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【トップに聞く】創業40年アーバンリサーチ 竹村幸造「挑戦し続ける会社が生き残る」

アーバンリサーチ代表取締役社長 竹村幸造
アーバンリサーチ代表取締役社長 竹村幸造

 1974年に前身のジーンズカジュアルショップを開業してから今年で40年。代表取締役社長の竹村幸造氏が率いるアーバンリサーチは、「おしゃれな店をやりましょう」という社員の一言をきっかけに一から店作りを始め、現在では全国で120店舗以上を展開する大手セレクトショップにまで成長した。アパレル不況でも積極的に新事業に取り組んだ結果、2014年1月期の売上高は360億円を達成し、3年後には年商600億円を睨む。「永久に業態開発を続ける」という竹村社長は現代のセレクトショップをどう考えているのか。次の一手を聞いた。

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―創業からこれまで、バブル崩壊やリーマンショックなど、環境や景気は大きく変化しました。

 景気は浮き沈みがあるもの。しかし私が一番重要に捉えているのは社内体制です。社員の環境が充実しているか、やる気があって盛り上がっているか。体制が整っていれば、例え景気が悪くても攻めの姿勢で頑張れます。それが今のアーバンリサーチですね。

―ジーンズカジュアルショップからセレクトショップに事業転換した理由は?

 私が創業した頃はジーンズショップが全盛で、商品を並べるだけで売れていました。でも徐々に普通の服屋もジーンズを扱うようになり、「ジーンズはジーンズショップで買うもの」という概念が崩れていった。「このままでは終わる」と感じましたね。そこで社員から「おしゃれな店をやりましょう」という声が上がったことをきっかけに、新しい店作りをはじめました。

―その店が「URBAN RESEARCH」だったということでしょうか。

 まず何が「おしゃれ」なのかを考え、当時一番おしゃれだと感じていたアパレルのショップスタッフが買いに来てくれるような店を目標にしました。ファッションを熟知している人が欲しくなるような服や靴などを選んでいくうち、徐々にセレクトショップの形になっていったんです。1997年にアメリカ村にオープンした「URBAN RESEARCH」1号店では、予想以上に売れましたね。それからはジーンズショップに代わる事業として、セレクトショップを拡大しながら育ててきました。

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URBAN RESEARCH表参道ヒルズ店では各ブランドをインショップ形式で展開


―現在では「URBAN RESEARCH」だけで6ブランドに派生しました。

 最新の店舗は、3月1日にオープンした表参道ヒルズ店です。我々が持っているセレクトのスペシャリティコンテンツを集積しました。コンテナのようにブランドを集めて編集しているので、ここから小型に切り出した店舗や、さらに大型化した300坪規模の出店も考えられますね。その対局にあると言えるのが既存店の「URBAN RESEARCH Store」で、こちらは壁も何もなく、グループの全カテゴリーから集めた商品を1つの店として並べる売り方。いずれの業態もこれまでに培ってきた経験を生かし、場所や環境に左右されず柔軟に適応することが可能になっています。


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