
Image by: Hikaru Nagumo(FASHIONSNAP)

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空港で撮影された私服姿が「まるでランウェイのよう」と話題を呼び、韓国のエンターテインメント企業HYBE運営のファンダムプラットフォーム「Weverse」に投稿したコーディネートには着用ブランドを尋ねる声が相次ぐ&TEAMのNICHOLASは、グループ随一のファッションアイコンとして知られる。
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そんな彼が今回、セレクトショップ「ヌビアン(NUBIAN)」と初のファッションプロジェクト「ウェノ・イズム(WENO-ISM)」を始動した。これまでファッションを愛し、着こなしで自身のスタイルを表現してきたNICHOLASにとって、服づくりはかねてから抱いてきた夢だったという。服を「着る側」から「作る側」へと踏み出した彼に、プロジェクトに込めた思いやクリエイションへのこだわり、そして挑戦を続ける原動力について聞いた。


▪️NICHOLAS:2002年7月9日生まれ、台湾出身。韓国のエンターテインメント企業HYBE(旧:Big Hit Entertainment)とCJ ENMが共同制作したサバイバルオーディション番組「I-LAND」に出演し、その後YX LABELS(旧:HYBE LABELS JAPAN)のデビュープロジェクトを経て、2022年に&TEAMのメンバーとしてデビュー。現在は日本を拠点にグローバルに活動している。第一言語の中国語に加え、英語、韓国語、日本語を操るマルチリンガルで、現在はフランス語を勉強中。
──ファッショニスタとして知られるNICHOLASさんがファッションに興味を持ったきっかけは?
練習生時代に毎月受けていた事務所内の実力テスト「月末評価」がきっかけです。あるとき私服でパフォーマンスをする機会があったのですが、そのときに周りの練習生と比べると自分はすごくシンプルな服しか着ていないことに気付いて。同じパフォーマンスをしていても、服装によって伝わる印象やメッセージが大きく変わることを実感したんです。「服には人を表現する力があるんだ」と感じて、そこからファッションに興味を持つようになりました。それ以降は買い物をする機会も増えましたし、これを着たら、自分はどう見られるかなと意識するようになって。そうやって少しずつ、ファッションについて学んでいきました。
──今ではかなりファッションへの造詣が深い印象です。どのように勉強してきたのでしょうか?
最初はSNSで調べたり、好きなアーティストや先輩方のスタイリングを参考に真似をして自分のスタイルを探していきました。でもだんだんとブランドの歴史に興味を持つようになって。ブランドやデザイナーの歴史について書かれた本を読んだりしながら、「なぜ100年以上続いているブランドがあるんだろう」と考えるようになりました。
ファッションは流行の世界なので、どんどん新しいものが出てきますよね。でもその中で何十年、何百年と愛され続けるブランドがある。その理由を知りたいと思ったんです。調べていくと、長く愛されるブランドには必ず一貫したコンセプトや哲学があって、ただ服を作っているわけではないことが分かりました。デザイナーが何を考えてその服を作ったのか、どんな価値観を世の中に伝えたかったのか。そういう背景に興味があるので、服そのものだけではなくその裏側にあるストーリーや考え方を調べるようにしています。アーティストは、長く愛されることが必要な職業です。どうしたらファンの皆さんに長く愛されることができるかの糸口を、ファッションの歴史の中から探そうとしている部分もあるかもしれません。
──ファッションについて学んでいく中で、着る服に対する考え方も変わりましたか?
最初は「かっこよく見られたい」という気持ちだけで服を買っていました。でもファッションの歴史や背景について学ぶうちに、服を選ぶ基準が少しずつ変わっていったと思います。以前はトレンドや見た目を重視していたのですが、今はその服を着ることで自分が何を表現したいのかを考えるようになりました。その日の気分だったり、自分が伝えたいメッセージだったり、服は言葉を使わなくても表現できるものだと思うんです。だから今の僕にとってファッションは、自分を表現するための言語のような存在です。ファッションには正解がありません。人それぞれ違う価値観や個性を自由に表現できるところが魅力的ですし、だからこそずっと興味が尽きないんだと思います。

──プロジェクト「WENO-ISM」はどのような経緯で始動しましたか?
デビューしてからずっと、いつか自分のアパレルブランドを持ちたいという夢を持っていました。ファッションについて学ぶようになってから、服を見るたびに「自分だったらどんなデザインにするだろう」と考えるようになって、いつか自分の手で何かを作ってみたいという気持ちが自然と生まれたんです。その夢については以前から会社やメンバーにも話していて、今回ご縁がつながり、ヌビアンさんとの協業という形で実現することになりました。
ヌビアンさんは、休日に必ずと言っていいほど買い物に行くお店の一つです。少し変わったデザインや一癖あるアイテムが好きなので、店内に揃うアイテムからいつも新しい刺激やインスピレーションをもらっています。&TEAMの衣装でもお世話になっていますし、ファンとして通っていたお店と一緒に、自分がずっとやりたかったことを形にできるのは本当に特別なことだと感じています。
──「WENO-ISM」というプロジェクト名にはどのような意味が込められていますか?
「WENO」は、僕が大切にしている“WHY NOT?”という考え方から生まれた言葉で、韓国語で「なぜ」を意味する“WHY”と英語の“NOT”を組み合わせて作りました。そこに「主義」や「流儀」を意味する“ISM”を加えて、「新しいことへの挑戦を前向きに楽しむ」という考え方を反映しています。

“WHY NOT?”は英語で「なぜダメなの?」「やらない理由はある?」という意味の言葉です。新しいことに挑戦するとき、不安や迷いから先に「できない理由」を探してしまうこともあると思うのですが、僕は昔からこの言葉をおまじないのように心の中で唱えながら、「やりたいならやってみよう」「まずは挑戦してみよう」と一歩を踏み出してきました。今でも何か新しいことに挑戦するときは、この言葉に背中を押してもらっています。自分の活動の原動力になっている考え方だからこそ、今回のプロジェクトの核にすることを決めました。
──今まで「WHY NOT?」のマインドでどのようなことに挑戦してきましたか?
本当に色々なことに挑戦してきました(笑)。子どもの頃はピアノやバイオリン、ギターをやっていましたし、テコンドーも習っていました。バドミントン選手として活動していた時期もありますし、その後はバスケットボールにも挑戦しました。もちろんアーティストを目指し始めたこともそうで、最近だとボクシングにハマっています。興味を持ったら、とりあえずやってみる。その考え方はずっと変わらないですね。


──今回アパレルアイテムと小物の計6アイテムをデザインされました。どのようなことを意識して製作しましたか?
ブランドの歴史を学ぶ中で、「意味があるデザイン」と「意味がないデザイン」の違いを強く感じるようになりました。だから今回は、ただ見た目がかっこいいものではなく僕だからこそ生み出せるものを作りたかったんです。台湾で生まれ、親戚の影響でアメリカの文化に親しみ、韓国で練習生として過ごし、日本でデビューした僕の歩みやルーツも、デザインの大切な要素になっています。







今回は“自由”という考えを、僕の好きな2つのカルチャーを通して表現しています。ひとつは、デニムやウエスタン、カウボーイカルチャーから着想を得た世界観。カウボーイには、自分の信じる道を進んでいくような自由さがあると思うんです。その力強さや開放感をチェックシャツとデニムのヘッドウェアに落とし込みました。もうひとつは、2000年代のロックやパンクカルチャーから影響を受けたダークな世界観です。ロックやパンクには、「こうあるべき」という既存の価値観やルールに縛られず、自分のスタイルを貫く精神がありますよね。その反骨的なエネルギーにすごく惹かれるので、そうした空気感を少し退廃的なデザインで表現しました。
──特に気に入っているアイテムはありますか?
難しい質問ですね(笑)。どれも気に入っていますが、中でもヘッドウェアは特に思い入れがあります。ずっと「こんなものがあったらいいな」と考えていたデザインを形にできたアイテムなんです。
実は制作過程で一番苦労したのはデニムのヘッドウェア。ファーストサンプルがイメージとは全く違うものになってしまって、本当に焦ったのを覚えています。一時はどうなることかと思いましたが、スタッフの皆さんや友人にフィードバックをもらいながら何度も調整を重ねて、ようやく納得できる形に仕上げることができました。かなり自分の趣味全開のアイテムなのですが、だからこそ僕みたいに少し捻くれたデザインが好きな方には刺さるんじゃないかなと思っています。苦労した分、今回のコレクションの中でも特に愛着のあるアイテムですね。


──いくつかのアイテムのディテールには&TEAMやLUNÉ(&TEAMのファンの呼称)をイメージしたデザインも隠されているそうですね。
そうなんです。今回は自分の好きなものや個性を表現するだけでなく、僕の大事な構成要素である&TEAMとLUNÉとのつながりもデザインの中に落とし込みました。このプロジェクトは僕一人で生まれたものではなくて、&TEAMとして活動してきた経験や、いつも応援してくださるLUNÉの皆さんの存在があって実現できたものだと思っています。だから、自分だけのものではなく、&TEAMらしさもどこかに入れたいと思ったんです。
例えばTシャツの3本線は、&TEAMのコンセプトでもある狼の爪痕をイメージしています。さらに横にして見ると、僕の本名の苗字「王」の字にも見えるようになっているんです。自分自身と&TEAM、その両方を表現できるモチーフにしたかったので、すごく気に入っています。ほかにも、バッグやキャップには&TEAMのロゴである「&」をさりげなく取り入れています。ファンの皆さんはこういう細かい意味や隠れたメッセージを見つけるのが好きだと思うので、ちょっとしたサプライズです。





──もしメンバーに着てもらうなら誰に、どのアイテムを着せたいですか?
Kくんはキャップとチェックシャツ。普段も好んで着ているスタイルなので、絶対に似合うと思います。FUMAくんはデニムが好きなので、デニムのヘッドウェアに挑戦してほしいですね。実はさっきEJに宿舎でチェックシャツを着せてみたんです(笑)。すごく似合っていたので、次はデニムのヘッドウェアも合わせて着てほしいです。YUMAは普段あまりデザインの強い服を選ばないので、Tシャツが似合いそう。シンプルだけど、オシャレに決まるので気に入ってくれると思います。
JOはスタイルがいいので、正直なんでも似合いそうです。ずるいですね(笑)。HARUAにもさっき着せたのですが、黒いヘッドウェアのミステリアスな雰囲気がお気に入りみたいです。最近一緒に見ているアニメに出てくるキャラクターの魔女っぽいと言っていました(笑)。もう空港ファッションのコーディネートまで考えているらしいです。TAKIは、デニムのヘッドウェアが似合いそう。明るくてエネルギッシュな雰囲気が彼にぴったりだと思います。MAKIもTAKIと同じく、デニムのヘッドウェアが似合いそう。もともと今回のコレクションの世界観と彼の雰囲気には通じるものがあると思っていて、個人的にもすごくイメージが重なります。
──今回のコレクションに合わせて個人のInstagramを開設されました。今後はどのようなことを更新していく予定ですか?
ずっと個人のInstagramをやってみたいと思っていたので、開設できて嬉しいです。今回こうしてプロジェクトを始めることができたので、まずはその発信を中心に、僕自身が好きなファッションについてもたくさん発信していきたいですね。普段の私服やコーディネート、日々インスピレーションを受けたものなども少しずつ共有できたらと思っています。ファッションが好きな方にも楽しんでもらえるようなアカウントにしていきたいです。
──デビュー4年目を迎えた今、&TEAMのNICHOLASとして、そして一人の人間としての目標を教えてください。
&TEAMのNICHOLASとしては、これからもパフォーマンスを通して楽曲の世界観やメッセージをしっかり届けていきたい。歌やダンスだけではなく、その曲が持つ感情やストーリーまで伝えられる表現者になりたいです。
一人の人間としては、これからも好奇心を持っていろいろなことに挑戦し続けたいです。僕が「WHY NOT?」という言葉に背中を押されながらここまで来たように、今度は僕の姿を見た誰かの背中を押す「WHY NOT?」のような存在になりたいです。「やってみたいけど不安だな」と思ったときに、「NICHOLASも頑張っているし、自分もやってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいですね。これからもLUNÉの皆さんと一緒に成長しながら、お互いに良い刺激を与え合える存在でいたいと思います。
最終更新日:
◾️WENO-ISM販売スケジュール
・&TEAM コンサート会場販売(数量限定)
日程:2026年6月27日(土)、 6月28日(日)
場所:&TEAM 兵庫公演会場 GLION ARENA KOBE
・オンライン販売
日程:2026年7月10日(金)12:00〜
&TEAM Weverse Shop
ヌビアン公式オンラインストア
※ヌビアンでの販売は在庫状況によっては予告なく内容が変更になる可能性ありますので、あらかじめご了承ください。
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