FashionTop Interview

【トップに聞く】創業40年アーバンリサーチ 竹村幸造「挑戦し続ける会社が生き残る」

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■海外進出やECも独創的に

―昨年は台湾に現地法人を設立しましたが、今後の海外戦略は?

 セレクトショップは海外では展開しにくいという欠点があり、グローバルで展開するのであれば、やはりオリジナル商品で戦っていくことになります。そこがセレクトショップの難しいところですね。

 まだしばらくは国内が中心ですが、長期ではアジアが中心になっていくだろうと考えています。海外の出店方法はいくつかあると考えていて、1つは商業施設と組むこと。もう1つは日本で創業したのと同様に現地で創業して店舗展開をしていくこと。今、我々がやろうとしているのは第3の方法で、台湾にオフィスや物流、ショールームを構えて、まずECサイトで服や着方を提案します。オンラインで販売し、実際に服を見たいという顧客にはショールームに来てもらう。それで軌道に乗れば、リアル店舗を展開していくという計画です。

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―売上高のEC化率が約20%は、アパレル小売業では高水準。リアル店舗とECの連携について戦略は?

 2000年頃からECに取り組みはじめ、今でこそ普通になっているショップスタッフによるスタイリング写真の提案なども、アパレルECでは先駆けだったんじゃないでしょうか。理想は、リアル店舗とECが2本の脚で立つこと。ECにおける年商は約70億円で売上高の約20%で、これからEC化率30%を目指していきます。

 世間では店舗で商品を見てネットで買う「ショールーミング」が懸念されていますが、実際には「ショールーミング」とは逆の、ネットで服を見てから店舗に買いに来る、いわゆる「ウェブルーミング」のお客さんの方が多いんですよ。旅行や外食も、ネットで予備知識を入れてから実際に行動するという時代。企業も商業施設も、時代に適応していくことが必要でしょう。

―事業が多角化していく中で、注力していく課題は?

 これからのセレクトショップは、よりセレクトショップらしく。ブランドは、よりブランドらしく。「SENSE OF PLACE」については、よりファストファッションの仕組みを強化していきい。どこをとっても「一流」に育てていきたいと思っています。


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