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OAMC

オーエーエムシー

「オーエーエムシー」とは?——「ジル サンダー」も手がけるデザイナーによるブランドの歴史から人気コラボまで

メンズ

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オーエーエムシー

「オーエーエムシー」とは?——「ジル サンダー」も手がけるデザイナーによるブランドの歴史から人気コラボまで

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2014年、デザイナーのルーク・メイヤー(Luke Meier)とビジネスパートナーのアルノー・ファー(Arnaud Faeh)がパリでスタート。ルークは元「シュプリーム(Supreme)」のヘッドデザイナーで、現在は 「ジル サンダー(JIL SANDER)」のクリエイティブ・ディレクターでもある。アルノーは 「カーハートWIP(Carhartt WIP)」のクリエイティブ・ディレクターを担当していた経歴を持つ。「オーエーエムシー(OAMC)」はワーク&ミリタリー、ストリート、テーラード、ラグジュアリーといった、メンズウエアにおいてエッセンシャルな要素を掛け合わせたコレクションを提案。上質な素材にこだわり、無駄を排したシンプルでクリーンなデザインが魅力。デザインはパリで、商品企画と生産はミラノで行なっている。ほとんどのアイテムはイタリア製。「ヴァレンティノ(VALENTINO)」や「トム フォード(TOM FORD)」と同じ工場で生産されるアイテムは、クオリティの高さにも定評がある。

デザイナー

ルーク・メイヤー

Luke Meier

カナダ・バンクーバー出身。アメリカの名門私立大学ジョージタウン大学で金融と国際ビジネスを学んだのち、渡英。オックスフォード大学で経営学を学び、アメリカに戻りニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)に入学。就職活動はせず、「シュプリーム」創設者ジェームス・ジェッビア(James Jebbia)との出会いから同氏の下で働くようになる。「シュプリーム」でヘッドデザイナーを務め、2014年に「オーエーエムーシー」を始動。2017年からは、妻のルーシー・メイヤー(Lucie Meier)と「ジル サンダー」のクリエイティブ・ディレクターも務めている。

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- CONCEPT -

クラシックの中にストリートを感じさせるデザイン

 イタリアでテーラードを学んだ背景を持つデザイナーによる、高品質で仕立ての良いウェアがベース。そこに、ストリートやアートといったカルチャーのエッセンスを散りばめたコレクションが特徴。ハイテク素材を取り入れたり、アウトドア由来の技術を取り入れたりして、クラシカルな定番アイテムを実用的かつモダンに昇華させている。ウェアだけでなく、ミニマルで構築的なバッグ&シューズなどのアクセサリーも魅力。

- CHARACTERISTIC ITEM -

アイコンの一つは、"ピースメーカー"ジャケット

 シンプルで飽きのこないTシャツやシャツ、スラックスなど人気アイテムが多い「オーエーエムシー」。中でも、ほぼ毎シーズン新作をリリースしているアイコンジャケットが「ピースメーカー(PEACEMAKER)」シリーズ。「ピースメーカー」とは社会や環境、政治に関わる問題に対して思いやりと行動力のメッセージを広めることを目的とした慈善団体のことで、彼らの活動に共感してジャケットを製作したのが始まり。ヴィンテージのミリタリーライナージャケットにPEACEMAKERロゴを印象的にのせ、シンプルながらメッセージ性の強いアウターに仕上げている。古巣の「シュプリーム」とコラボレーションし、売り上げを慈善団体「Immigrant Families Together」に寄付するプロジェクトも行なった。

オーエーエムシー ピースメーカージャケット

DOT PEACEMAKER LINER

Imaged by OAMC

- COLLABORATION -

縁が深いコラボレーションブランドは「アディダス オリジナルス」

 2019年に始動した「アディダス オリジナルス バイ オーエーエムシー(adidas Originals by OAMC)」は、「オーエーエムシー」が「アディダス オリジナルス」のアイコンスニーカーを再構築し、高機能かつ洗練されたデザインにアップデート。「Type O-1」から「Type O-9」(2021年春夏シーズン現在)まで継続している人気企画。

アディダス オーエーエムシー

Type O-9

Imaged by adidas originals

- SHOP -

日本での主な取扱店は高感度セレクトショップ

 直営店はなく、卸売りのみ。アジアの中では日本での取り扱い店舗数がトップで、伊勢丹新宿本店メンズ館や阪急百貨店メンズ館といった百貨店の他、エディションやロンハーマン、ビオトープといったセレクトショップで販売している。

- COLLECTION -

アウターが充実、2022年春夏コレクション

 ドイツの工業デザイナー、ディーター・ラムスのデザイン信念「Less, but better」(=より少なく、でもより良く)にインスピレーションを得て、本質的なシンプリシティに立ち返ったコレクション。大きなパッチポケットが目を引くワークジャケットからシームレスブルゾン、コントラストを効かせたキルティングコートまで、アウターを豊富にラインナップ。イエローやブルーといったカラーアイテムには柔らかく滲ませたタイダイ柄をのせ、ニュアンスをプラスした。

オーエーエムシー  2022年春夏コレクション
オーエーエムシー  2022年春夏コレクション
オーエーエムシー  2022年春夏コレクション

2022年春夏コレクション

Image by OAMC

HISTORY

主要年表

【2021年】
「DOT PEACEMAKER LINER」の新色を発売
「adidas Originals by OAMC」新作シューズ「Type O-9」発売。
「DOT PEACEMAKER LINER」発売

【2020年】
藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(fragment design)」とコラボレーション

【2019年】
「adidas Originals by OAMC」第2弾を発売
「adidas Originals by OAMC」新作シューズを発売
「シュプリーム」とのコラボレーションを発表

【2018年】

ブラックナイロンを使用したトレンチコートを発売

【2017年】
妻のルーシー・メイヤーと共に「ジル・サンダー」クリエイティブ・ディレクターに就任

【2016年】
仏ファッション賞「アンダム」2016年ファイナリストに選出

【2015年】
ユナイテッドアローズ&サンズでポップアップ開催

【2014年】
ルーク・メイヤーがビジネスパートナーのアルノー・ファーとともに「OAMC」を始動。

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