デザイナーの三原康裕が1996年に自身のレーベル「ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)」を立ち上げる。2016-17秋冬シーズンからは「ミハラヤスヒロ」を継承しつつ、メインラインを「メゾン ミハラヤスヒロ」で展開。2020年春夏からウェアのコレクションラインをメゾン ミハラヤスヒロに統一している。
Maison MIHARA YASUHIROのコレクション
1972年長崎県生まれ、福岡出身。1996年に自身のレーベル「MIHARA YASUHIRO」を設立。2016-17年秋冬シーズンからは「MIHARA YASUHIRO」を継承しつつ、メインコレクションを「Maison MIHARA YASUHIRO」で展開。2020年春夏からウェアのコレクションラインをMaison MIHARA YASUHIROに統一。
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目次
- START -
デザイナーはレザーシューズ作りからキャリアをスタート
学生時代から独学で靴を作り始めたデザイナーの三原康裕は、1996年に自身のレーベル「MIHARA YASUHIRO」を設立。2016-17年秋冬シーズンからは「ミハラヤスヒロ」を継承しつつメインコレクションを「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」で展開。2020年春夏シーズンからはウェアのコレクションラインをメゾン ミハラヤスヒロに統一している。
2021年春夏シーズンからは、天然由来の素材を使用することにこだわり、トレーサビリティを向上させたライン「ジェネラルスケール(General Scale)」と生地やシルエット、着心地を追求したカプセルコレクション「インストルメンタル(in・stru(men-tal).)」などを展開している。ジェネラル スケールはソールからアッパー、ミシン糸までスニーカーを構成する全てのパーツに生分解性の素材を用いたプロダクトをラインナップ。「歌詞のない曲」を意味するインストルメンタルではコレクションラインとは対照にデザインを削ぎ落とし、デザイナー三原自身のワードローブを表現している。
- BRAND CONCEPT -
クリエイションの哲学は「Sublime Meets Ridiculous」
メゾン ミハラヤスヒロのクリエイションの哲学は「Sublime Meets Ridiculous」。直訳すると「崇高なことと馬鹿げたことが同時に起きる」という意味だが、人々に強制的に創造性を与えるクリエイションという想いが込められている。メゾン ミハラヤスヒロでは、クリエイションの哲学を反映した既存の枠にとらわれない発想や、深く踏み込んだデザインワーク、ストイックでありながら遊び心のあるシューズや服を展開し、国内外から注目を浴び続けている。ブランドロゴには「ロールシャッハテスト」を取り入れているのも印象的だ。
- CHARACTERISTIC ITEM -
ブランドを代表するアイテムはオリジナルソールスニーカー
メゾン ミハラヤスヒロでは、デザイナーのルーツでもあるシューズが人気アイテムのひとつ。特にスニーカーはブランドを代表するアイコニックなアイテムで、デザイナー自身が粘土で作り上げた型から生まれた唯一無二の形状のオリジナルソール、太めのシューレースなどがアクセントとなっている。
- MAIN SHOP -
直営店は東京や大阪、福岡に出店
直営店は表参道ヒルズや伊勢丹メンズ・ウィメンズ新宿、大阪、福岡に出店。このほか、全国約60店舗のセレクトショップで取り扱われている。
- CONCEPT STORE -
故郷の福岡にコンセプトショップをオープン
Image by: Maison MIHARA YASUHIRO
2021年9月には三原の故郷・福岡に実験的な取り組みを行うコンセプトショップ「メゾンエムワイラボ(Maison (MY) Labo.)」を出店。店頭では、メゾン ミハラヤスヒロや、サステナブルなプロダクトライン「ジェネラル スケール」、ストレスフリーなカプセルコレクション「インストルメンタル」などのアパレルをはじめ、フランスのオーガニックコスメブランド「コディナ(CODINA)」のアイテムといったライフスタイルプロダクトをラインナップ。このほか、アートの作品展示も行っており、ブランドの世界観を体感できる空間となっている。
- COLLABORATION -
コラボレーションにも精力的
メゾン ミハラヤスヒロでは、これまでに様々なブランドとのコラボレーションを展開。国内ブランドだけではなく、「フィラ(FILA)」「ウニマティック(UNIMATIC)」「プーマ(PUMA)」「トゥミ(TUMI)」といったグローバルブランドとのコラボレーションも実施してきた。
2021年には「ジーユー(GU)」と初のコラボコレクションを発売。「グッドインスピレーション(GoodInspiration)」をコンセプトに、創造力で世界を明るくしたいという想いをコレクションに反映し、ブランドを代表するスニーカーやバンダナ柄のアイテムなど全33型を販売した。
- MYne -
若い世代の視点からクリエイションする「MYne」
2015年11月に「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」のスタイル美学を受け継ぎながら、ストリートにアンテナを張る若い世代のアイデアを取り入れたブランドとして設立した「マイン(MYne)」。「youth」「children」をテーマに、若い世代にフィーチャーしたコレクションを発表してきた。2019年サマーコレクションから神谷康司がディレクターを務めている。
- NEW COLLECTION -
最新コレクション2022年春夏の特徴
2022年春夏コレクションは、先シーズンの続編として空港を舞台にしたムービー形式で発表。コレクションのテーマは「非日常こそが日常」という意味が込められた"USUAL"。シルエットを作り出すパターンで「歪さの美」を表現したという。コレクションではこのほか、偉人の愛用品をオマージュしたコラボレーションプロダクトなども披露された。
主要年表
【2021年】
コンセプトショップ「メゾンエムワイラボ(Maison (MY) Labo.)」を福岡にオープン。
新ライン「ジェネラルスケール(General Scale)」「インストルメンタル(in・stru(men-tal).)」をローンチ。
「ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)」が「ジーユー(GU)」と初コラボ。
【2020年】
「フィラ(FILA)」とのコラボコレクションをローンチ。
スニーカーに特化した謎のコンセプトショップ「MY Foot Products」を原宿にオープン。
2020年春夏シーズンからウェアのコレクションラインを「メゾン ミハラヤスヒロ」に統一。
【2018年】
2019年春夏シーズンからコレクション発表の場を再びパリに移す。
【2017年】
2017-18年秋冬コレクションより、新ライン「フィット ミハラ ヤスヒロ(FIT MIHARA YASUHIRO)」を発表。
2017年春夏シーズンより、コレクション発表の地をパリからロンドンに移すと発表。
【2016年】
新ライン「ネハン ミハラ ヤスヒロ(Nehanne MIHARA YASUHIRO)」のコレクションを始動。
2016-17年秋冬コレクションよりブランド名を「ミハラヤスヒロ」から「メゾン ミハラヤスヒロ」に変更。「ミハラヤスヒロ」を継承しつつ、メインラインを「メゾン ミハラヤスヒロ」で展開。
2016年春夏コレクションより若い世代のアイディアを取り入れた新ライン「マイン(MYne)」がデビュー。
ヴィンテージやミリタリーから着想した新ライン「ミハラヤスヒロ モディファイド(MIHARAYASUHIRO Modified)」を設立。
【2014年】
シューズに特化したショップ「アトリエミハラヤスヒロ(Atelier MIHARAYASUHIRO)」を神宮前にオープン。
【2013年】
ビジネスシューズの新ライン「MIHARAYASUHIRO Bussiness Line」を発表。
初の雑誌「MAGAZINE by MIHARAYASUHIRO」を創刊。表紙には俳優の永山瑛太を起用。
【2012年】
大阪・堀江に直営店を再出店。
【2011年】
ブランド初の新ラインとして「ミハラヤスヒロ デニム(MIHARAYASUHIRO DENIM)」がデビュー。
【2010年】
表参道のフラッグシップショップ「SOSU MIHARAYASUHIRO」を「MIHARAYASUHIRO TOKYO」として移転オープン。
【2007年】
2007年秋冬シーズンから、コレクション発表の場をミラノからパリに移す。
【2005年】
2005年秋冬シーズンでミラノコレクションに初参加。
【2000年】
「プーマ(PUMA)」とのコラボコレクションを発表。
【1999年】
運営会社のソスウ(SOSU)を設立。
ミハラヤスヒロのウェアラインを東京コレクションで発表。
【1998年】
ブランド初のショップ「ソスウ ミハラヤスヒロ(SOSU MIHARAYASUHIRO)」をオープン。
【1996年】
自身のレーベル「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」を設立。
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