Fashioninterview

【インタビュー】SHIMA奈良裕也が体現する美容師の現在形

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―1月にスタイルブックを初めて出版されます。

 smartさんからオファーを頂いて、記念に出すことになりました。今までのアーカイブから最近ニューヨークで撮り下ろしたばかりの写真まで、多彩なカットを載せています。ミリヤちゃんと一緒に「KAWI JAMELE(カウイジャミール)」の服を着たり、自分の部屋で撮ったものも入っています。

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―美容師という職業について、昔と今で価値観は変わりましたか?

 昔は、美容師はただ髪を切る人というイメージでした。なんとなくかっこいい、楽しそうというイメージだけで始めると絶対に辞めちゃう。辛いし休みも少ない、労働時間も長いので、髪の毛を切って女の子を可愛くしたり、綺麗にしてあげるという気持ちや興味が大きくないと脱落する人は多いですよね。「いつか自分の店を持つ」と目標を掲げている人が多いので、お店を移ったりしながら少しずつ独立に向けて環境を整えていく人が多数派なのかな。

 そう考えてみると、学生のときまで自分が描いていた美容師像と今の自分は違います。サロンワークの枠を飛び出していますもんね。どういう風にしていきたいという具体的な道筋は無かったのですが、自然な流れで色々と手を出してこうなりました。性格的に、ずっとサロンの中に居るのは無理なんだと思います。

―具体的には?

 実はサロンワークとヘアメイクを両方やっている人間って、SHIMAの中では僕だけなけなんです。もともとは美容室で、ヘアメイクはやっていない店だったので。ヘアメイクを職にする人って、プロのヘアメイクさんに弟子入りしてアシスタントから始めて独立するというのが通常の流れなんですね。でも僕の場合はたまたまヘアメイクのお話を頂いて仕事をしたことがきっかけになって、幅を広げたという経緯で今があります。ヘアメイクの仕事はきっかけがある人じゃないとできないと思っていて、周りのコネクションや、業界に友達が居ないと最初からいきなりは仕事もらえませんよね。なれる人しかなれない。

―独立は?

 考えていないです。多分ずっとしない。パワーを持っているSHIMAが好きなんです。自分のお店を持つと、スタッフの教育やお金のことだったり余計なことをいっぱい考えないといけませんよね。すごく作ることが好きで、ヘアメイクも好きで、これからもずっと自分らしさを大切にしていきたいから、独立してしまうと自分の良さを失うなと感じています。お店の経営面を全部マネジメントしてくれる人が居たらやっても良いかなとは思いますが、自分は自由にさせてほしい(笑)。SHIMAには僕自身の活動についてとても融通を利いてもらっていて、独立の必要性は感じていないですね。

―芸能界進出は?

 無いです(笑)。興味無いです。


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―2014年の抱負を教えて下さい。

 ここまでなんだかすごく駆け足で、必死に生きてきたので、2014年は地に足をつけて、家での生活も充実させたいなと思います。家ではゆっくり過ごしつつ、仕事は仕事でしっかりやる。いつも、遊んだり飲みに行っちゃってるので(笑)。仕事はかなり幅広くやりたいですが、遊びは控えようと思っています。アジアなど海外でもっと働いてみても良いかな。


■奈良裕也
 1980年、埼玉県生まれ。SHIMA原宿でアートディレクターを務める傍ら、ファッション誌、カタログ、ショート等でヘアアーティストとしても活躍中。国内外のファッショニスタやセレブからの指名も多い。

(聞き手:坂本菜里子)

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