Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】STORES.jp買収の理由は?スタートトゥデイとブラケット両代表が語る

ブラケット代表取締役兼CEO 光本勇介、スタートトゥデイ代表取締役 前澤友作
ブラケット代表取締役兼CEO 光本勇介、スタートトゥデイ代表取締役 前澤友作

 「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが7月16日、オンラインストア作成サービス「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」を運営するブラケットの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。買収価格は約6億円で、クラウンジュエルの子会社化に次ぐ規模になる。なぜ両社が資本提携に至ったのか。その理由を、スタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏と、ブラケット代表取締役兼CEOの光本勇介氏に聞いた。

 

―両社の資本提携に至った経緯は。

ブラケット代表取締役兼CEO 光本勇介(以下、光本):去年9月にサービスを立ち上げた「STORES.jp」は現在約4万店のオンラインストアが開設されていますが、抱えている課題が2つありました。1つ目はいかにしてストアの数を増やすかということ、そして2つ目は各ストアにいかにして売る動線を提供していけるかということです。以前からスタートトゥデイさんとは接点があったんですが、「STORES.jp」で開設されるストアのうちの約70%がアパレル分野だったこともあり、課題を一緒に解決して頂けないかと相談したのがきっかけです。

スタートトゥデイ代表取締役 前澤友作(以下、前澤):ブラケットさんは複数のインターネットサービスを持たれていて、そのどれもが面白いアイデアでセンスもよかったので注目している会社のひとつでした。そんな中で「「STORES.jp」が最近伸びてるよ」という話をいろんな方面から聞くようになり、我々がいろいろな面で協力させてもらうことによって、もっと伸ばせるんじゃないかという話がとんとん拍子で進みました。

―完全子会社化のメリットは?

前澤:我々にとって最大のメリットは、これまでZOZOTOWNでは扱えなかったような小さいブランドさんやショップさんとの関係が持てるようになることです。それから「STORES.jp」内のストアが扱っている商材はオールジャンルなので、アパレル分野以外に進出検討のきっかけになると思って、その部分でも期待しています。

光本:ZOZOTOWNは圧倒的なトラフィックや販売力をもっています。我々が持っているデータベースを活用しつつ、「STORES.jp」内のストアの売る動線の拡大など様々な部分で可能性があると思っています。

―実際にショップのオーナーやユーザーにメリットはあるのでしょうか?

光本:日本にアパレルの小売店舗が16万店舗あると言われています。個人で運営している古着屋、地方の小さいセレクトショップなどが、独自でオンラインストアを持てるようなノウハウや知識、コストをかけられるかというと難しい。興味はあるが、何から初めていいかわからないといった方々に対して、1店舗につき1オンラインストア、1ブランドにつき1オンラインストアを持ってもらうきっかけが、今後さらに増えていくと考えています。究極では1人1オンラインストアを持ってもらえるような世界を作っていきたいですね。古着のカテゴリーひとつをとっても、個々のワードローブをオンラインストアという形で可視化することもできると思っています。

前澤:ZOZOTOWNに出店しているけれど自社ECはまだいいや、と思っているブランドさんにとっても今回の事で自社ECを開設しようかなと思ってもらえるきっかけになると思います。


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―アパレル以外の分野の連携について、具体的なイメージは

光本:現在、ストアのオーナーにはクリエイターの方やミュージシャンなども多く、音楽のファイルや自作CD、バンドTシャツなどを売ったり、地方のジャム屋さんなど、幅広い分野に広がっています。

前澤:それらのアパレル以外の分野の開拓は、まだ未知数の段階なのでこれからですね。


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