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　今シーズンの注目は、新クリエイティブディレクターが手掛けるデビューコレクション。マチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）による「シャネル（CHANEL）」、ジャック・マッコロー（Jack McCollough）とラザロ・ヘルナンデス（Lazaro Hernandez）による「ロエベ（LOEWE）」、ピエールパオロ・ピッチョーリ（Pierpaolo Piccioli）による「バレンシアガ（BALENCIAGA）」、マーク・トーマス（Mark Thomas）による「カルヴェン（CARVEN）」、ミゲル・カストロ・フレイタス（Miguel Castro Freitas）の「ミュグレー（MUGLER）」、そしてデュラン・ランティンク（Duran Lantink）の加入によって約10年ぶりにプレタポルテショーを行う「ジャンポール・ゴルチエ（Jean Paul Gaultier）」の6ブランドが、新体制のクリエイションを披露する。　また、ジョナサン・アンダーソン（Jonathan Anderson）が手掛ける「ディオール（Dior）」と、グレン・マーティンス（Glenn Martens）による「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」は、ウィメンズのプレタポルテのファーストコレクションとなる。　ウィメンズの公式ショースケジュールに復帰するブランドとして、今年50周年を迎えた「アニエスベー（agnès b.）」、7月頭にマイケル・ライダー（Michael Rider）によるデビューコレクションを発表したばかりの「セリーヌ（CELINE）」、ニューヨークから再びパリに戻る「トム ブラウン（THOM BROWN）」、ピーター・コッピング（Peter Copping）による2シーズン目の「ランバン（LANVIN）」をはじめ、ロエベ、メゾン マルジェラ、カルヴェン、ジャンポール・ゴルチエ、ミュグレー、「ヴェトモン（VETEMENTS）」の10ブランドが名を連ねる。　新たに公式入りしたブランドとして、ショー枠は「ジュリ ケーゲル（Julie Kegels）」、「マチエール・フェカル（MATIÈRES FÉCALES）」、「メリル・ロッゲ（Meryll Rogge）」の3ブランド、プレゼンテーション枠は「ファソン ジャックマン（FAÇON JACMIN）」と「ガニー（GANNI）」の2ブランドが参加する。　その他の常連ブランドも含め、多くのブランドが従来のスケジュールとは異なる日程に変更されており、さまざまな側面で変革のファッションウィークとなりそうだ。

Fashion

2026年春夏ウィメンズコレクション

シャネル、ロエベ、バレンシアガなど6ブランドが新ディレクターによるデビューショー　変革のパリコレに

　ミラノで発表された2025年サマーコレクションのタイトルは「WOW!」。子ども部屋にいるような胸の高まりや、慣習に縛られない自由さを、遊び心とともに表現。大胆な想像力による冒険的なシルエットや、変容するデザインが注目を浴びたコレクションだ。　アクセサリーでは、スーパーの買い物袋風のレザーバッグなど、手の込んだクラフツマンシップによって価値を与えるアプローチに注目。ウェアやジュエリーのアクセントとして、ウサギやカエル、魚のモチーフがあしらわれ、ユニークな個性を演出する。　ポップインイベントは、世界に先駆けて東京・表参道で開催。メンズ・ウィメンズの最新コレクションをいち早く見ることができるほか、ショー会場にずらりと並んで話題を集めた動物型のラウンジチェア「ザ・アーク（The Ark）」を特別に展示する。イヌ、ネコ、パンダ、ウサギ、ヘビ、ニワトリ、ゾウなどのカラフルな動物たちが店内に点在し、「WOW!」と刺激を与えるようなイベントとなっている。　期間中、1階フロアにキオスクが出現。LINEの友だち登録とアカウント連携した来店者を対象に、コーヒーを提供する。また、バレンタインにあわせて発売されたカプセルコレクションからハートをあしらったウォレットなど、今年最初の最強開運日である3月10日に向けたレザーグッズも豊富に取り扱っている。

2025年サマーコレクション発売記念イベント

ボッテガ・ヴェネタ 表参道フラッグシップに動物たちが集結　チェアの展示やコーヒー提供

　リチャード・スカーリーによるロングセラー絵本「スカーリーおじさん」シリーズなどの色鮮やかな作品は、個性豊かなキャラクターと細部まで丁寧に描かれたイラスト、親しみやすい物語が世界中の人々の心を掴んできた。ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターを務めるマチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）にとっても、幼少期に想像力を育んだ大切な源であり、現在もインスピレーションの宝庫であり続けているという。　スカーリー作品にオマージュを捧げたカプセルコレクションで目玉となるのが、ブランドを象徴するイントレチャート（革ひもを編み上げる技法）をカバーに用いた「Biggest Word Book Ever」（邦題：スキャリーおじさんのおおきなことばえほん）。高さ62.5cm、幅42.5cmの大きさで、絵本とスケッチブックの2種を用意している。表紙にも登場するミミズのローリーはブレイジーのお気に入りで、チロリアンハットに赤い蝶ネクタイ、青と緑の服でおめかしした姿を「世界で一番のコーディネート」と称えているという。ポップアップ限定アイテムとして、作品のカラーパレットを用いたストライプのイントレチャートのダストバッグやウォレット、リンゴの形のコインケースなど、遊び心溢れるアイテムが登場した。　ポップアップでは、先行販売のホームコレクションにも注目。スカーリーの鮮やかな色使いが特徴的なクッションやブランケットから、レザートレー、ボックス、ドッグカラーやリード、チャーム、ペーパウェイトまで幅広くラインナップ。また、オーナメントやトランプ、ボードゲームのバックギャモン、ブランケットといった、冬の時間を豊かにしてくれる品々も並ぶ。　アイコンバッグの「アンディアーモ」、新作トートバッグ「ピナコテーカ」、クラッチバッグ「ローレン 1980」など人気のバッグは充実した品揃え。ノットデザインのネックレスやブレスレット、ドロップシェイプのピアスといったジュエリーはコーディネートのアクセントに。そして様々なデザインのカードケースやウォレットは、12月26日の天赦日、一粒万倍日、天恩日が重なる今年最後の最強開運日にも最適だ。　ザ・ステージのエントランスでは、長いアームを用いたユニークなディスプレーが目を引く。店内は温かみのある木製の什器とサカナが描かれたカーペットが印象的で、先月末にオープンしたばかりの路面店「ボッテガ・ヴェネタ 麻布台ヒルズ」に通ずる、クラフツマンシップを感じさせるインテリアが用いられている。

ボッテガ・ヴェネタと絵本の世界　ホリデーギフトがそろう伊勢丹新宿店ポップアップがオープン

　「ザ・アーク」は、イタリア・ミラノで9月21日（現地時間）開催のショーのために、招待客が座る椅子として、クリエイティブディレクターのマチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）が依頼。同氏は「箱舟」から得たというアイデアについて「それは不思議な感覚に満ちた楽しい世界で、そこで暮らすフレンドリーな仲間たちは、笑顔と『WOW! 』と声を上げたくなるような驚き、喜びを届けてくれます。すべてレザーで作られたこのシートは、座面が床に近いため、座ると普段とは異なる視点が得られます。楽しくて、座り心地も抜群のシートです！自宅であろうと他の場所であろうと、このシートに出会うたびに不思議な感覚がよみがえることを願っています」とコメントを発表している。　モチーフとなった動物は、イヌ、パンダ、ウサギ、テントウムシ、ヘビ、トリ、ニワトリ、恐竜、カワウソ、ゾウ、ネコ、キツネ、クマ、ウマ、クジラの15種類で、さまざまなカラーバリエーションが展開される。ナッパレザーを使用し、イントレチャートレザーのハンドルが取り付けられている。少数ごとの販売となり、販売期間は6ヶ月。初回はショー翌日の9月22日から、ボッテガ・ヴェネタの公式サイトで数量限定で取り扱っている。価格は税込110万円から。　次回販売は、今年12月1日から8日まで開催される「デザイン・マイアミ」を予定。ライトグレーのウサギとホワイトのニワトリは、イベントのみの特別販売となる。

BOTTEGA VENETA

「ボッテガ・ヴェネタ」動物型ラウンジチェア15種をショー翌日に発売　伊ザノッタが制作

　店内は、ボッテガ・ヴェネタ2024年サマーコレクションのテーマ「オデッセイ（冒険・長い旅・知的探究）」をイメージ。昨年9月にミラノで開催されたショーの会場を彩った世界地図を再現するなど、クリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）が手掛けるメゾンの世界観が表現されている。 　ポップアップでは、人気のアイコンバッグ3型からそれぞれ伊勢丹新宿店限定カラーが登場。ノットのディテールが特徴の「チェーン付 スモール アンディアーモ」（63万2500円）はホワイト、熟練の職人のアーカイヴ技法によるほつれ風フリンジが特徴の「ミニ カバ」（110万円）はフレッシュミント、そしてタイムレスなトートバッグ「ラージ カバ」（148万5000円／全て税込）はマスタードのカラーがラインナップしている。そのほか、レディ・トゥ・ウェアやアクセサリー、ウォレットやシューズといった新作コレクションが揃う。　また期間中、AR体験型アクティビティが用意され、ポップアップに訪れたゲストらが楽しみながら店内を巡った。スマートフォンでQRコードを読み込み壁や床にカメラを向けると、世界地図上に描かれている動物たちが動き出し、画面をタップして収集するという仕掛け。このアクティビティは、ボッテガ・ヴェネタ銀座店でも3月27日から4月14日まで体験することができる。なお、8種類の動物たちは期間限定のLINEスタンプとしても登場しており、友だち登録からダウンロードすることが可能。

「ボッテガ・ヴェネタ」旅がテーマのポップアップが伊勢丹新宿店に　世界地図から動物を集めるAR体験も

　ブランド初のLINEスタンプでは、2024年サマーコレクションに登場した動物たちやアイコンバッグ「サーディン」を連想させる魚のほか、クリエイティブディレクター マチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）の愛犬 ジョンジョンなど8種類が登場。「ありがとう」「うれしい」「おつかれさま」など、日常使いに適した内容となっている。

ボッテガ・ヴェネタが初のLINEスタンプを配信開始、マチュー・ブレイジーの愛犬など8種

　2階建ての新店舗は、ブランドのクリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）が監修。同氏が手掛けたパリのモンテーニュ通りのフラグシップの美学を受け継ぎ、さらに進化させたという。　店内はガラス、イタリア産のウォルナット材、緑色のヴェルデ・サン・ドニ大理石という3つの要素を軸にデザイン。レザーのシートやウールのカーペットには、ブランドカラーともいえるグリーンを採用し、イタリアの伝統的な素材とモダニズムあふれる空間に仕上げた。　マチューは店内デザインについて、「さまざまな形で宇宙を感じることができます。スペースシップの美学とは対照的なイタリアのモダニズム建築を組み込んだ親しみあるインテリアを表現しました」とコメントしている。

「ボッテガ・ヴェネタ」ミラノの歴史的なアーケード街に新たなストアをオープン

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