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地面を足で蹴らなくても進む電動タイプのキックスクーターがこのところ人気だ。最近では、新型コロナウイルスで公共交通機関を避けたいという人の通勤・通学手段としても使われている。
そのキックスクーター、使用しないときの持ち運びの不便さを解決する新製品がクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。折りたたむとバックパックに入れられるほどコンパクトになる「BooZter」だ。
ラップトップPCサイズに
ほとんどのキックスクーターが電動・非電動にかかわらず、ポール部分と足を載せるボード部分を重ね合わせるようにして2つ折りできる。玄関先に置いたり、車のトランクに収納したりするぶんにはそれでいいが、持ち歩くとなればなかなか邪魔になる。
そこでBooZterでは、ハンドルやポール、足を置くパッド部分などを折りたたんで四角状にコンパクトにできるようデザインされた。26×47センチとラップトップPCほどのサイズだ。
もちろんラップトップPCより厚みはあるが、それでも全体の重量は6.5キロなので十分持ち運びは可能。バックパックにも入れられる。現在特許を出願中の折りたたみメカニズムにより、わずか10秒で折りたたむことができる。
傾斜12度の坂道にも対応
キックスクーターとしての性能はというと、フル充電時の航続距離は約20キロメートルとなっている。250ワットのモーターを搭載し、最高速度は時速20キロだ。傾斜12度までの登り坂も走行できる。
充電は最大100ワットのUSB Type-C PDに対応し、その場合、所要時間は約2時間となる。
また、BooZter本体のUSBポートにケーブルを差し込んで、BooZterのバッテリーでスマホなどを充電できるのもユニークだ。
手軽に走行したり携帯したりできるBooZterは現在Kickstarterで資金調達を展開していて、記事執筆時点の出資額は899ドル(約9万3000円)〜となっている。すでに目標額は達成している。来年1月14日まで出資を受け付け、配達は同8月の予定だ。
BooZter/Kickstarter
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