FashionTop Interview

【トップに聞く】創業40年アーバンリサーチ 竹村幸造「挑戦し続ける会社が生き残る」

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―昨年は、初のファストファッション型SPA(製造小売)業態として「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ)」を始動しましたね。

 強いブランドを作り、強い会社を作るには、より合理的で強い方法や店作りが必要になります。グローバルで売れている海外ブランドが、なぜ強いのかを研究し、注目したのがファストファッションの仕組みでした。商品調達や在庫回転、販売方法など、SPA方式を取り入れることによって、ブランド開発はもちろん従来のセレクトショップ事業にも生かしていければと考えています。

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「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH」ではデザイナー弓削匠が手掛ける「Yuge(ユージュ)」とのコラボも


―2014年1月期の売上高は、この3年で倍に積み上げて360億円。アパレル不況と言われる中で業績を伸ばしている要因は?

 前期の売上高285億円から120%の増収でした。今年も同じく80億円ほど上乗せして440億円が目標です。出店による新規の売上が大きいですが、ただ大量に出せばいいわけではありません。ブランドを魅力あるものにすることによって出店オファーがあり、良い物件や立地に巡り合うことが出来て、結果的に売上げに結びついてきました。3年後の2017年1月期には、売上高600億円を目指します。


■セレクトショップは、ただの「品ぞろえ店」ではない

―ニューヨークの「FREEMANS SPORTING CLUB(フリーマンズ スポーティング クラブ)」、デンマークの「BY MALENE BIRGER(バイ マレーネ ビルガー)」といった海外ブランドと提携し、相次いで日本に進出させてきました。

 これまでもセレクトショップとして海外ブランドを取り扱ってきましたが、他社も買い付け先が同じ場合が多いので「看板を外したらどのショップも同じような内容だった」ということにもなりかねません。独占的に展開するようなブランドを持つことで、セレクトの顔をはっきりさせる。そうしないとただの「品ぞろえ店」になってしまいます。M&Aという形でなくても、ブランド側の意向を取り入れつつ我々の色を出し、長期で良い形が築いていければと思っています。今後もいいブランドがあれば取り組んでいきたいですね。


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NY発ジェントルマンの館「フリーマンズスポーティングクラブ」外観


「KBF(ケービーエフ)」が3月の「ファッションウィーク東京」に初参加する目的は?

 「KBF」については、ブランドポジションが曖昧なのが課題でした。よりブランドのデザイン性やキャラクターを明確にし、芯の通ったブランドに育てる必要がある。ブランドの方向性をはっきりさせることを目標に、ファッションウィークに参加することを決めました。


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