Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】高校卒業に合わせメジャーデビュー、18歳の女性ラッパーDAOKOの素顔とは?

―メジャーデビューで何か変わったことはありますか?

 音楽に費やす時間が増えたと思います。今まではこういった取材もなかったですし、心意気としても、今までは「のほほん」としていたところもありました。覚悟じゃないですけどプロとしてしっかりしようと思うようになりました。

―今回リリースされるアルバムでは、チームでのモノ作りを経験しています。

 これまでは「LOW HIGH WHO?」のオーナーと2マンスタイルで曲を作ってきましたが、今回初めてチームでの制作を経験しました。戸惑うこともありましたけど、新鮮でとても楽しかったですね。例えば曲のタイトルも先にタイトルをもらって、そこから連想ゲームのように歌詞を考えていくというこれまでにはなかったスタイルで制作しています。

―EDM調の楽曲にも初挑戦したと聞きました。

 EDMは自分自身あんまり得意じゃないんです。でも今回は電子音じゃないですけど、EDMのような曲が多めになったと思います。今回たくさんの人の支えもあって苦手な部分に挑戦できたところはステップアップに繋がったと感じていますね。

―「水星」のMVについて教えてください。

 椎名林檎さんや木村カエラさんなどのミュージック・ビデオなどを手掛けるCentral67の木村豊さんにディレクションを担当して頂きました。私は椎名林檎さんがすごく好きで、小さい頃からずっと聞いていたのでとても嬉しかったです。タイピングをしている場面はリアルな私の日常を忠実に再現されていたり、かなり現実に基づいたMVに仕上がっていると思います。

―お気に入りの楽曲は?

 どれも気に入っているんですが、個人的には最初のトラックの時点で一番好きだった「ないものねだり」というちょっとドリーミーな曲です。というのも「ないものねだり」はインディーズ盤ではできはなかった音の構成で、ちょっとこれまでになかった感じのトラック。個人的にメルヘンな感じもツボで、作っていてすごく楽しかったです。

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―今はリリックだけを作っているのですか?

 作曲というよりも、メロディーラインを自分で作ってはいるんですけど、トラックは作れないので、今のところはトラックメーカーさんに提供して頂いています。詩とメロディー、サビのフック部分は自分で制作していますね。

―詩はパソコンの前で制作すると聞きました。

 そうですね。基本的には普段から詩を書き溜めておくというタイプではないので。寝転んだ状態でiPhoneで書いてたりした時期もあったんですけど、パソコンの方がリズミカルに打てるというか、トラック聴きながら音をはめていくのにはタイピングの方が速く打てるし効率的だし、なんとなくリズム感が出ます(笑)。

―詩のアイデアソースは?

 一番はトラックですね。提示された単語とかキーワードをつなげて、頭の中に物語を作ります。憑依じゃないですが、リリックを考えるときは普段の自分とはちょっと違う。だから完成しても、次の日作ったものを見たら「こんな曲作った覚えない」みたいなことも結構あるんです(笑)。作品の中に没頭しすぎてよくそうなりますね。

―空想が好き?

 好きですね。幼少期によく寝る前に自分を主人公にした話とか考えてたりしていました。好きなアニメの世界の中に自分を登場させたりしています。「シャーマンキング」が好きなので、自分の能力を考えたりして遊んだりもしていました(笑)。

―従来のヒップホップは自己主張が強い歌詞が多いですが、DAOKOさんの曲は控えめな印象があります。

 「成り上がってやる!」とかそういう確固たる意思みたいのはあまりなく......。もちろん「スターになりたい」とか、「いけるとこまでいってみたい」という思いはありますけど未知数すぎて(笑)。自分に自信がないのでそこまで強いメッセージを発することができないんです。

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―若い頃から活躍してるにも関わらず自信がない?

 自信のなさを補うためじゃないですけど、自分の欠損した部分を補完するために音楽をやっていて。曲を書きたいなって思うときはだいたい満たされていないときや、ネガティブな気持ちのときの方が多いんです。もともと根暗だからっていうのもあるんですけど、"負"から生まれる作品が多いですね。

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