「エルメス（HERMÈS）」出身のデザイナー寺西俊輔が2018年に立ち上げた日本の伝統産業の持続可能性を追求するプロジェクト「アルルナータ（ARLNATA）」が、石川県・白山工房の牛首紬とコラボレーションしたイベント「ARLNATA×牛首紬 SPECIAL COLLECTION in ISETAN 2020」を伊勢丹新宿店で開催する。会期は9月23日から29日まで（25日は休業）。

　牛首紬は12世紀ごろに石川県白山市で誕生した伝統の絹織物で、石川県指定無形文化財をはじめとする各種の指定を受けている。

　今回のイベントでは着物を仕立てる時と同様に、選んだ反物を使い、サンプルデザインの中からオリジナルアイテムを仕立てることができる。オーダーできるアイテムは、ウィメンズがコート、ワンピースコート、ロングシャツコート、クラシックシャツの4型で、メンズがコート、ロングシャツ、クラシックシャツの3型。コートは一反から一着のみ、コート以外のアイテムは一反で2アイテムを仕立てることができる。また、襟やカフスに京丹後産の高級帯で使用する螺鈿織（らでんおり）をデザインできるオプションも用意。最終金額は反物本体の価格（28万円〜）に加え、仕立て代（税込4万4000〜38万5000円）が発生する。オーダー受付期間は9月27日まで。

　なお牛首紬の反物販売では、反物単体で従来の着物としての仕立てにも対応する。

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■ARLNATA×牛首紬 SPECIAL COLLECTION in ISETAN 2020
会期：2020年9月23日（水）〜9月24日（木）、9月26日（土）〜29日（火）※25日（金）はイベント開催のため休業
※反物からの洋服仕立てオーダーは27日（日）まで
会場：伊勢丹新宿店 本館7階呉服
営業時間：10:00〜20:00

■ARLNATA：公式サイト