会議、商談、授業など、あらゆる場面でWebコミュニケーションが必須となった昨今。しかし、Web会議などで「自分の顔の表情や雰囲気が、相手に伝わりにくい」と思ったことはないだろうか? そんな悩みを解決するツールが登場した。
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株式会社クオリスは、Webコミュニケーションにおいて活用できる仮想カメラデバイス「cameleon(カメレオン)」を正式にリリースした。株式会社Live2Dと共同開発した同製品は、複雑な照明設備や設定がなくとも、簡単に最適なカメラ画像を映すことを可能にする。
「cameleon」は仮想デバイスドライバを通して、Zoom・Microsoft Teams・Google Meet・Skypeなど主要なWeb会議アプリに連動。Webカメラ画像を調整し、高品質のカラーフィルターとして動作するアプリだ。
照明器具の種類や撮影場所が変わっても、明るさ・色調などを調整し、安定した表情・雰囲気で配信が可能。このカラーフィルターを活用すれば、Web会議・Web面接・Web授業など様々な場面で、双方向の雰囲気をよりクリアに届けることができる。対応OSはWindows 10 64bit。
「cameleon」のアイデアは、株式会社Live2Dとの対話の中から生まれた。
同社では、「世界中で暗いニュースが多い中、Web会議においてはできるだけ明るく自然な映像でコミュニケーションを取りたい」という思いがあった。「急速に普及していくWeb会議において、本来の姿に近い映像で、お互いがその場にいるように対話できるソリューションへの潜在的なニーズは大きい。クオリス社の持つ技術を応用すれば早期に実現できるのでは」との提案から、共同プロジェクトが始まったのだという。
クオリスの担当者は「これまで多くの業界のソフトウェア開発に携わってきたことを活かし、様々な企業へヒアリングを実施し、多岐にわたるフィードバックを得ています。(中略)既に、業務実績があるAIとの連携により自動的に最適な色調へ調整する機能もスケジュールされており、今後さらに汎用性・可用性を高めてまいります」と述べている。
洗練されたユーザインタフェースにより、即座に最適なカメラ画像を演出できる「cameleon」。今後、Webで仕事をする人たちにとって必須のアイテムになっていくかもしれない。
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