Fashioninterview

【インタビュー】伊勢丹「TOKYO解放区」が新進クリエイターを発信する意味

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■新進ブランドを様々な切り口で発信

―他の売り場とどう差別化しているのでしょうか?

 通常はブランドのテイストを売り場ごとに統一しているのですが、「TOKYO解放区」はコンセプト次第で自由にディレクションしています。2週間タームで変わるショップなので、全くテイストが異なるデザイナーズブランドを一緒に取り扱ったり、常に新鮮な企画を提案することが重要です。また通常ではコラボレーションが難しいケースでも、「keisuke kanda」とセーラームーンのコラボレーションイベントのように伊勢丹が入ることで実現できた企画もあります。比較的自由なラインナップになっていますね。

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昨年9月に開催された「ケイスケカンダ ト シンジュクイセタン」

―企画の立案やプロセスについては?

 先にコンセプトがあって、ストックしておいたブランドをその都度当てはめていくというのが理想ですが、ブライダルゲストウェアを提案した「TOKYO NEW BRIDE」のように取り扱いたいブランドが先に決まり、後でコンセプトを考えるということもあります。ブランドの情報は、街を歩いている人を観察したり、人に聞いたりして収集するようにしていますね。展示会は積極的に周るようにしています。


―限定アイテムを多く展開していますが、ブランドとはどのように取り組んでいるのでしょうか?

 新しいブランドというだけでは伊勢丹で取り扱う意味はありません。ブランドに無理を言うことも多いですが、オリジナリティを出すために限定アイテムや特別なコレクションを作ってもらっています。店頭に並ぶ商品の大半が別注アイテムという場合もありますね。

―この1年間で人気があった企画は?

 1日当たりの売り上げでは、「猫とファッション by MELANTRICK HEMLIGHET」が記録を更新しました。トータルではミュージカル「テニスの王子様」の期間限定ショップですね。「テニスの王子様」のミュージカルを観るお客様を呼ぶというところと、これまで関わりがなかったジャンルの方と組みたいという思いがマッチして実現した売り場です。

 また、「トーキョーパステル」も評判が良かったですね。ちょうどセール直後で、定価商品に切り替えたいという時期でした。ストリートの女の子の間で流行っていたパステルカラーを切り口にした企画で、"今着たい服"を新鮮なタイミングで提案できました。

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2月24日まで開催されていた「猫とファッション by MELANTRICK HEMLIGHET」


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