ファッションレンタルサービス「コレコ(collEco)」を運営するcollEcoが、第三者割当増資で約7000万円を資金調達したと発表した。引受先は、W venturesと赤坂優氏らが運営するエンジェルファンドをはじめ、TLM(現mint)、iFund、ラクサス・テクノロジーズ代表取締役の児玉昇司氏、yutori代表取締役の片石貴展氏などが名を連ねる。
片石貴展氏
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コレコでは「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」といった外資系ブランドのほか、「オーラリー(AURALEE)」「ダイリク(DAIRIKU)」「グラフペーパー(Graphpaper)」「ラッドミュージシャン(LAD MUSICIAN)」「ジョンローレンスサリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」といったメンズのドメスティックを扱い、今年2月末時点で15ブランドをラインナップ。新作から定番アイテムまで1000点以上を取り揃えている。サービス全体ではなく商品ごとにレンタルできるシステムが特長で、短期間でレンタルできる「スポットレンタル」と、「月間レンタル」の2つのプランを用意。気に入ったアイテムはそのまま購入することもできる。
コレコを運営するのは現在22歳の濱﨑皓王(はまさきこうき)氏。以前からファッション好きで、起業を考えていた濱﨑氏は「若手でありながら上を目指せるプロダクト」としてファッションレンタル市場に着目。2020年3月にサービスと同名の運営会社collEcoを立ち上げ、現在の月間アクティブユーザーは1万3000人を超える。利用者の主な年齢層は18〜24歳の若い世代だ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出手控えの傾向から服の着用機会も減少しているが、濱﨑氏は「洋服を楽しむという本質的な価値は薄れない」とし、国内のファッションレンタル市場は成長の見込みがあると捉える。コレコは国内のドメスティックブランドを中心にラインナップの拡充を図ることで、ファッションの楽しさの提供に加えて、服の大量生産・大量消費といった業界の課題をレンタルサービスにより解決につなげていきたい考えだ。今回調達した資金は商品数の拡充に加えて、サービスとオペレーションの強化に充てる。将来的には「5年以内のIPO達成」を目指すという。
■コレコ:公式サイト
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