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　1975年創業の同社は、1991年に大阪で直営店を出店するまで卸売のみで展開していたため、高機能素材や独自構造の魅力を小売店経由でユーザーに十分伝えられないという課題を抱えていた。これを解決するべく、商品のスペックに加えて開発背景、使用シーンの写真や図解を盛り込んだ総合カタログの発行を1980年に開始。以後45年間、春夏号と秋冬号の年2号を継続して、同社の有料会員制度「モンベルクラブ」会員に向けて発行している。なお、同社の有料会員は今年7月時点で120万人を超えている。　今後は、詳細な商品情報をより充実させるため、会報誌「OUTWARD」は2026年春号から従来の52ページを約100ページに大幅増刷。あわせてウェブサイトでも情報拡充を図る。

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Fashion

モンベルが総合カタログを終了　45年にわたり発行

　同ストアは、売り場と展示フロアを分けて展開。売り場は、ワンフロアの店内にアウトドアウェアから、ビジネス、トラベル、キッズ・ベビー製品まで幅広く揃える。　展示フロアでは、4月4日から6月1日までの期間中、第一弾の展示として「Patagonia Journal Gallery」を実施。1972年から刊行してきたカタログやジャーナルを公開する。6月上旬から8月11日までを予定している第二弾「Worn Wear Store」は、「新品よりもずっといい」をコンセプトに展開。パタゴニア製品の中古ウェアを販売するほか、1着を修理して長く着続けるストーリーを紹介する。

Patagonia

パタゴニアが東京・京橋に期間限定ストアをオープン　カタログのアーカイヴを紹介する展示も

　カタログでは、モデルの女性がナチス・ドイツに関連する書籍を手にした写真を使用。書籍の表紙には、イタリア語で「第三帝国の建築」とのタイトルが掲載されていた。千趣会は「本件で被害者の方々を傷つける意図はない」としており、原因を究明し、再発防止に向けて誌面のチェック体制の強化に努めていくという。

Business

千趣会、ナチス関連本の写真掲載で謝罪　「ベルメゾン」など2誌を自主回収

　三陽商会では、2020年11月にウィメンズブランド「エヴェックス バイ クリツィア（EVEX by KRIZIA）」から電話注文ができるファッションマガジン「ウィングス（Wings）」を発行。オンラインストアでの購入に抵抗のある顧客に対して購入方法の選択肢を広げることに成功したことを受け、今回のサンヨー・スタイル・マガジンの創刊に至った。　サンヨー・スタイル・マガジンでは、複数のブランドを展開する総合アパレル企業の品揃えを活かし、ブランドごとにスタイリングを提案するだけではなくテーマ軸で誌面を編集。創刊号では「ベスト コート モーメント（BEST COAT MOMENT）」と題し、今冬のアウターコレクションを特集する。各ページには直営オンラインストア「SANYO iStore」にアクセスできるQRコードを掲載。コードを読み取ると、該当ページの商品が一度に表示される仕様となっている。

三陽商会が初のブランド総合カタログを発行、ECでの購入に抵抗のある顧客へアプローチ

　IKEAカタログは、1951年に創業者のイングヴァル・カンプラード（Feodor Ingvar Kamprad）が初めて発行。全68ページにわたりスウェーデン語で商品を紹介し、合計28万5000部を配布した。2000年にはデジタル版のIKEAカタログの提供を開始。2016年には、32ヶ国語からなる全69バージョンのカタログ約2億部を50以上の市場で配布した。イケアはカタログ発行の終了理由について「購買行動やメディアのあり方が変化し、IKEAカタログの需要が減ったため」と説明。なお、2021年秋にはホームファニシングにまつわるインスピレーションや知識を紹介するオリジナルブックの発行を予定している。

Lifestyle

IKEAがカタログの発行終了、70年にわたり展開

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