maison Margiela
2月20日に開幕したミラノ・ファッション・ウイークの3日目、「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)」が2024-25年秋冬コレクションを発表した。会場となったのは、柔らかな雰囲気に満たされた静謐な空間。抽象化をメインテーマに、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が手掛けた「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」や「エルメス(HERMÈS)」を思い起こさせるアイテムが数多く登場した。
マルタンらしさを残した良い塩梅のサンプリング
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日本では“マルジェラ期”と呼ばれる「エルメス」(1997〜2003年)を中心に、マルタンのアーカイヴが着想源だったという今シーズン。序盤は、ブラックやオリーブといったシックなカラーを中心に、縦に長いシェイプとフィットしたシルエットが続く中、ショルダーラインが強調されたノースリーブのアイテムが登場。これは、エムエム6チームがいつも滞在するホテルにあるピローケースを模したものだ。
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コレクションは次第に色味を増し、アウターが豊富なバリエーションで現れるが、ここでもアーカイヴのエッセンスが随所で感じられる。しかし、そのどれもが「エムエム6」流にミニマルなアプローチで再構築されており、このマルタンらしさを残した良い塩梅の引き算が、昨今のブランド人気を支えているのだろう。
キャッチーなアイテムで間口を広げることも忘れない
Image by: MM6 Maison Margiela
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また、アーカイヴのディテールでコアなファンを唸らせる一方、人気のワイドデニムやドライバーズニットなどで間口を広げることも忘れない。
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そのほか、大胆すぎるスプレーペイントを施したクラシックなテーラリングスタイル、コンサートビジュアルをサイケデリックに色調加工したベアトップドレス、ゾンビのコミックプリントを落とし込んだワンピースなども印象的だった。
足元はここ数シーズン、「サロモン(SALOMON)」とのコラボが続いていたが、「ドクターマーチン(Dr. Martens)」とタッグ。両者のコラボは今シーズンが初となり、ショーでは2足のシューズをハイブリッドしたようなデザインが披露され、カプセルコレクションの全貌は、12月の発売時までに明かされるという。
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